アフリカの移動が着実に過酷になってきた…

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Day1723 2018.7.28 アディスアベバ〜アルバミンチ


メケレから23時間の移動の末、たどり着いたアディスアベバ。

しかし、時間は既に深夜

しかも、雨が降っている。

そんな中に放り出されたオレとタローくん。

首都であるアディスアベバは治安が悪いという話はよく聞いている。

周りには怪しい風態の男たちが数人。

一体、今オレたちはドコに居るんだろう。。

今回、アディスアベバには乗り換えだけのつもりで来たので、バスターミナルに行って、次の目的地であるアルバミンチまでのバスを探さないといけない。

雨が吹き込む建物の軒で雨宿りをしながら、背中で目隠しをしてiPhoneのグーグルマップを起動した。

地図を見るとバスターミナルまでは約2kmほどの地点に居るらしい。

歩いて行けなくもない距離だけど、ココは真夜中のアディスアベバ。

大きな荷物を転がしながらiPhone片手にブラつくのはカモがネギと鍋を背負って歩くようなものだ。

運良くタクシーがやってきたので、値段を聞いてみると手が出せないコトもない値段だったので、乗るコトにしたのだが、荷物を載せようとすると急に金額が倍になった。

そういう態度が気に食わない。

最初からその金額で言っていれば乗っていたのに、急に手のひらを変えて値段を吹っかける。

そういう輩は信用しちゃいけない。

目的地に到着する頃には、値段がさらに倍になるなんてコトはよくある話だ。

このタクシーはダメだ。

とは言え、他にタクシーが通る様子は無い。

はぁ…カモがネギと鍋を背負って歩くか。。

こういう時、1人じゃなくて良かったと心底思う。

1人だったら完全に心が折れてただろうなぁ。。

ちょうど雨も小降りになってきたので良かった。

真っ暗闇の中を歩を進めていく。

たまにガラの悪い車が大きな音を立てて通るし、道端にはホームレスたちが焚き火をしながらコチラをジロリと睨みつける。

大きな坂を下っては上り…

道は冠水して雨水と一緒にゴミも溢れかえっていてグチャグチャだし、大きな野犬が何匹も近くをウロついている。

たまにジャンキーのような輩が何か言って近付いてくるが相手にしたら面倒なコトになると思い無視した。

時刻は3:30。

街の一端が動き出す時間だ。

ホームレス風の人たちの数が増え、みんなオレたちに声をかけてくる。

ウェルカムというより、金をせがんでくるような内容。

1人1人に渡していたらバスターミナルに着くまでに破産出来るほどの人数だ。

この数が一斉に襲いかかってきたら、ひとたまりも無いだろうな。

まるでバイオハザードの世界を歩いているような気分だ。

ドキドキもワクワクも無い、ただ“無”の状態で歩いた。

ほどなくしてバスターミナル付近に着いたのだろうか、道端に止まっている乗り合いバンと露天商の数が増えた。

ココまで来て、ようやくホッと一息つけたような気がした。

5〜6人がたむろしてゴハンを食べている露天商でトウモロコシが売られていたので1つ買ってみた。


1つ5ブル(約20円)。

大きめの粒で歯応えと味は無いが、腹にはたまる。

そんな感じのトウモロコシだった。

店員のお兄ちゃんにアルバミンチ行きのバスは出ているか聞くと近くのバスターミナルから出ているとのコトだったので安心した。

教えてもらったバスターミナルに向けて再び歩を進めた。


エチオピアにしては、しっかりしたバスターミナルに辿りいたけど、門は閉まっていた。

近くにいた人たちに声をかけると「アルバミンチ行きのバスはこっちだ」と言って、乗り合いバンに案内された。

あぁ、このタイプか。

アディスアベバ〜アルバミンチ間も乗り合いバンでの移動になるのか…

大きなバスの方がスペースがあってイイんだけどな。。

乗り合いバンは最大乗車人数なんて気にせず詰め込めるだけ詰め込むから、乗り心地は最悪だ。

乗り合いバンは人数が集まるまで出発しないので、人が集まるまで車の外で待つコトにした。

荷物を車の屋根の上に載せて外で待っていると、ようやく出発するというので乗り込んだ。

