Day113 若い女子と全裸で個室で2人きり。〜龍神様、鎮まり給へ〜

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Day113 2014.3.1 マラケシュ4日目


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のんびりと朝食を済ませ、気温が上がる頃合いを見計らってテラスへ上がった。



もちろん、昨日買ったビールを片手に。


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陽気な日差しがヨーロッパで冷え切った俺の心を明るく照らしてくれる。

遠くからはアザーンが流れてきて、イスラム圏にいると改めて思い知らされる。





何とも贅沢なシチュエーションなのだが、鼻はズルズル、喉はイガイガで体調は芳しくない。

日課の作業をしながら、うたた寝をする。




こんな日常を送るのが久しぶりで若干の罪悪感を覚えるが、こうして誰にもジャマをされずにいる幸せを満喫しよう。




作業を終えたタイミングで宿のスタッフのハジャが声を掛けてきた。


「ヤストゥカ!スパイスマーケットに行きたいって言ってたわよね??」

「うん、そうだねェ。。」

「一緒に行ってあげるから、行きましょう。」

「OK〜仕度するね〜。」



仕度を済ませ、ハジャと宿を出る。



徒歩30秒でマーケットに到着。



マーケットと言っても、個人商店で大きくはない。


一通り商品の説明を店主がしてくれた。

スパイス各種にアルガン、アーモンドオイル。

いまいちパッとする物が無かったので、濁らせて店を出た。

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「ヤストゥカー、ハマム行きたいって言ってたわよね??」

「そうだね〜値段によるけど。」

「行くだけ行ってみて、値段見て決めたら??」

「そうだねェ。行きますか!」



フナ広場を抜け、入り組んだ細い脇道を入っていく。


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まだ開店したばかりなのか、薄暗い店内へ入り説明を受ける。



ふむふむ、アカ擦りとパックとマッサージで250DHかぁ。



少々、値が張るけど臨時収入もあったし、行っちゃいますか!



バスローブに着替え、暗く狭い蒸し風呂に入る。



中には若い黒人のお姉さんが居た。


ジェスチャーでバスローブを脱げという。


え、脱ぐんすか??


この下、NOパンティーなんですけど…



全裸ですか。



暗い個室で全裸で女子と2人きり……



イカンイカン……変な妄想を………



俺の龍神様がぁぁぁぁぁ……



「願い事を叶えてやろう。」

「ギャルのパンティーおーくr……普通のパンツお願いしますぅぅぅぅ!!!!」



長いコト、こんなシチュエーションなんて無いないから免疫力がぁぁぁぁぁ……




落ち着け…………心を平静にして考えるんだ…こんな時どうするか……2…3…5…7… 落ち着くんだ…『素数』を数えて落ち着くんだ…


『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……


わたしに勇気を与えてくれ……





ビシャァッ!!




そんなコトお構い無しに俺にお湯を浴びせかけるお姉さん。



容赦ない。



冷や水じゃなくて良かった。


いや、むしろ冷や水の方が…




全身隈無く洗ってくれる。



龍神様とシリアナ以外。


まるで王様気分。




アカ擦りも全身やってくれて痛気持ちイイ。



あっという間の45分だった。




蒸し風呂から出て、今度はマッサージへ。


こちらは黒人のお兄さんが担当してくれた。



右足から始まり、右足、右足、右足……



どんだけ、右足ーーー!?


右足だけで15分くらいやってたんじゃないかな??


しかも膝下のみ。


右足フェチか!



無事、他の部分もやってもらい、こちらもあっという間に45分経ってしまった。



気持ちよかったなぁ。。



もっと長い時間やってもらいたかった!


こういうのにお金かけてる人はキレイになるワケだなぁ。



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ハマムを出て、そのまま迷路のようなマーケットに行ってみるコトにした。


そろそろ暖かくなるから、いつまでもニット帽ってワケにはいかないし…と思い、ハットを探してみることに。


速攻で客引きに捕まる。



「サンダルは要らん、要らん。ハットが欲しいの。革のね。」

「付いてこい。」


しゃーないな。。


狭い通路をズンズンと進み、店の奥から革のハット出してきた。



「悪くないけど、もうちょい大きいのはないの??」

「ノーテキサス、モロッコ。ノーカウボーイ、ベルベルベルベル……」



ツバの部分と勘違いしてるな。。



「そーじゃなくて、サイズ!サ・イ・ズ!!」

「ベルベルベルベル……」

「大きいのないの??俺、頭デカいから!」

「ベルベルベルベル……ミラー。」

「もう…ちなみにいくら??」

「600DH。」

「高ッ!!いらん!」

「500DH。」

「高い!」

「250DH。」

「一気に下がったな!それでもムリ!」

「150DH。」

「ムリムリ。」

「ハウマッチ、ファイナルプライス??」

「60DHだな。」

「No、150DH。」

「No、60DH。」

「120DH。」

「100DHでどうよ??」

「120DHで仕入れたからムリ……」

「分かった。120DHで買うよ。」




帽子ゲット!


その流れで別の店でブレスレットも見る。


最初600DHと言われたブレスレットも値段交渉で250DHに下がったけど、高過ぎるので諦め。




と思ったら、3軒隣の店で同じ物が60DHで売られている!

値段交渉で40DHまで下げてもらい、ゲット!





あぁ、こんなに出費するの久しぶり…


次から次へと言い訳が出てくるぅぅぅ……!!


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帰りになぜか、オレンジジュースの屋台の兄ちゃんたちと腕相撲するコトになり勝負。

結果は1勝1敗でオレンジジュースサービスしてくれた。


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腹ごなしの後、フナ広場で写真を撮っていると1人の男性に声をかけられた。

フランス、リール近く出身のジェリル。

「俺の宿見せてやるから来いよ!」となぜか、宿を色々と紹介してくれるコトに。。


ドミトリーは危ないし、少し追加でお金出して個室にして、安心を買った方がイイと勧めてくれる。

客引きかと思ったけど、ただのお節介おじさんだったらしい。




なかなか不思議な街、マラケシュ!!

To be continued→

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