Day1714 2018.7.19 ガラパト〜
昨夜は宿の人間と思われる謎の男の声が隣の部屋からずっと聞こえてきて、ほとんど眠れなかった。。
何で客がいるのに夜中から歌い出すかな…
防音設備カンペキだと思ってるのかな…
壁にめっちゃ隙間あるけど!!
さて、朝になって改めて見てみると、まぁなかなかヒドいな。。
コレが宿ですからね。
ホテルです。
リッツカールトンもホテルですが、ココもホテルです。
すべての概念が覆されます。
さすが、アフリカです。
5:00に出発するぞ!!と叩き起こされたのに、時刻は既に7:00。
謎の待機時間です。
さすが、アフリカです。
昨日、エチオピアとの国境を越えられなかったので、一刻も早く国境を越えて目的地に行きたい。
それと、我々には不安材料が1つあるのです。
それは外国人登録をしていないというコト。
スーダンに3日以上滞在する場合は必ず外国人登録というものをしなくてはならないんだけど、既にビザ代で50ドル払ってて、さらに外国人登録料で2,000円くらいも払いたくない。
ただ、お金をこれ以上払いたくない、めんどくさいって理由でしなかったんだけど。
無事に出れるとイイなぁ。。
まだかまだかと文句を垂れているとようやく出発。
これからスーダン側の出国手続きへ全員で向かうコトに。
「荷物はココに置いておけ」とガイドみたいなヤツに言われたんだけど、いやいやいやいやココ普通に道じゃん!!
普通の道に荷物をまとめて置いておくって言うけど、盗みたい放題じゃん!!
悪いヤツ来たら一瞬でアウトのヤツよ!!
持っていきたいと訴えるも結構強めに却下されたので、もう運任せ。
頼む…荷物よ、無事に残っていてくれ。。
まず向かったのは、よく分からない建物。
一列に並ばされて1人ずつ入っていくんだけど、出国スタンプを押す所だった。
外国人登録という名の不安材料を抱えながら待っていると、順番がやって来た。
結構、圧強めな人でパスポートを念入りにチェックしている。
頼む頼む…と必死に心の中で懇願しながら、え??何ですか??みたいな顔で平然を装う。
バスンッ…☆
無事に出国スタンプ獲得でございます〜!!
建物を出て全員が揃ったら、野ざらしに放置されている荷物を回収。
無事で良かった…
「じゃあ、次はあそこの建物に行け!」
終わりじゃなかったんかい…!!
どうやら荷物検査らしい。
台の上に荷物を置いて、カバンを広げた。
まぁ、ご丁寧に底からほじくり返してくれて、片付け大変。
昨日、荷物片付けるのが面倒でカバン開けなかったのにねええええええええ!!!!!!
荷物検査を終えて、外に出た。
「次はあそこの建物に行け!」
終わりじゃないんかい…!!
案内された建物に入り係員にパスポートを渡すとパスポートのコピーが必要だと言う。
そして、イヤ〜な言葉を聞いてしまった。
「あれ〜スーダンに7日間居るねぇ。外国人登録証は??え、無いの??大丈夫大丈夫、ココで作れるから。お金払うだけでOKだから。」
はい、バレました。
くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!
もうバレた以上はどうしようも無いので、おとなしくお金払いますか。。
近くの商店でコピーが出来るというコトだったので行ってみたんだけど、停電中らしく2時間くらい待てば復旧するとのコト。
さすがに2時間も待てない…
すると案内してくれてる人がエチオピア側に行こうとボーダーの人に事情を話してくれて、入国スタンプもらう前にエチオピア入国。
1つの商店に入り、無事コピーゲット。
スーダンに戻り、先ほどの建物へ。
紙を渡されたので、必要事項を記入してパスポートのコピーと一緒に提出。
先ほど出国スタンプをもらったハズなんだけど、もう1回スタンプを押された。
さて、外国人登録はいくらかな。。
「外国人登録はイイや!!気を付けて行けよ!!」
まじ??
そんな緩い感じでOKなの??
とりあえず、OKならOKでありがたいっす!!ありがとう!!
というワケで、ようやくスーダン出国でございます!!
いざ、エチオピア側へ!!
エチオピア側のイミグレーションを見つけて中に入ろうとすると入口に立っていた人に止められた。
「何人??どこの国から来たの??」などと質問してくる。
その質問をスマホのアプリに入力している。
エチオピアって、ハイテクなの!?
別の機械で熱も測られたら建物の中へ。
順番待ちをしたら、入国審査。
難しいコトは特に無く、入国スタンプをゲット!!
