エチオピアでキャバクラ!?まじ半端ないって!!

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Day1714 2018.7.19 ガラパト〜ゴンダール

スーダンとの国境沿いの街メテマを出発した乗り合いバンはグイグイと山道を進んで走った。


緑が多くて見ていて気持ちがイイのだけれど、クネクネと曲がる道を進むに連れて、ふと不安要素を1つ思い出した。

それは、エチアピア人は乗り物に弱いというコト。

元々、三半規管が弱いのかバスの中は常にゲロまみれだという話をよく旅人から聞く。

大丈夫かな〜と心配していると案の定バンのスタッフがゲロ袋を配りだした。

そして、1人…また1人と配られた袋にゲロを吐いていく。

匂いが車内に立ち込めてくる。

あ〜この臭いだけで、もらいゲロしそう…

頼むから窓を開けて換気してくれ…

そう願うのだけど、エチオピア人は車の窓を開けない。

なぜか??

それは、悪霊が入ってくるから。

まじかよ!!と驚きな理由なんだけど、コレが結構まじらしく誰も窓を開けようとしない。

こっそりと窓を開けようもんなら、誰かがすぐに窓を閉めてくる。

車内はそこそこの温度で暑い。

絶対、窓開けてた方が快適だし、乗り物酔いがマシになると思うんだけど…

世の中には理解出来ない概念というものがあるのです。

悪霊より乗り物酔いの方がキツいと思うんだけどな…

しばらく走ったところで人がチラホラと乗ってきた。

4人シートのところに5人で乗るのでギュウギュウだ。

そして、問題発生…!!


この隣に乗っている女が、やたらとオレの太ももの辺りを触ってくる。

最初は気のせいかと思ったんだけど、気のせいじゃない。

オレもモテるからなぁ。。

しつこく触ってくる。

しかも、ポケットの辺りを執拗に触ってくる。

ハッ…

まさか、コイツ…スリか??

ちょうどジーンズの右ポケットの辺りを何かを探すように触ってくる。

顔は外の方を向けつつも腕を組んだフリをして右手で触ってくる。

右ポケットにはiPhoneが入っている。

咄嗟にiPhoneは手で持ってた方がイイなと判断して、ポケットから取り出した。

その後も膝の方まで触ってきたけど、怪しすぎる。。

その女は諦めたのか途中で降りていったけど、絶対に狙ってたな。。

乗り合いバンは6時間ほどで次の街ゴンダールに到着した。

しかし、グーグルマップで確認してみると街中まではまだありそうだ。

バンのスタッフは「ココで乗り換えろ」と言う。

何だかよく分からないまま、バスターミナルに向かうと言う他のバンに乗り換えた。

乗り換えの際に変なヤツが「荷物運んだから金をよこせ!!」としつこく言ってきてバンに乗り込んできたんだけど、頑なに拒否して払わなかったら途中で降ろされてた。笑

絶対言われるの分かってたから自分で運んだからね。

てか、そいつ一瞬触れただけだし。笑

バンはしばらく走って、言われるがままにバスターミナル近辺で降ろされ、そこから歩いてバスターミナルに向かった。

バスターミナルの入口に到着すると一瞬で人だかり。

15人くらいが一気に詰め寄ってきたんだけど、コイツら全員マージン目的か…と思うとげんなりした。

信用出来そうな人を見つけて、次の街ウェルディア行きのバスが何時に出るか尋ねてみると「今日のバスはもう無い」とのコトだった。

ゴンダール滞在確定。。

ホントは、このまま次の街まで行きたかったんだけどなぁ。。

あぁ、アディスアベバ直通のに乗ってれば今頃着いてたんだろうなぁ。。

しつこい客引きを無視し続けながら情報を探す。

分かったのは、明日の朝5:00にもう1つのターミナルから出ているというコト。

そうとなったら、ゴンダールで宿見つけますか。

街中にWi-Fiは無さそうなので、飛び込みで見つけるしか無さそうだな。

適当に歩き始めるとすぐにホテルが見つかった。

バスターミナルの近くだから、おそらく高いだろうな。

そう思いながらも聞いてみると、ツインの部屋が160ブル(約640円)だった。

1人80ブル(約320円)って、安いな!!

即決!!


昔のラブホを連想させるような光沢のあるシーツ。

趣があるなぁ。。

安いのはイイんだけど、今は断水中らしく水が出ないみたい。

よくよく聞いてみるとゴンダールでは断水が当たり前なんだそう。

Wi-Fiももちろん無い。

まぁ、仕方ないね。

荷物を下ろしたらゴハン探しの旅に出ますか。

下の階に降りると若い娘さんたちに「コーヒー飲む??」と言われたので、飲んでみるコトに。

そう、エチオピアはコーヒーが有名なのだ。

エチオピアコーヒーを淹れるコーヒーセレモニーというのもあるらしい。

話を聞いてみると、宿の娘さんと友達で1階のカフェでコーヒーセレモニーの仕事をしているみたい。


エスプレッソよりも気持ち大きめのサイズのカップにコーヒーを注いでくれ、そこに大量の砂糖を入れるのがエチオピアスタイル。

最初はコーヒー自体の味を見てみたかったので、砂糖抜きで飲もうとすると目を丸くして驚いていた。

コーヒーはとても濃くて苦味も強い。

そこに大量の砂糖を入れるととても美味しかった。

値段は1杯10ブル(約40円)。

なかなか愛嬌のある2人で、拙い英語ながらも話が盛り上がってビールも頼んでしまった。


ビール…

何て久しぶりの響きなんだ…!!

