【民族巡り】バンナ族の村にお泊り!!と本当にあった怖い話…

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Day1725 2018.7.30 アルバミンチ〜カイアファール

結局、昨晩はローラたちと遅くまで飲んでしまって宿に帰るのが遅くなってしまった。。

今日は移動。

今日から民族巡りを始める…ぞ…

き、気合いが入らん。。

まだ日が昇る前のくらい時間に荷物をまとめて宿をチェックアウト。

今日の目的地はトゥルミ

ココまで辿り着ければ、これからの民族巡りが楽になる…と思う。

昨日、計画は立てたんだけど、アフリカでは計画通りに物事は進まないと思っていた方がイイ。

ネットで収集出来る情報も刻々と変化していて、昨日まであったバスの路線が消滅していたり、デモで道が封鎖されていたりと思うように進まない。

今日もトゥルミまで辿り着けるか怪しいもんだ。

それでも少しでも前に進まないと民族巡りは曜日が大事なので、全てが1週間後になってしまう。

さて、行くか。

鉛のように重くなった身体で大きな荷物を担いでバス停に向かった。

「トゥルミトゥルミ〜」

「トゥルミか??トゥルミまでの直通は無いぞ!!」

やっぱりか。。

本当か嘘かは分からないけど、何人かに聞いて回った結果、本当にトゥルミまでの直通は無さそうだった。

アルバミンチからトゥルミに行くにはコンソという街に行って、そこからカイアファールという街に行って、それからトゥルミという流れになるらしい。

エチオピア人は短距離でも、とにかく自分のバスに乗せようとするから、誰が本当のコトを言っているか分からない。

けど、コチラには選択肢が無い。

まずはコンソという街に行くしかないのか。。

言われるがままコンソ行きのバスというよりバンに乗り込んだ。


明け方からの移動で、バンの中では爆睡。

「着いたぞ!!」の声で起こされ、下された場所は途中休憩のパーキングかな??と思うほど何も無かったけれど、ココがコンソらしい。

次のカイアファール行きのバスを探すとすぐに見つかったけど、バンが満員になるまで出発はしないと言う。

あるあるですな。

とりあえず、朝ゴハンでも食べようかと安定のインジェラ。



1時間半ほど時間を潰したところで、ようやく出発!!

アフリカはホント待ち時間が長いんだよなぁ。。


山をグルッと回ったりして4時間近く乗ったのかな??

急に道端で降りろと言われて、降ろされて混乱。

「オレたちカイアファールまで行きたいんだけど!!」

「降りろ!!ココだ!!」

は??

ココ何も無いんだけど…

さっき立ち寄ったコンソより何も無い。

街なんですか、ココ??

