Day182 2014.5.9 ローマ21日目
「それじゃ、行ってきますよ〜!」
「はーい、ヨーコさんによろしく伝えといてね。」シャリーン
「では、また後ほどね〜。ニーニー」
今日は早めに支度を済ませて、まだ日が高い内に家を出た。
向かうのはカンポデフィオリ。
でも、今日はバスキングのためだけじゃない。
先日、お会いしたKさんとスージーOさんの友人のヨーコさんから、ホームページのデザインを手直ししたいとの依頼が来たのだ。
時間に遅れないように急いで向かった。
カンポデフィオリのすぐ近くのヨーコさんの家に着くとちょうど道の反対側から歩いてきたヨーコさんと会うコトが出来た。
「やっけんくん、わざわざありがとう!」
「いえいえ、それにしても暑くなってきましたねぇ。」
ヨーコさんの家に上げてもらい、早速打ち合わせ。
こちらからの気になる点はいくつかある。
・要求される物と予算が釣り合っているか。
・既存のサイトの中身を理解出来るか。
・ドコのサーバーを使っていて、使えるか。(そもそもイタリア語表記しかなかったら、かなりしんどい)
その3点。
話を聞かせてもらい、やりたいコトは理解した。
中身を見せてもらうが、コレがまた厄介だった…
何のコードか理解出来ないのがチラホラ…
初めて見たようなのがあって、かなり焦った。。
何だよ…
話を聞くとどうやら、素人の方が頑張って作ったらしく、Macに最初から入ってるソフトで作ったとのコト。
なるほど…iwebって、Macに最初から入ってるアプリのiWebか…!
こんなの使ったコトも無かったし、正直よく知らんかった…
けど、謎は消えた。
色々と見させてもらうと、ココから作り直すとかなり、しんどい作業になる。
そして、今後ヨーコさんが記事を更新したりするコトを考えると新しく作り直した方が良さそう…というか、そうして頂きたい。
wordpressにしちゃえば、一からコード覚えなくても楽に更新出来るからね。
何とか、説得して新しく作り直す方向に。。
「そうして頂きたいけど、予算的にねぇ…」
「やっぱ、そこに問題はいっちゃいますよねェ…いくらくらいまで出せる感じですか??」
「ホントに小さい団体だから、予算が無くてね。。大体いくらくらいなの??」
「う〜ん…そこは予算によってなんですよね…基本、時間計算でやってるんで。。予算があれば、その分時間をかけて細部まで作れますし、予算が少なければ、概算でどのくらい時間がかかるか計算して、その時間内で作れるモノになっちゃいます。例えば、大きな直しは1回だけとか…」
「そうよねぇ…もう1回、いくらまで出せるか今度の会議で議題に挙げてみるわ。」
「そうですね、そうして頂けると助かります。もう乗りかかった船なんで、予算がいくらでもやりますよ。いつも皆さんに助けてもらってるんで、自分が助けられる人が居れば、力になりたいと思いますし!」
「そう言ってくれてありがたいよ。でも、後で安く使われたなんて思われたくないから、ちゃんとお金は払うからね!」
「そんなコト思いませんよ!まずは一旦、話し合ってみてください。一応、このくらいあれば、釣り合うかなってのは、後で連絡しますんで!」
「じゃあ、また話に出して決まったら、連絡するわね。ところで、お腹は空いてる??」
「お願いします!お腹は…ペコです!」
「じゃあ、簡単なモノになっちゃうけど、作るわね!シチリアから帰ってきたばかりだから、食材があんまり無くて…」
「頂ければ、何でも大丈夫です!ありがとうございます!」
実は今日、起きて15分で家を出たせいで、何も食べれなかったんだよな。。
ホント助かります…!
