Day331 2014.10.5 ミュンヘン3日目
ユーゴくんとケイちゃんの部屋で目を覚ます。
夕べは面白いコトになったなぁ。
「今日もオクトーバーフェスト行くんやろ??」
「もちろん!行くつもりだよ!ただ、その前に用事がありましてねぇ…」
「何なん??」
「おデートでござんす。」
「マジかいな??」
「マジでござんす。うぉーー久しぶり過ぎて緊張するぅぅぅぅ!!会うの半年ぶりなんだよね〜。」
「頑張って1発決めてきぃや!」
「合体する時プローストって言ってな!」
「何それ!一気に冷めそうじゃん!2人は何時くらいに行くの??」
「明日朝早いから早めに行こうかな〜。」
「とりあえずメシ行きましょ。メシ!」
2人の部屋に荷物を置かせてもらい、ギターだけ持って外に出てマリエンプラッツへ向かった。
「ココ行きましょうよ!ココ!」
前にコーラと行ったアウグスティナーのお店に入った。
午前中から1リットルビアー!!
うぅぅぅぅぅ満たされるぅぅぅぅぅぅ!!!!
俺はビールだけと思って入ったんだけど、2人が色々注文してくれて分けてくれた。
っていうか、2人の注文の仕方ブルジョワ過ぎ。
絶対値段見てない。
さすが外交官は違うね〜。
さすがキティちゃんは違うね〜。
そう、ケイちゃんが働いているのはサンリオ。
現在は出向でハンブルグに滞在しているらしい。
2人とも海外暮らしが長いから、海外滞在はあんまり苦じゃなさそう。
めっちゃエンジョイしてる感じだもん。
仕事で海外に行くってのも経験してみたいなぁ。
腹ごしらえを済ませて外に出ると、まだ早い時間というコトもあり、人の通りはまばら。
もう少し様子見てから始めるかな。
方乳だけ触られまくって、黄金色になってる…
そういえば、昔仲良くなった友達が調教されてて、片方のビラビラだけ吸われ続けてたら、片方だけ長…
下ネタが久々過ぎて、エグい方向に行きそうだから、やめておこう…
もっと、こうライトで爽やかな下ネタがイイですよね。
おっぱい!!
一緒に街中を見て歩いて、15:00から路上開始。
反応はポツポツ。
悪くは無いんだけど、何より悪いのは俺のノドの調子。
昨晩、路上で頑張り過ぎたダメージが完全に来てる。
そのあとホテルで騒いだしな…
1時間だけやって切り上げよう。
あがりは11.3€。
多くは無いけど、1時間だけだもんな。
ちょうどユーゴくんとケイちゃんがやって来たので、一緒にホテルへ行ってギターを置かせてもらった。
「うぉぉぉぉ、めっちゃ緊張するよぉ…ちょっと、うんこしてきてイイ??」
「してこい、してこい!」
半年ぶりに会って何言われるか怖くてしょうがない…
あぁ、ネガティブ思考から脱却したい…
「ナイーブになり過ぎてうんこも出てこんかったわ…」
「めっちゃナイーブになってるやん!」
「うん…行くのが怖い…」
「頑張ってプローストしてきぃや!」
「もう長いコト、俺のフランクフルトの出番が無かったからプロースト出来るか分からんけど。。行ってくるわ。。」
ホテルを出て、待ち合わせ場所へ向かった。
待ち合わせ場所はオクトーバーフェストの入口。
青いインフォボックスの前。
電車に乗り遅れたから10分待ってと連絡が入る。
たくさんの人ゴミの中待ち続けた。
ドコにあの笑顔があるんだろう??まだ3分も経ってないのに探してしまう自分が居た。
あぁ、10分がこんなにも長く感じるものだろうか。
早く彼女の笑った顔が見たい。
昨日買ったSIMの番号に電話が鳴った。
『ドコに居る??』
『青いボックスの前だよ。ドコ??」
『あ、見つけた!行くから、そこに居て!』
電話が切れると人ごみの中からやって来るのが見えた。
この半年ずっと会いたかった。
ホントに毎日のように夢にまで見てしまったし、こんなにも1人の女性を考えるコトがあるなんて自分でも信じられなかった。
いや、今でも信じられない。
遠く離れていた距離がやっと、また0に戻った。
「会いたかったよ!!」
長いハグをして、お互いの顔を見た。
「元気にしてた??」
「もちろん!やっと会えた…!ホントに会いたかったよ!」
「ふふ…じゃ、行こっか!テントか外のガーデンで飲もう。」
「君と居られれば何でもイイよ。」
ディアンドルを身に纏い、人ゴミの中を先に歩く彼女。
大勢の人の喧噪の中、君だけが輝いて色を放っているように見えたよ。
このまま時間が止まって欲しいと思ったよ。
2人だけの世界に。
時よ止まれ。
俺たちだけの時間だぜ。
いくつかテントを回るもドコもいっぱいで入れず…何とかHBの外のテーブルに座るコトが出来た。
ようやく落ち着いて話せる。
目の前に居るのが信じられない。
これまでのコトや最近のコト、くだらないコト…色々と話してるんだけど、全然話し足りない。
話してる間も、何て言うか…その…顔が緩みっぱなし…!