狭い車内ではパソコンを出すコトも出来ない。

防犯上の観点もあって、アフリカではそういった高価なものをあまり人前に出さない方が良いと何人もの人に注意された。

となるとやるコトは限られる。

寝るか窓の外を眺めるか。

昨日から丸1日移動続きで身体は疲れているので、すぐに眠るコトが出来た。

このままアルバミンチまで爆睡出来そうだなと思っていたのだけれど、思いの外早く起こされてしまった。

40分くらいだろうか。

「ココで降りろ」と起こされる。

アルバミンチまで行きたいんだと伝えるも、ココで降りろの一点張り。

どうやら、ココで乗り換えが必要なようだ。

オレたちが居たのはテラという場所のバスターミナルで、アルバミンチ行きは降ろされたアーユルテナというバスターミナルから出ているらしい。


門の脇にあったチケットカウンターでアルバミンチ行きのバスチケットを買い、中に入った。

大型のバスがズラリと並んでいて、その中から自分たちのバスを見つけた。

荷物は屋根の上に載せなきゃいけないのだけど、自力じゃ出来ない。

荷物運びが来るのを待ち、お願いした。

荷物を上に載せるのに20ブル(約80円)。

どうせ払うのなら、バスのチケットに含んで欲しいのだけど、こういう仕組みらしいから仕方がない。

早くバスに乗って寝てしまいたいのだけど、なかなか出発しない。

1時間くらい経ってから、ようやく出発した。

バスのシートは直角でリクライニングは無いし、固い。

それでも、乗り合いバンよりマシでホッとしてしまう。

身体も心もアフリカ仕様になってきたかな。



朝食が配られて驚いた。

今になって思えば何てコトの無いパンなんだけど、嬉しかった。

車内では色んな人が声をかけてくれて、程よい暇つぶしになった。


バスは山道をくねくね。

道路の質も悪いので、よく跳ねる。

これまた防犯上の観点で足元に荷物を置くんだけど、荷物もよく跳ねるので足で抑えていないといけない。

飛行機だったら一瞬なんだろうなぁ。。

寝たり、ぼーっと考え事をしたりしていると、ようやくアルバミンチのバスターミナルに到着したらしい。

バスを降りた瞬間から客引きや荷物の積み下ろし屋が群がってきてウザい。

頼むからほっといてくれ。。

昨日の朝移動を初めてから、もう何時間経ったんだろう…

アディスアベバからアルバミンチまでが結局11時間くらいかかったのか。

メケレからココまで34時間くらいか。。

まぁ、まだマシな方かな。。

とにかく疲れた。。

宿に行って休みたい。。

目星を付けていた宿までは歩いていける距離だ。

トゥクトゥクの勧誘を無視して進むも、次に群がってくるのは宿の客引きたち。

本当にウザい。

目星をつけていた宿Arba Minch Tourist Hotelに到着すると先に走っていってレセプションに向かっていった。

あぁ…自分が呼んだ客だとレセプションの人間に言って手数料をもらうヤツか。。

別にイイんだけどさ…

レセプションで泊まりたい旨を伝えて1泊の値段を聞くと320ブル(約1,280円)と調べていた値段よりも上がっていた。

それがさっきの客引きのせいかどうかは分からないけれども…

Arba Minch Tourist Hotelにはバーがあったので、とりあえずお疲れの1杯を飲みながら考えるコトに。

お店で飲んでも1杯12ブル(約48円)とビールが安いのがエチオピアの唯一の良いところかもしれんな…

さて、宿問題なのだけど、どうしたものか。。

Arba Minch Tourist Hotelの周りにも宿は何軒かあるみたいだ。

日本人バックパッカーが多く行くのはカイロホテルというところらしい。

そこに聞きに行ってダメだったら、ココに泊まるか。

Arba Minch Tourist Hotelのゲートを出ると先ほどの客引きが待ち構えていた。

「ココに泊まらないのか??他に行くのか??他ならイイところ知ってるぞ。」

「いや、行くところ決めてあるから大丈夫。」

「そうかそうか、じゃあこっちに来い。安いところ教えてやる。」

コイツは人の話を聞いているのか??

