Day1719 2018.7.24 ダナキルツアー3日目
“世界一過酷なツアー”と呼ばれるダナキルツアー3日目でございます。
昨夜は屋根と壁のあるゲストハウスのおかげでグッスリと眠れたワケなんですが…
はい、やってしまいました。。
咳が止まりません。。
どうやらタローくんがハルツームで風邪引いたんだけど、それが移ったみたい。
昨日のダロールの硫黄のせいってのもあるんだろうな〜。
今日はこれからエルタアレ火山に向けて移動移動移動の1日。
移動中は大人しく体力回復に努めたいと思うんだけど…
今日の移動ルートは世界一酷い道と呼ばれているくらいの悪路らしい。
ん〜頑張れるかな。。
そして、1つ不安になる情報を耳にしてしまった。
“煙が多くて火口が見られるか分からない…”
もし、そんなコトになったら名実ともに世界一過酷なツアーになってしまうな。。
どうか、見られますように…!!
そんなこんなで出発の時間でございます。
ひたすら移動です。
本日も気温は50℃。
日差しが強すぎるってコトでドライバーがストールを窓枠に挟んでカーテンにしてくれました。助かる〜。
荒野をひたすら走っていると車はバラックのような所で止まった。
お昼休憩らしいんだけど…
めちゃめちゃ汚いし臭い!!
ゴミというゴミが地面に散乱していて逆にスゴい…!!
そして、異臭もスゴい。
アンモニア臭がハンパない!!
アフリカ人はこの大地をゴミ箱とトイレだと思っています。リアルに。
そんな所でお昼休憩だって〜ウケる〜。
トタンで出来たスペースにツアー客を無理やり押し込むんだけど、めちゃめちゃ狭いし暑い!!
みんな顔死んでるよね。
例の中国人たちは速攻で車に戻ってたけど、正解だな〜。
50℃の外の方が涼しく感じるくらいで、何で中で食べる必要があるんだろうと…
あまりにもたまらなくて外に出たらアンモニア臭。
あ〜…中の方がマシなのかも。。
いや、この敷地じゃなくてホントの外でイイんじゃ…
ゴハンはゲストハウスで作ってるのを持ってきてるだけだし。。
まぁ、そんな中で食べるゴハンは最高でした。
世界一過酷なランチを終えたら再出発です。
ダチョウ走ってるし!!
ウケる〜とか思ってたら急に車が止まった。
「10分後に迎えに来る!!」って急にワケの分からないコトを言われて放置。
え〜!?こんなクソ暑い所に放置!?
意味分からん!!
ちょいちょいちょいちょい、どういうコトよ!!
文句言いに行ってやろうと思って、他のドライバーやガイドたちが集まっている所に行ってみたら、普通にケンカしてたよね〜。
ウケるよね〜。
さすがアフリカ〜。
大人しく待ってるコトにしました。
そしたら、遠くに何か変なものを発見。
地面から白い柱みたいなものが…
た〜つ〜ま〜き〜!!
竜巻4本くらいあるし!!
どんだけ〜!!
もう色々あり過ぎて、頭の処理速度が追いつかないわ〜。
やっと再出発してくれて、世界一酷い道に突入。
地面がエルタアレ火山から流れてきた溶岩で出来てるらしく、めちゃくちゃ跳ねる。
普通に座ってられないレベル。
ちょっと油断すると頭をぶつける。
そのくらい揺れる。
何てったって、車で登山してるんだもの。
そんなトコ登る!?ってトコをグイングイン行くんだもの。
こんな道を2時間以上。。
めちゃめちゃ体力使ったわ。。
あ、移動中は体力回復に努めるって言ったのに、めっちゃ消耗してしまった。。
ようやくエルタアレ火山の火口までのベースキャンプに到着。
ココから火口までは登山。
溶岩で出来た斜面を3時間以上かけて登るとのコト。
今晩は火口付近のキャンプポイントで、また夜空の下にマットを敷いて寝る形になるらしい。
その準備があるから休んでろと言われたけど、とにかく暑いし日差しを避けるために車や石積みの小屋に入ると今度は蒸し暑くてたまらない。
とても休むとかのレベルじゃない。
そんな中で何時間も待って、早めの晩ゴハン。
3時間前に昼ゴハン食べたばっかだから、あんま食べれないけど、次のゴハンは明日の昼なので頑張って食べた。
出発の準備をしていると何やら、またトラブルがあったらしく本来ならラクダで運ぶはずの寝袋と水を自分で持っていってくれとのコトだった。