ぼかぁ、幸せだなぁ…状態!
残念ながら友達と会う約束があるとのコトで3時間くらいしか居れなかったのかな??
あぁぁぁぁ、もっと時間が欲しいよぉぉぉぉぉ!!!!!
「もっと一緒に居たいよ。」
「じゃあ一緒に来ちゃう??」
「イクッ!!イイの??」
「女の子だけだから、どうかな??逆に大丈夫かな??」
「大丈夫!」
「じゃあ、行こっか。」
一緒に友達との待ち合わせ場所へ。
友達2人と合流して、テントの中へ。
人がひしめく中に空いている席を発見したので、そこに滑り込むように席に着いた。
みんなガッチャンガッチャン乱痴気騒ぎ。
まぁ、これがお祭りだわな…!
「1回外出る感じなんだけど、イイ??」
「イイよ〜。君と一緒ならドコへでも〜。」
注文したばっかで、ほとんど飲んでなかったジョッキを片手にテントの外へ出た。
すると後ろから何かが近づいてくる音が聞こえた…と思った瞬間黒い巨体がぶつかってきた。
あ、危ねぇ…ッ!!
てか、こいつセキュリティじゃん!
何やってんの??
てか、何されてんの俺??
上手いコト吹っ飛ぶコトは無かったが、がっつりタックルかまされた。
理解『不』能の状況で唖然としているとセキュリティがこっちを向き直して鬼の形相で俺のジョッキを持っている方の腕をひねり上げた。
え??何??何々??
当然、抵抗というかビールこぼれちゃうから耐えるんだけど、もうセキュリティの形相が鬼通り越しそうで怖かったわ。。
結局、両手使って、俺の腕をひねり上げてジョッキを地面に叩き付けた。
当然、ジョッキも割れるしビール飛び散るし、何なの??
理解『不』能理解『不』能理解『不』能理解『不』能理解『不』能理解『不』能理解『不』能理解『不』能理解『不』能理解『不』能理解『不』能理解『不』能………
「テントからのジョッキの持ち出しは禁止だ!!」
はへ??
てか、そうならそうとタックルする前に言えよ。
バカか。
どんだけ必死だ。
こっちは大先生との大事な時間の最中というのに、余計なコトしてくれるんじゃないよ!!ボゲッ!!!!
「あれ、サラ(ミリアムの友達)が居ない。」
「俺がやられる前、ドアの内側に居たよ。」
「ホント??連れてこれる??」
「ん、イイけど。」
さっき出てきたドアの所にサラがまだ居るのがチラリと見えたので、ドアの方へ向かって歩いていく。
するとさっきのセキュリティとは別のヤツが俺の腕をひねり上げようとしてきた。
当然、痛いツラい思いをするのはイヤなので、腕を滑らせて回避。
とりあえず、サラに早く出るよ!と伝えるもダメだ…完全に目が座っちまってる…!
俺の言ってるコトが全然理解出来てない…!
「行くよ!」と手を取った所で、またセキュリティが襲いかかってきた。
もうやめてくれぇぇぇぇぇ!!!!
俺は何も悪いコトしてないぞ!
また腕を固めてこようとするから、当然回避。
ヤバい…セキュリティC登場。
2人がかりで襲いかかってくる…ッ!!
それも当然回避!!