旦那さんと3人で食卓を囲んだ。
ジャガイモのニョッキ、サラダ、豆。
どれも美味しかった!…と言いたいけれど、この中に爆弾が…
「あ……もしかして、コレってアボカドですか…ッ!?」
「そうよ、ダメだった??」
「はひィッ!!僕、アボカドアレルギーなんですよ…!!味は大好きなんですけど…」
「ごめんごめん!!大丈夫??」
「いや、僕も言わなかったんで…!少しだけなんで大丈夫だと思います…!」
「食べるとどうなるの??」
「耳の中とノドが1日痒くなって、しんどいんですよ…!」
「悪いコトしちゃったわねぇ…」
「いやいや、ワガママボディでスミませェん…」
食事を終えた頃にちょうどKさんと落ち合う時間が近付いてきたので、荷物をまとめてお暇させていただくコトにした。
「いつも、そんなに荷物持ってるの??」
「いや、今日はパソコン使うと思って、リュックに入れて持ってきたんですけど、普段はギターとカメラくらいですかね。あと三脚も。」
「あら、わざわざ持ってきてくれたんだ。申し訳ないコトしちゃったわね。」
「いやいや、自分のパソコンがやっぱ1番使いやすいんで。」
「もしあれだったら、路上に行く間、ウチに置いてったら??」
「でも、今日は週末なんで、遅くなると思うんで大丈夫ですよ。」
「何時くらい??」
「2時くらいですかね??」
「それだったら、旦那が起きてるから取りにくればいいわよ。大丈夫よね??」
「あぁ、大丈夫。わざわざ持ってきてクレて、盗られたりなんかしタラ、こっちの気が保たないヨ。」
「そうですか…じゃあ、すみませんが置かせてもらえますか??」
「どうぞどうぞ、私は寝てるかもしれないけど、後で取りに来て。」
「ありがとうございます!では、後ほど!」
荷物を置かせてもらい、カンポディフィオリに向かった。
広場に着くといつもとは違った光景が広がっていた。
何やら仮設のステージを作っているらしい。
何のイベントなんだろうな〜。。
Kさんとすれ違ったのか、なかなか会えなかったので、とりあえず声出しを兼ねて1人でやるコトに。
声を出した瞬間に広場からの大音量でかき消されてしまった。。
まじか…
これじゃ1人でやるどころかレストランも難しいぞ…
何やら、どっかの地域の独立運動のアピールのための告知イベントらしい。
ステージにはロックバンドが上がり、演奏を始めた。
これじゃ、今日はカンポディフィオリは難しいなぁ。。
シスト橋に行き、Kさんと合流してトラステヴェレのレストランを回るコトにした。
順調に回っていくが、途中からあんまりチップの入りが芳しくない。。
レストランのお客さんに向かってやっているのに、道を歩いてる人がたくさん止まってしまって、上手くいかない。。
「Kさん、これだったら路上でやる方向に切り替えませんか??」
「そうだねぇ…路上でやっても変わんないかもね。ニー」
作戦変更で路上に切り替えて、パフォーマンス再開。
作戦は成功!
金曜の夜というコトもあり、多くの人が足を止めて見てくれた。
路上の方が変に気を遣わなくてイイし、やっていて気分がイイ。
すると、2人の女のコが話掛けてきてくれた。
サブリナとローラ。
サブリナは結構気合いの入ったコスプレなんかをやってたりして、日本に興味があるらしく日本について色々聞いてくれた。
最近のサブカルには疎いけど、こうやって日本に興味を持ってくれるって嬉しいな。
今日は休憩無しだったってのもあるけど、すっかり長話してしまった。
こうやって、自分や日本に興味を持ってくれてるってスゴく嬉しい。
演奏の合間だったら、いくらでも話しかけてきて欲しいな。
お金も要らないし。
こうやって新しく出会う人が俺をまた新しく作ってくれると思ってるし。
自分には無い経験や考え方を持ってるってのは、とっても興味があるし何にも代え難い養分になる。
どんな勉強よりもタメになる。
そこにはリアリティがあるから。
ただ単に教科書や理論で固められたものなんかじゃ、埋められないモノがそこにはある。
聞いても聞いても聞き足りない。
自分には出来ない人生を人は歩んでる。
羨ましいと思うコトもあるけど、人には人の、俺には俺のストーリーがある。
俺は俺の人生という道を歩いて行く。
誰にもマネ出来ないコトをやってのけてやる。
それが俺の人生の目標かな。
この先も色んな人と会って、色んな話が出来るとイイな。
To Be Continued →
Day182 ウェブの仕事〜教科書じゃ教えてくれないコト〜
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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