これから3時間も登山するってのに荷物が増えるのは結構厳しい。
しっかりしてくれよなぁ。。
ようやく19:00になる頃に出発。
すると違うグループに見覚えのある顔が。
アスワン、ハルツームで会ったポルトガル人カップルだ。
「やっぱ会ったね〜!!また頂上でね!!」と軽く挨拶をして火口に向けて出発した。
さ〜て、ココからはひたすら登山。
ゴツゴツとした溶岩が固まった足場を歩いていく。
所々もろい場所があるので注意しないといけないと言われた。
実際に他の旅人でパックリ足を切ってしまった人もいるみたい。
ひたすら息を切らしながら登った。
登り始めるとすぐに天気が荒れだし、雨が降り始めた。
そして雷も。。
なかなかハードな道のりだ。。
もう日は暮れているんだけど、暑すぎて汗の量が尋常じゃない。
もちろん喉も渇く。
持ってきた水は既にお湯。
飲んでも飲んでも喉が渇く。
お腹がタプタプになってしまって苦しい。。
それでも喉は渇く。。
あぁ…帰ったらキンキンのコーラ飲みたい。。
今はビールじゃなくてコーラが飲みたい。
帰ったらスーパー行ってコーラ買って吐くまで飲もう。
そんな現実逃避をしていると「止まって!!」とガイドが大きな声で言った。
周囲に不穏な空気が流れる。
何があったんだ…??
「道を間違えたわ。」
え??道間違えた??
「このままじゃエリトリアに行くとこだったわ。はっはっは。」
はっはっはじゃないでしょうよ!!笑
ちょうど自分たちが居た場所が曲がるべき場所だったみたいだから良かったけど、先頭の人たちはだいぶ先まで行ってるみたいだぞ。
適当だなぁ。。
所々休憩をしながら進んでいくんだけど、とにかく暑い。
映像で見たら顔が茹でダコみたいに真っ赤だった。
こんな状況にも関わらずガイドは寒いなぁとか言ってるし。。
そんなこんなで3時間半かかって、ようやく本日のキャンプポイントに到着。
荒れて石垣だけが残っている場所にマットを敷いて寝るらしい。
肝心の火口まで200m。
少し進んだ所にあるらしく、荷物を置いたらすぐに出発。
急な崖を下って、火口付近へ。。
火口から噴きあげる煙が濃くなっていく。
硫黄とガスが濃くて息をするのも一苦労、目にも染みて痛い。
こんなに呼吸が苦しくなるコトってあるのか…
コレは初めての経験かも。
水中以外でこんなに苦しいコトなんて…
咳と涙と鼻水が止まらない。
何とか火口の淵のギリギリに這いつくばって覗いてみるんだけど、全然見えない。。
風の流れで時々マグマが見えるような…
強烈な熱風と硫黄とガスと…なかなかヘヴィな状況だぜ。。
数年前に噴火してしまった影響で今はマグマの量が少なくなっているらしく、だいぶ下の方に見える。
以前は、立ちションをしたらションベンがマグマにかかってジュ〜って音が聞こえるくらいだったらしい。
ガイドがこりゃダメだと判断して撤退命令を下した。
作戦としてはキャンプポイントに引き上げて、早朝にもう1度戻ってくるらしい。
その時に見られたらイイんだけど…
このままじゃ本当に辛いだけのツアーになってしまう。。
キャンプサイトに引き上げたら、すぐに寝床の準備をして就寝。
マットに寝転ぶと、まんまるの月が煌々と輝いていた。
2時間後の再チャレンジで、どうかマグマを見れますように。。
To Be Continued →
ダナキルツアー3日目の様子を動画でどうぞ!!ブログとは違った場面が見られます!!
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ドローン2代目購入してたんですね、果たして日本まで持って帰って来れたのか笑
ヴィダさん→ようやく体調・メンタル戻ってきたのですが、パソコンはゾンビ状態です…苦笑 調子の良い時を狙って急いで更新しているので、またいつ止まってしまうか分からない状態です。。泣
はい、ドローン2代目購入してしまいました…!!おかげさまで全財産が5,000円になっちゃいました…!!
本日ようやく写真集が手元に届いたので送らせていただきます!!遅くなってしまい、本当にすみませんでした!!