そんな感じの場所に急に降ろされてしまった。

どうしたらイイんだ。。

そこに1人の男が英語で話しかけてきた。

「どうしたんだ??」

「これからトゥルミに行きたいんだけど…」

「トゥルミか。今日トゥルミ行きはもう無いな。」

「それかジンカに行きたいんだけど…」

「ジンカか…それも今日は難しいな。」

まじかよ。。

もう既に疲労困憊。

思考回路が全くと言っていいほど働かない。

タローくんも疲れ切っているようで、二人とも言葉数が少なかった。

近寄ってきた男は「とりあえず、コーヒーでも飲むか??」と言って、近くのカフェの外にある椅子に座らせてくれた。

「お前たちは何しにトゥルミに行きたいんだ??」

「民族巡りしようと思って。」

「そうか、だったらバンナ族ってのが近くに居て、明日だったらバンナ族とハマル族の集まるマーケットが近くで…ムルシ族が……」

彼が一生懸命情報をくれているのだけど、何も頭に入ってこなかった。

あぁ…ボールペンのインクが爆発してジーパンが大変なコトになってる。

まぁ、いいか。。ははは。。

1時間以上、彼が説明をしてくれていたんだけど、こんなに頭に入ってこないコトって本当にあるのか?と思ってしまうほど、何も頭に入ってこなかった。

連日の移動と観光、遊びで気持ちは上がっても身体が相当に疲れていたんだと思う。

「全部セットで400ドルでどうだ??」

その言葉でハッと意識が戻った。

そういうコトか。

彼はガイドなのか。

何の説明も無しにいきなり情報ばかり言ってきたから、彼が何者か分からなかったけど、ガイドなのか。

どこかの会社に所属しているか個人かは分からないけど。

これが後々の恐怖に変わったのであった。。

そういうコトなら申し訳無いけど、もう1度彼にツアーの内容を説明してもらった。

彼がガイドしてくれるツアーはこんな感じ。

ツアー内容
1日目
バンナ族の村に行って宿泊

2日目
バンナ族とハマル族の集まるマーケット
カイアファールの宿に宿泊

3日目
ムルシ族の村に訪問
どこかの民族のマーケット
カイアファールの宿に宿泊

4日目
フリー
自力で近くのマーケット

5日目
ハマル族の村で牛飛びの儀式(ブルジャンプ)鑑賞+村に宿泊

6日目
カイアファールに戻って解散

さらにココに宿泊費、交通費、民族の撮影料金(チップ)、次の街までのバス代も付けてくれると言う。
タローくんと相談タイム。

正直、行きたい民族と見たいものはほぼ全部入ってる。

ダサネチ族は入って無いけど、テーマパーク化してしまってつまらないなんて話もある。

それに自力でコレだけ行ったら、もっと予算が上がってしまう。

もし300ドルくらいに下がったらOKしちゃおう。

ガイドに話をすると「OK,300ドルで全部だ。」と言ってくれたので、このツアー内容で参加するコトにした。

はぁ…疲れたというか、急展開で気持ちが吹っ飛んだというか…

放心状態。

その場で動けずにしばらく座り込んでいた。


「さぁ、そろそろ行くぞ!!」

「どこに??」

「バンナ族の村だ!!」

「あ、そっか。今日行くんだっけ。」

「テントは持ってるな??それ持っていくぞ。食料はインスタントラーメンがそこの売店で売ってるから、いくつか買って持って行こう。」

「あ、はいはい。了解です。」

「じゃあ、荷物の支度が出来たら行くぞ!!」

「バンナ族の村に持っていくものかぁ。。何が必要かな。。」

1泊だけだったので、カメラと着替えだけ持って行くコトにした。

「じゃあ、荷物はココの売店で預かってくれるから。よし、迎えが来たから行くぞ!!」


迎えに来たのは、まさかのトゥクトゥク

え、こういうのってランクルみたいな四駆で行くんじゃ…

戸惑いつつも出発。

まぁ、格安だし、なるようにしかならんか。。

もう覚悟は決まった。

出発だ…!!

未舗装の道をトゥクトゥクが飛ばしていくので、跳ねる跳ねる。

山の中もトゥクトゥクで爆走。

途中、トゥクトゥクを降りて押して、もうこれ以上進めないって場所で降りて、そこからは徒歩。


まじ野性味溢れるぅ〜!!ワイルド〜!!って感じの山。

THE 山。

ホントにこんな所に人なんか住んでるのかよ…


ホントに居た。

人間、恐るべし。

山奥のバンナ族の村に到着!!


この村のトップのお父さんが迎えてくれて、まずはテントを張るコトに。

大きな鎌を出して、整地してくれた。優しい!!


テントを張ったら、こっちにおいで〜と少し離れた家に招待してもらってティータイム。


家族のみなさんとご対面。

みんなお茶?みたいなのを飲んでリラックスモード。

このお茶をもらったんだけど、何ていうのかな…肝吸いとかわかめスープみたいな味わいで不思議だった。

不味くは無かったな。


そうこうしている内に子供達が集まってきて、お遊びタイム。






まぁ、みんな元気なコト元気なコト。

ホントずっと動き回ってて元気すぎる!!

歓迎の歌とダンスもしてくれて嬉しかった〜!!

何て思ってたら、次は取っ組み合いの相撲!!



キャン玉ハミ出てるけど、そんなの関係ねぇ〜!!笑


お母さんが時折心配して見に来るけど、子供達は…


そんなの関係ねぇ〜!!




一通り遊び尽くして、村の中を見せてもらうコトに。






日も暮れて、辺りはすっかり真っ暗。

ガイドは何か用事があるみたいで1回カイアファールに戻るらしい。

ふむ、暗闇にポツンと残される我々。

当然の如く、明かりは無し。

ただ、バンナ族も懐中電灯は使ってるみたいで、みんな持ってた。

そんな中、そろそろ晩ゴハンにしようかと火を焚こうとするとお父さんたちが手伝ってくれた。

焚き火で火を起こして、鍋を乗せてインスタントラーメン。

空を見上げれば、満天の星空。

そして、バンナ族。

こんな状況、なかなか無いぞ。

誰が一体、人生でこんな瞬間が訪れると思っただろうか。。




お父さんたちはニコニコと様子を伺っている。

インスタントラーメン食べてみるかな??

