Day118 フェズの迷宮に迷い込もう!!〜フェズでのビールの買い方〜

Day118 2014.3.6 メルズーガ〜フェズ

Wilderness Lodgeで出会ったみんなに見送られ、出発前に声を掛けてくれた、マミちゃんとサキちゃんと一緒にバスに乗り、メルズーガを後にした。

バスは道中、人を乗り降りさせながら北を目指し進んでいく。

バス全体の半分くらい人は乗っているが、前から詰めて座席番号を発行しているのだろうか…バスの前半分にしか人が居ない。

律儀に皆、行儀良く席に着いているのだろうか…狭くて仕方が無い。

見事に後ろ半分がガラ空きだったので、遠慮なく移動させてもらい、ゆったり使わせてもらった。

ちょうど0:00になる頃に休憩所に止まった。

今日１日何も食べてなかったので、タジン鍋を食べるコトにした。

20DH(約¥280)と今までに見たドコよりも安く、味も申し分無かった。

いや、ベストタジンだった。

勝手に贈ろう、ベストタジン賞 in モロッコ

思わぬ所に当たりが転がってるもんだぜ。。

再びバスは出発し、予定よりも早く3:00前にはフェズの街に到着した。

バスを降りた瞬間に群がる客引き。

「タクシー、ホテル、ハッパ……」

その間にマミちゃんとサキちゃんを見失ってしまった。

挨拶くらいしたかったけど、仕方ないか。。

最初から近くの駅で夜を明かそうと思っていたので、目的の駅へ向かう。

いつまでも、客引きがくっついてくる。

駅にwi-fiがあると聞いていたので、カフェのwi-fiを捕まえてネットに繋いだ。

チヒロさんから聞いた安宿を調べ、作業をして朝を迎えるコトにした。

日が出たら出発しよう。

6:30頃、とっくに行ってしまったと思っていたマミちゃんとサキちゃん姉妹と遭遇した。

「あれ、まだいたの？？」

「日が出たら出発しようと思いまして。」

「そうなんだ、俺もそうしようと思って。」

「そうそう、ブログ見つからないんですけど、どれですか？？」

「これだよ〜。」

本人の前でブログを読む２人。

目の前で読まれると何だか緊張するなぁ。。

「オススメあります？？」

「え〜と、アクセスが多いのはコレで反響が多いのはコレかなぁ。。」

「ふむふむ。」

「あぁ、そこにいるネコ蹴り飛ばしたいわぁ〜。」

なかなか恐ろしいことをサラッと言うサキちゃん。

ようやく日が昇り、明るくなってきた7:00頃に２人は旅立っていった。

その後、俺は残りの作業に時間がかかり、8:30頃に駅を出た。

今回教えてもらった安宿ホテルアガディールまでは駅から２キロ。

歩いてみるとちょうど30分で着いた。

受付にいたおばちゃんにチェックインしたい旨を伝えると、とりあえずココに座れと普段オーナー家族が過ごしているであろうスペースに通された。

ウトウトしてると、とりあえず寝ろとジェスチャーで伝えてくれたので、一眠りするコトにした。

２時間仮眠して起きるとオーナーが現れた。

「腹減ってるか？？食え。」とチーズとパンをくれた。

食べかけだったけど。

食事もそこそこにオーナーに聞いてみた。

「今日、予約せずに来ちゃったんだけど、泊まれますか？？明日友達が来るコトになってるんだけど。。」

「あぁ、メルズーガからだろ？？連絡が来てるよ。今日はとりあえずシングルってコトかい？？」

「そうです。」

「OKだよ。ドコか行く時はそのまま荷物ココに置いていけば大丈夫だから。」

そう言って、オーナーはドコかへ行ってしまった。

部屋を準備するまでココにいろってコトかな？？

とりあえず、メディナに行ってみるか。

地図も持たずに何となく旧市街方面へ向かって歩いてみる。

しばらく進んで行き止まりに当った…と思ったら、隅っこに道があり、そこを進むとメディナに繋がっていた。

ウワサ通りの迷路具合い。

気の向くままにあちこち歩き回る。

マラケシュのスークと同じような感じだなぁ。

客引きの手口や強引なガイドのやり口まで一緒だ。

特に見るべきものも……

腹ごしらえにホルモンミックスのサンドウィッチ10DH(約¥140)を食べた。

10DH(約¥140)ならOKだね！

と思ったけど、後から胸焼けが…

そう見るモノも無いかなと思い、宿に帰ったが、時間も早いのでスーパーにビールを買いに行くコトにした。

大きなショッピングモールが歩いて15分ほどにあり、かなり新しく出来たようでバーガーキングなんかも入っていた。

Carrefourならお酒が買える。

宿に戻って屋上でギターの練習。

ちょっと気合い入れ直さないとマズいからな…

オーナー家族のキッチンであろう部屋に戻ると布団が置いてあり、今夜はココで寝ろという空気をビンビンに感じた。

どういう状況なんだろう。。

まぁ、でも4:00くらいにメルズーガから来る彼らと合流して部屋に行けという流れだろう。。

てか、オーナーもココで寝るんですか？？

何かめっちゃ眠そうにしてるし…

俺が寝るの待ってるのかな…

俺もとりあえず寝とくか…

ここが俺にとっての１番の迷宮かもしれない。。

To be continued→

YAKKEN CHANNEL【#003】〜フェズで迷おう！〜