「大丈夫だから1人にしてくれ。」

「OK,OK。そこの角を曲がると…」

ダメだ、コイツ。

カイロホテルの前に着くと、またしても先にレセプションに入っていった。

残念ながら満室で泊まれなかったけど、値段は上がってるし、Wi-Fiも使えないとのコトだったので断念。

客引きがあまりにもしつこいので、勧誘してきた宿を見に行って見たけれど、安いだけのコトはあって泊まりたいと思えるような宿ではなかった。

今日はもう大人しくArba Minch Tourist Hotelに泊まるか。。

受付を済まして部屋へ。

ようやく横になって寝られる。。

本当に疲れた。

アフリカ旅のツラさってのが出てきた感じがするぞ。。

予定していたルートで進めない、そもそも予約していたバスが消滅、デモで道封鎖、足止め、長時間、長距離の移動…

肉体的にも精神的にも結構ハードになってきた気がする。。

果たして、このまま南アフリカまで縦断するコトは出来るのか…??

兎にも角にも疲れた。。

このまま寝てしまいたいけど、腹も減ったぞ。

一息着いたら晩ゴハンを食べに行くコトにした。


適当に開いていた店に入ったんだけど、ココでも疲れる。

店員とのやりとりが上手くいかない。

こんなコトを言いたくはないのだけれど、エチオピア人はバカなのかもしれない。

普通の話が通じない。

というか向こうの考えをゴリ押ししてくる。

そもそもゴリ押しというのか、まるでRPGの村人のように同じコトしか言えない気がする。

ウェルディアの宿の人間もツインルームに泊まりたいと言っているのに、ダブルベッドの部屋にしか通してくれなかったし。。

今回は、肉屋だったので、どんな肉料理があるか尋ねたんだけど、「500グラムか??1kgか??」しか返事が返ってこない。

「焼くの??茹でるの??煮るの??生??どうやって調理してくれるの??」

「500グラムか??1kgか??」

「いやいや、どういう風に料理して出してくれるの??」

「は??500グラムか??1kgか??」

「はぁ…英語分かりますか??」

「英語??分かるに決まってるだろ!!今しゃべってんだから!!で、500グラムか??1kgか??」

「はぁぁぁ…もうイイよ、500グラムで。。」

「よし、そこに座ってろ!!」

こんな感じのやりとりになってしまう。

向こうの持ち合わせている選択肢以外は通用しないらしい。

もうこうなったら、任せるしかないよね。。

と思って、席に着くと今度は、この店は俺が仕切ってるぜ的なおじさんに一緒に飲むぞと誘われた。

エチオピア空軍で働いてるらしい。

女の店員さんがやたら色目使っているというか、ココの女の店員さん全員いやらしい格好で、そういうお店なの??と疑ってしまう。

ようやくやってきた肉料理はこんな感じだった。


安定のインジェラを添えて。

味の方は可もなく不可もなくといった感じ。

もう疲れが酷くて何も感じないのかな…

お腹いっぱいになったところで、店を後にした。

今日は大人しく休もう。

うん、それが良いと思う。。

To Be Continued →

トウモロコシ…5ブル
バス代(テラ〜アーユルテナ)…15ブル
バス代(アディスアベバ〜アルバミンチ)…115ブル
チップ…20ブル
チップ…10ブル
ビール…15ブル
ゴハン…60ブル
ビール×2…24ブル
合計…264ブル(約1,056円)

移動の様子はぜひ動画でどうぞ!!アディスアベバからアルバミンチまでの様子が見れますよ!!

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