「食べる??」とジェスチャー付きで聞くとコクリと首を縦に振った。

フォークを渡すと麺を巻きつけてパクリ。

熱かったのか、ハフハフとしながらも親指を立ててくれた。

おぉ、美味しいみたいで良かった!!

ホントに良かったみたいで2口目も食べてた。

こんな現代食食べさせちゃって大丈夫かなぁ…

知らないコトを知るって大事だけど、時に酷なコトもあるしなぁ…

それに添加物もりもりだし…

そう考えると彼らの食事はまさにオーガニックそのものだなぁ…

なんてコトを考えていたけど、まぁ気にし過ぎか。

食事が終わる頃にガイドが友達と戻ってきた。

「もう食事は終わったか??インジェラ持ってきたから食べようぜ!!」

「ありがとう。」

ヘルメットを被ったままの友人と4人で手づかみでインジェラパーティー。

ホント不思議な感じだなぁ。。

何やってるんだろ…イイ意味でね。

「現地のタバコがあるんだけど、吸ってみるか??」

「ほぅ。試してみますか。」

何も深く考えずに一服してみるコトにした。

いろんなコトを話しながら、満月と星を見ながらボーッと…

ん??

何か変な感じだな…

身体が重いような…

タローくんの様子も何だかおかしい気がする。

「じゃあ、俺たちは帰るから、また明日の朝迎えに来るからな。おやすみ」

そう言って、ガイドと友達は帰っていった。

虫が鳴く声と牛が動いて草と擦れる音だけが静寂を動かす。

何だかどんどん身体が重くなっていく気がする。

「寒く…ない…すか??」

ふと横を見るとタローくんがガタガタと震えていた。

確かに寒いは寒いけれど、そんなに震えるほどでは無い。

焚き火に寄って身体を暖めようとするのだけど、オレもどんどん寒く感じてきた。

2人してガクガクと震えながら火に当たる。

それに眠気が猛烈な勢いで襲ってくる。

コレはもしや…

ふと悪い考えが頭に浮かんでしまった。

「タローくん…この状況、冷静に考えるとかなりヘヴィじゃないか??」

「え…つまり…そういうコトですか…??」

「うん。。この強烈な眠気は異常だよ。。それにオレたちガイドの名前すら知らない。電話番号も。知らないものが多すぎる。ココ、どこだ??山奥ってだけで、ヘタしたら彼らが本当にバンナ族なのかすら分かんないぞ。」

「確かに…俺たちこれから身ぐるみ剥がされるってワケですか??」

「十分にあり得る。この眠気、さっきのタバコ吸ってから急に来たよね??睡眠導入剤とか入ってたりして…オレたちの荷物どこにある??」

「売店っすね。。」

「そう、あそこに貴重品全部ある。こりゃ、寝たらダメなヤツだな。」

「まじっすか。。迂闊だった。。」

「オレは警戒して1口吸っただけだったから、まだ軽いけど、タローくんヤバそうだな。」

「何も気にしてなかったっす。」

「オレもココがアフリカだっての、すっかり忘れて油断しちゃった。今後、縦断中は気をつけて行こう。とりあえず、今日は陽が出るまで寝ないようにしよう。」

「頑張ります…」

月明かりと火の動きを見ながら、時間が過ぎるのを待ったんだけど、全く時間が過ぎない。

いつの間にかお父さんが隣で食事を始めていた。

一口食べてみるか??と差し出してくれたが、警戒してしまって食べられなかった。

遠くの山ではバイクの明かりが行ったり来たり。

モールス信号のようにチカチカと何か合図を送ってきているようにも見える。

ガイドたちが帰ったフリをして、オレたちがダウンした頃に戻ってくるとか…

この状況が恐怖でしかなかった。。

お父さんの食事が終わり、寝る仕草をしたので、オレたちもテントに入ったが、寝ないように努力をした。

テントの外で何かが動く度にビクッとなり、身体を動かして音で起きているアピールをした。

何時間経っただろうか…

タローくんは落ちてしまった。

あとは1人で頑張るしかなさそうだ…

悪い方向にタローくんを道連れにするワケにはいかない。

気合いで乗り越えるしかない。。

牛が物音を出す度に旋律が走り…

睡魔と戦い…

何とか朝を…

迎える直前で眠りに落ちてしまった。。

To Be Continued →

宿代(2泊分)…640ブル
バス代(アルバミンチ 〜コンソ)…50ブル
バス代(コンソ〜カイアファール)…90ブル
ラーメン…12ブル
水…17ブル
SIMチャージ…100ブル
雑費…20ブル
合計…929ブル(約3,716円)

バンナ族の村にお泊まりした様子をアップしました!!

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