そう、スーダンは酒類の販売を禁止している国。

ごくわずかの地域で密造酒を作っているらしいんだけど、いろいろとリスクがあるので我慢していたのだ。

そのせいで、予定外にも1週間禁酒してしまったのだ…!!

久しぶりのビール…いただきます!!

ゴクッゴクッゴクッ…

うンめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!

酒が梅ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!

しかも驚き桃の木、ビールが1本14ブル(約56円)!!

安い!!安いよ!!

あ〜こりゃいかん。。

飲みすぎちゃう予感しかしない。。

明日早いのに。。

イイ感じで4人で話してたんだけど、家に帰って家事をしなきゃいけないってコトで解散!!

楽しかった!!


はてさて、宿を出る前から寄り道してしまったけど、ゴハン探しの旅に出ますか。

ゴンダールの街はお世辞にもキレイとは言えないような感じの街でゴミゴミしている。

牛がその辺を歩いていたり、何だかこれまでの街とは一味違った感じで、それが旅情を生んでくれる。

しかし、この街は飯屋という飯屋が無い。

そもそも、どこもかしこも閉まっていて、開いている食堂やカフェに入っても食料不足なのか供給が上手くいってないのか分からないけど、どのメニューを指差しても「無い、無い」と言う。

そんな中、どこの店でもあるのが、あのインジェラパスタ

どこのお店もこの2つだけは必ずある。

というか、この2つしか無い。

30分以上探し回ったけど、もう開いてる店が無い。

もう街の外れの方にやってきたのか、ローカル感がどんどん濃くなってきた。

これ以上端の方に行くと治安的にも不安になってくるライン。

最後、カフェで聞いてなかったら諦めよう。


建物の3階にあるカフェに入った。

「メニュー見せてください。」

「インジェラかパスタよ!!」

はい、安定の2択!!

オレはもう諦めた!!

マズいメシを食うくらいならビール飲んで寝る!!

そうは言っても一緒にいるタローくんは空腹過ぎてヤバいらしいので、パスタを頼むコトに。

オレはビール。


席に座っていると若い女の子たちがやって来た。

何か伝えようとしてくるけど、英語があまり話せないようでモジモジしている。

ジェスチャーと翻訳アプリを使って現地の言葉アマリーニャ語と日本語と英語を教え合って、会話している内に仲良くなってきて、写真大会。


もうね、めっちゃ楽しいの。

ハードディスクが壊れてデータ飛んだのが悔やまれるゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!

とりあえず、ビール2本目。


タローくんのパスタがやってきた。

まさかのパスタonインジェラ

インジェラの上にパスタが乗ってる!!

ウケる!!

パスタの味の方は…イマイチだったらしい。。

飲みながらキャッキャやってるんだけど、ヤバいね。

楽しいね。

そんで、エチオピア自体なのかゴンダールだけなのか分かんないけど、ノーブラ率が半端ない!!

みんなノーブラ!!

半端ないって、ノーブラ!!

みんなお笑いする時に身体仰け反るんだけど、破壊力が半端なかったです。

てか、そもそもコレ…キャバクラじゃん…!!

お酒飲みながら女の子とキャッキャして…

まさかエチオピアにもあったなんて。。

そんな感じで、みんなでキャッキャしてたら店主なのか彼女たちのお母さんがやって来て「イイ加減にしなさいよ!!」みたいな感じで彼女たちに怒ってしまった。

しょぼんと落ち込んでしまい、店から出ていくコトに。。

ありゃ〜何だか悪いコトしちゃったかな…

オレの下心がお母さんにバレちゃったかな…と心配しているとお母さんに呼び出された。

まじか…怒られるヤツ!?

店のベランダの隅に行くとお母さんに「食べなさい!!」と言われ、目を丸くした。

テーブルの上にあったのはインジェラ。

ほへ??

理解出来ないまま突っ立っていると、お母さんが器用にインジェラを丸めてオレの口の中へ突っ込んできた。

え?あ??インジェラ…!!

ワケも分からないままインジェラをモグモグ…

「美味しい??」

「うん、美味しい!」

この前食べたインジェラよりも美味しい気がする。

「もっと食べなさい!!」とまたインジェラを丸めて口に入れてくれる。

そうこうしている内にさっきの子たちが戻ってきて、ワーワーと何か言いながら駆け寄ってきた。

インジェラを食べている姿を見て笑っている。

「もっともっとー!!」そんな感じでインジェラを次々に手に取ってオレの口の中に入れてくる。

もう口の中はパンパン!!

めっちゃ面白いじゃん!!

調子に乗ってインジェラ食べまくるんだけど、口の中にもう入らんって!!

次第に悪ノリが始まって、激辛唐辛子入りのインジェラを口に入れてくるようになった。

「辛い〜辛い〜!!」とヒーヒーしてるを見て爆笑する彼女たち!!

めっちゃ楽しいじゃん!!

インジェラをあーんで食わせてもらってキャッキャして…

キャバクラか!!

楽し過ぎて、もう1回言ってしまった…!!

後から知ったんだけど、エチオピアでは家族や仲の良い友達と食べさせ合う習慣があるんだって。

そういった彼女たちの文化、輪の中に入れてもらえて嬉しかった。

言葉はカンペキに伝わらないけど、こうやって現地の人たちと触れ合って笑えるってイイよね。

予期せぬ形でゴンダールという街に降り立ったけど、面白い経験、楽しい思い出が出来てよかった!!

旅は道連れ、世は情け、人との出会いですな!!

To Be Continued →

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