さて、次の問題は…両替!!
しかも、闇両替からの両替!!
スーダンで大量に両替したスーダンポンドをエチオピアブルにしないといけない。
ちょっと前までは100スーダンポンド=120エチオピアブルだったみたいなんだけど…
今、スーダンポンドの価値は飛ぶ鳥を落とす勢い…ならぬ飛んでる鳥が落ちる勢いで暴落しているらしい。
良くて100スーダンポンド=100エチオピアブルの等価がイイところかな。。
道を歩いていると色んな所から両替の話が来るんだけど、どこもレートが悪過ぎ。
とても両替なんてしたくなくなるレベル
みんな口を揃えて言うのは同じ。
「スーダンポンドなんて、今や紙クズと同じだぜ??」
まじか…
400USドルも紙クズに替えてしまったのか。。
ギリギリ損はしないくらいなんだけど、少しでもプラスにしておきたいなぁ。。
何軒も回っている中で気付いたコトがある。
さっきからずっとくっついて来てるヤツが居るんだけど、どうやらそいつが中間マージンを取っている様子。
そのせいでレートが悪くなっているみたいだ。
何とか振り切ろうとするも必死で食らいついてくる。
「頼むからどっか行ってくれ。オレ1人で両替しに行きたい。」
それでも必死に食いついてくる。
その内、段々とイライラしてきてしまった。
あぁ…ウザい。。
ハッ…そうだった…ココは世界三大ウザい国のさらに上を行く世界一ウザい国だった。
何とか振り切って両替してくれる人を探す。
何人かに聞いて回るが、どこもヤツの息がかかった人ばかり。
昼間から酒場で呑んだくれてる集団に絡まれ、話しているとスーダンとエチオピアをトラックで往復しているドライバーが両替してもイイかなと言ってくれるが、それでもレートはあまり良くない。
一旦、保留にさせてもらって他も聞いてみるコトに。
何軒も聞いている内に1軒の美容院の店主が両替してくれるコトになった。
レートは100スーダンポンドが76エチオピアブル。
今までの中で1番イイ。
もし、この国境付近で両替出来ないとなると他で両替出来る場所は無いらしい。
もしかしたら首都のアディスアベバで両替出来るかもしれないけど、望みは薄い。
その店主は「スーダンポンドは本当に紙クズ同様になっている。手助けしてあげたいという気持ちだけで両替するんだ。これ以上のレートは見込めないよ。」と言う。
「アディスアベバのスーダン大使館でスーダンに行く人を見つけて両替してくれる人を見つけるのが1番イイかもしれないけど、確率はね…」
確かに彼の言う通り、スーダン大使館の前でスーダンに行く人を見つけて両替してもらうのが1番レートがイイけど、その可能性は低い。
彼に両替を頼むコトにした。
薄暗いバーの奥に進み、両替してもらった。
結果は17,332ポンドが13,100ブルになった。
USドル→スーダンポンド→エチオピアブルの両替で錬金術の結果は…
約1万円のプラス!!
まぁまぁまぁまぁ。
うん、マイナスにならなくて良かった。
むしろ、1万円もプラスになったから上出来か。
スーダンポンドなんて紙クズと一緒だぜって言われた時にはどうなるコトかと思った。
いや〜問題が1つ片付いて良かった。
さて、もうココでやるコトは終わった。
次の街に向けて出発するか…!!
本来は首都のアディスアベバに行く予定だったんだけど、予期せぬ事態で国境の街メテマに滞在するコトになってしまった。
今からアディスアベバに行くのは無駄な気がするので、このままいくつか街を刻んで本来の目的地メケレに向かった方が良さそうだ。
近くのバスが集まっている場所まで行くと約200km先のゴンダールという街まで行くバス…というかバンがあったので、それに乗るコトに。
もしかしたら今日中にメケレまでの分岐点ウェルディアまで行けるかもしれない。
よし、まずはゴンダールへ!!
運賃に荷物代が入っているコトを確認して乗るコトにしたんだけど、案の定荷物代を請求される。
ウザいなぁ。。
それでも窓から見える緑に心癒された。
エジプトもスーダンも砂漠地帯で、一切緑を見なかったからな。
久しぶりの緑だ。
やっぱ緑って、心が落ち着くなぁ。。
そんな中、派手に事故っている車を発見。
緑で心落ち着かせようぜ。。
この後、何台も事故車を見るコトになるんだけど、エチオピア事故多すぎ。
無事にゴンダールまで着いてくれよ…
To Be Continued →
ようやくスーダン脱出!!そして錬金術の結果は…
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。
コメントを残す