ホントに自分で思うというか、自分で言っちゃうのダメなんだろうけど、俺反射神経と運動神経悪くなくて、身体の使い方が人よりチョットだけ上手だと思うんだよね。
関節技とか決められても結構逃げられちゃうんだよ。
だから、今回も決められそうになりながらも逃げる…てのを繰り返してたら、セキュリティの方がヒートアップしちゃって、どうにかコイツをブチのめしてやるぞ!!みたいになっちゃって、こっちがいくら弁明しようとしても話まったく聞こえず。
「俺はただ友達を迎えに来ただけ!酔っぱらって、どうこうするとかじゃないから!!」って大声で言っても全然ダメ。
サッカーの試合で良く見る抗議の時に後ろで手組んで言っちゃったりしてさ。
まじ滑稽だよ。
それでも、全然話聞かないし、まだ俺のコトどうにかしようとしてくるんだよ。。
最終的にセキュリティ5人でやってきたし。。
無抵抗でこっちは何もしないと向こうに納得させるしかないか…と思って、両手を上げて動かないで居たら、チョークホールドして来たからね。
結構ガチのヤツ。
押し倒されて首思いっきり締め上げられて。
まじ何なのこの状況みたいな…笑
それでも、まだその状況から脱せたけど、キリが無いから気道だけ確保して横たわる。
その後、状況を話したらバツが悪そうに更にワケわからんコト言ってたし…
てか、肝心のサラは…消えとる。。
もう、ムカつくとかの騒ぎじゃないわ。
ミリアムの所に戻って話すとさっきの状況を一切見てなかったと…笑
それならその方がイイわ…!
はぁ…めっちゃ疲れた。。
てか、サラ見つけないと先に進めないんだよね…
ってコトはまた今のテントに入るんですか??
隣のドアから入ろうとするもセキュリティがやって来て出禁だと。
入れてもらえず。
ミリアムと友達が中に入る。
「どうしよう…」
「別の入口から入るからイイよ。中でね。」
他の適当な入口を見つけたので、スルッと入って潜入成功。
「おい、お前!!」
あ、バレた…
そうっすよね…テヘ
みたいな顔して、1回外へ。
反対側の入口まで行って、スルッと潜入アゲイン。
ミリアムたちと合流。
するも「セキュリティがこっち向かってきてるから、気づかれない所に居て…!後で合流するから!」と言われて離ればなれに。。
はぁ…どうしてこうなった…
何が悪い??
俺か??
まぁ、こんな酔っ払いだらけの状況だったら、変な動きすれば面倒な酔っぱらい扱いされるのは仕方ないだろうけどさ。
逃げずに大人しく腕固められてれば良かったのか??
全然、楽しめてねぇじゃん。
これが夢だったのに。
人ごみの間を縫って向けた視線の先に微かに見えた彼女は他の男と楽しそうに話していた。
あぁ…何やってんだろ。。
ココにこれ以上居て良いコトなんて無いか。
次見つかったら、面倒なコトになるのは間違いないし。
ユーゴくんとケイちゃんの所に行こう。。
目や耳から入ってくるたくさんの情報は、ただただ流れていくだけで、どうやって2人の所にたどり着いたか、思い出すのも簡単じゃない。
「どうやったん??てか、その感じ…!!」
「もう何も言えまてん。。」
「プローストは出来てなさそうすね。。」
「それどころじゃないよ。セキュリティ5人とプローストしてたよ。。」
「何すか、それ!」
「まぁ、カクカクシカジカで…」
「よっしゃ、飲むで!本物のプローストしようや!」
「2人が居てくれて心強いよ。。1人だったら、完全にFKKでプローストだったわ。。」
「FKK行きますか??行きましょか??」
「ゴメン…ジョークで言っただけで、全然プローストなんて出来ないよ…」
「そしたら、チューしてもらいましょ!チューチュー!!」
「もう騒げりゃ何でもイイわ!」
宴の終わりまで騒いで騒ぎまくった。
けど、心の中では引っかかる物がやっぱりあった。
何度も電話を掛けた。
メッセージを送った。
それでも返事は無かった。
To Be Continued →
食事…5€
ビール…29.4€
合計…34.4€
Day331 出禁になったオクトーバーフェスト〜VS セキュリティ5人〜
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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