Day1 2013.11.09 静岡 浜松〜鳥取 境港
遂にこの日がやって来た。
夢だった世界旅。
いつからだっただろうか…
漠然と海を渡り、日本以外の国…海外の色んな部分を見てみたいと思い始めたのは…
世界を回ろうと決めてから、約1年。
足踏みして、諦めようかと何度も思ったけど、遂に出発の日が来た。
資金は10万円。
既にフェリーのチケットを買ったりで、手元に残ったのは3万円だけ。。
どこまで行けるかわからないけど、自分の持ってる知識と技術で稼ぎながら行ける所まで行ってみよう。
ダメなら…その時はその時。
オレはそこまでの人間ってコトさ。
潔く薄暗い社会に戻ろう。
出発は地元浜松。
そこからは鳥取県の境港へ行き、フェリーでロシアのウラジオストクへ。
ウラジオストクからは、シベリア鉄道に乗ってモスクワへ。
そこから先は気分の向くまま、風の吹くまま思いついた先へ行こうと思う。
予定のルートは無い。
予定なんか立てても、どうせ上手くいくコトは少ない。
上手くいかなくてイライラするくらいなら、最初から何も無い方がイイ。
境港からウラジオストクへ行くフェリーは週に1回土曜の夜のみ出航している。
週に1回の乗船を逃すと、もう1週間日本に足踏みをするコトになる。
ロシアへの入国には事前にVISA申請が必要で、いつからいつまで滞在するか大体決めておかなければならない。
オレの場合、ロシアに長く滞在する予定は無かったので、大まかな予定だけ組んで30日VISAを申請した。
このVISAも勢いだけで申し込んだ。
物事は勢いが大事なんだ!
…と思いたい。
そして、VISAが届いたのが11月1日金曜日。
さすがに手元にVISAがないまま次の日出発予定も不安だったので、次の週に出発するコトに。。
そのまた次の週でもいいかなと思ったけど、色々と重なり過ぎで避けたかった。
ついに迎えた出発当日、寝ずに支度…なんだけど…
支度が全く終わらねぇッ!!
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいッッッ!!!!
何でこういう時に限って、時間が過ぎるのが早いんだッ‼
当初、予定していた鈍行列車に明らかに間に合わない…ムリして行っても、その次の乗り継ぎに支障が出て、鳥取から浜松にそのまま帰ってくるのが簡単に想像できる。
うん…
よし、新幹線だな。
初日から痛い出費…これから先のコトを考えると頭が重い。。
少し時間が出来たとは言え、万全の状態にらならず、色んなモノをカバンの中にぶち込み、パンパンの状態で出発した。
みんなに心配させながらの出発だったなぁ。まぁ、旅の間ずっと心配させるコトになるんだろうけど。
バタバタして、ばぁちゃんのトコにも顔出せなかったから、境港に着いたら電話しよう。
境港までの道のりは6時間ほどだったけど、あれやこれやと考え事してたら、あっという間に着いた。
子泣きじじいに乗ってやってきた。
港までどうやって向かおうとウロウロしてると、ラッキーなコトに今日からシャトルバスが復活したらしく、境港駅からフェリー乗り場まで無料で乗せてってくれるらしい。
30キロはあるであろう荷物を抱えて2キロ程の距離を歩くのは、いささかしんどいからな。
そんなこんなでフェリー乗り場に着いて、乗船まで少し時間があるとのコトだったので、母親とばぁちゃんのトコに電話しようと公衆電話を探すが見当たらない。
フェリーの韓国人スタッフに公衆電話の場所を聞いてみた。
「公衆電話、最近撤去したヨ。1番近くて、境港駅だネ。」
な、な、な、何ですってッッッ??
これから駅まで行って、戻ってくるとしたら、出航時間に間に合わない…
うぅ…ケータイ置いてきちゃったし、どうすっかな。。と思ったら、これ幸いと野良Wi-Fiが飛んでるじゃないか!えいっと捕まえ、母にメールをする。
「ミナト デンワ ナイ。ポポ デンワ デキナイ。コレ レンラク サイゴ サヨナラ。」
ホントはもっとちゃんとメールしたけども!
「港に公衆電話なかったから、電話出来ない!ばぁちゃんのトコに電話したかったんだけど、もう日本から連絡出来るトコなさそうだから、連絡出来なくてゴメンッ!って代わりに伝えといて!」
不幸者でホントに申し訳ない。
ばぁちゃん、怒ってないかなぁ…どっかハガキ送れる所に着いたら、絵ハガキでも送ろう。
出航の時間が近づき、エントランスにいた人がどんどん減っていく。その流れに乗って、俺も乗船手続きを済ませて乗船した。
周りが韓国人ばかりのせいか、船のスタッフは、もれなく「アニョハセヨ」と挨拶をしてくれる。そんなスタッフに笑顔で「こんばんは」と返す。
普段から韓国人顔だと自他共に認めてるから、案の定といった所だ。
フェリーの部屋もラッキーなコトに電話予約の時点で1番下のエコノミークラスがいっぱいだから、エコノミークラスの料金でセカンドクラスにしてあげるよと言われて、セカンドクラスになった。
部屋は8人部屋だったが、韓国人親子2人とロシア人とスロバキア人と俺の5人だった。
部屋でくつろいでいると既にどこかで飲んできたであろう、同室のロシア人が飲みに行こうと誘ってきた。
船の中のバーなんて高そうだし、お金に余裕もなかったから、断ろうかと思ったけど、何となく直感で「一杯だけ付き合うよ」と行ってみるコトにした。
ロシア人の彼の名前は“スラヴァ”。
名古屋で仕事してるらしく、名古屋とウラジオストクを行き来しているらしい。
バーで自分のお気に入りの音楽をかけてもらって陽気に酒を飲んでる。
スラヴァは英語よりも日本語の方が出来るとのコトで会話はほとんど日本語だ。
彼女の話、仕事の話、好きな音楽の話…色んな話をしながら飲んだ。
一杯だけのつもりがスラヴァに勧められて3杯飲んでしまった。
お金を払おうとするが彼は受け取ってくれなかった。
その代わりに、持ってきたウイスキーがあるから、それを飲もうと誘ってきた。
ウイスキーは得意ではないが、少しだけなら付き合うよというコトで一旦バーを後にした。
部屋に戻り、ウイスキーを手に取り、共有スペースへ行くと韓国人団体のグループに声をかけられた。
むむ…完全に酔っ払ってるぞ、この集団。。
大丈夫かなぁなんて思ってると、韓国人のおっちゃんにまぁ座れと手を取られ座ってしまった。
俺のコトを韓国人と勘違いしたのだろう。こちらに矢のように飛んでくる言葉は全て韓国語だ。
「あ~、あいあむじゃぱにーず。」というと、そうかそうか、まぁ飲めと言った具合に焼酎の入ったグラスを勧められる。
まさにNOと言えない日本人。
そんな中、日本語の出来るおっちゃんとおばちゃんが色々と質問をしてしてきたり、通訳になってくれた。
スラヴァが持ってきたウイスキーも飲み始め、パワフル韓国おばちゃんのペースでガンガン飲むコトに…
スラヴァは途中、甲板に吐きに行ってたもんな。
ロシアvs韓国は韓国に軍杯が上がったか…
To Be Continued →
ロシアビザ取得方法
ロシアビザは取得するのに色々な条件、準備があって大変です。・東京、札幌、大阪、新潟のいずれかの在日ロシア領事館に申請する。
・証明写真(4.5cm×3.5cm)
・旅行確認書:旅行者(特に個人旅行者)は、旅行会社が発行する旅行確認書(ファックスコピー可)が必要となります。確認書は、ロシア連邦観光省による登録(旅行リファレンス番号)のある受け入れ先の情報が記載される書類で、受け入れ先の責任者の署名および社印がなければなりません。
・旅行会社が発行するバウチャーのコピー:旅行者のデータ-氏名、生年月日、パスポート番号-、ロシア入国日および出国日、観光ルート、移動手段、観光ルート、移動手段、宿泊場所、観光プログラム、旅行会社の署名と印、支払済み証明、ロシアの受入れ旅行会社名とその旅行レファレンス番号
そこで、自分が発見したのが、ロシアビザ取得代行業者!
今回、自分で取得代行をお願いしたのが、ロシアビザセンター。
たまたま、自分の会社と同じ建物に事務所が入ってたと理由でココに決めました(笑)
このビザ取得代行業者、非常に便利です!!
取得代行の8,000円を振り込んで、パスポートを送るだけで2週間後にビザをパスポートに貼付けて送り返してくれるのです…!
お金を上乗せすれば、即日発行も出来るので気になる人は、直接サイトで確認してみてください!
振り込んでパスポート送って、寝て待っていればビザがゲット出来るので非常に便利でした!
自分のように予定を決められない人や自由に色んな所を見て回りたいバックパッカーの人にオススメです!
ヤッケンローールッ!
元気ですか?
HIROKUNさん→さすがッ!!見つけてくれたんですね!!ようやく、元に戻せる手がかりが見つかったので、これから地道な作業の積み重ねで復元です^^;
頑張りますよ〜〜〜〜!!!!!!ヤッケンローーーーール!!!!
これは地道な作業が続きますね…
くじけず頑張ってください^_^
HIROKUNさん→本当に地道な作業です!!1記事あたり10分かかるのですが、1200記事×10分で復旧に12,000分=2,000時間…
気の遠くなる話ですよ。。白目