Day1722 2018.7.27 メケレ〜アディスアベバ
結局、ほぼ眠れないまま一夜を過ごし、ギリギリの3:15に起床。
アディスアベバ行き4:00出発のバスだから、急がないと。
急いで荷物をまとめてバス会社のオフィスへ。
ホテルの隣でホント助かった。
オフィスの前には大型のバスが止まっていたので、きっとコレに乗って行くのだろう。
運転席ではバスのドライバーが爆睡している。
こんなんで時間通りに出発するのか??
まぁ、アフリカには時間なんて、あってないようなものか。。
時間を10分過ぎても進展なし。
急いだ時間を返して欲しいなぁと思うのはいつものコト。
物売りたちが寄ってきては、それ要らんだろというようなものを売りつけてくる。
同じものをみんな売ってくるから、断る作業を何十回したコトか。。
こういうとこも世界一ウザい国の要素の1つなんだよなぁ。。
それにしても、何の進展もない。
4:30を過ぎているというのに。
こんなんだったら、もう1時間くらい寝れたなぁ。。
しゃがんでボーっとするしかない。
5:00を過ぎた頃にようやく動きがあった。
バス会社のオフィスの前に人だかりが出来て、何かワーワーと揉めているようだ。
その人だかりに混じってみるも現地語のアムハラ語で怒鳴りあっているので、何を言っているのか分からない。
どういう状況だ、これ…
何人かに聞いて、ようやく英語が出来る人が見つかった。
事情を聞いてみると驚愕の内容だった。
「今日のバスは無くなった。」
は??どういうコト??
何やら、幹線道路でデモが起きているらしく首都のアディスアベバへ続く道が封鎖されているとのコトだった。
最近、新体制に変わった政府に対するデモが頻発しており、そのデモ隊が道を封鎖してしまったり、時に死者が出るような行動に移るコトがあるそうだ。
先日も何人か亡くなったみたいで、バス会社が危険と判断して、今日のバスの運行を取りやめたらしい。
「他のルートから行けないのか?」「遅らせて出発出来ないのか?」「他のバス会社はどうなってるんだ?」と他の人が質問したみたいだけど、バスで通れる道は1本だけらしく、他のバス会社も軒並み運行を決定しているとのコトだった。
デモも長いと数日に渡るので、待ったところで今日出発出来るか分からないので、運休は確定だと。
まじか…
また足止めかよ。。
もうメケレでやるコトも無いし、滞在費・食費がかさむだけで良いコトが1つも無い。
一刻も早くメケレから脱出したいってのに。。
エチオピアは本当に一筋縄じゃいかないな。。
「アディスアベバか??ランクルで行くぞ!!どうする!?」
ん??
「バスじゃ通れない道でもランクルなら通れる!!このランクルで行くか??行かないか??」
車内にはバスに乗れなかった人がギュウギュウに詰め込まれていた。
そういうコトか。
この車でアディスアベバ…
値段を聞いてみると600ブル(約2,400円)。
バス代が485ブル(約1,940円)だったコトを考えると割高だけど、今日出発できるのは大きい。
ココに滞在しても1泊700円と食費が飛んでいくし、明日になって道路が再開されるか分からない。
これ以上足止めを食らって日数が削られるのは痛い。。
行くか…
一瞬の内にこのようなコトを考えてトラブルに対処するのは旅の経験のおかげ。
こういうコトって、旅に慣れてない人はあんまり考えたコトが無いかもしれないけど、不測の事態を考えておいたり、今出来る最善の策というのを一瞬で考えなければならない場面が往々にしてある。
結果がどうなるかは分からないけど…
そうと決まれば、まずはバス代の返金。
ドライバーに待っててもらうように頼んでオフィスへ。
すぐに返金してくれて、車に戻ったんだけど、フル。。
他の人に取られてしまったらしい。
ココはアフリカ。
日本じゃない。
のんびりしてるヤツが悪い。
次の手を考えねば…
呪文を唱えよう…
何??現実逃避してるワケじゃないよ…!!
オレは知っているのさ…魔法の言葉を。
「ランクルランクルランクルランクルランクルランクルランクル…アディスアディスアディスアディスアディスアディスアディスアディス…」
ものの数秒で客引きA,B,C,Dがあらわれた。
コレぞ経験値の賜物ッ!!
その中から値段や条件を交渉して1人に決めた。
さっきみたいにブタ箱みたいな車にギュウギュウに詰め込まれたら、たまったもんじゃないので、ドライバー含めて5人までという条件で600ブル(約2,400円)で行くコトにした。
乗車場所へ移動するとのコトで付いてこいと。
客引きが荷物を持っていこうとするので、取り返して自分で持った。
荷物代を請求されてウザいコトになるので。。
道路の一角に何人か集めらて、そこで待機。
待ちぼうけ状態で、なかなか来ない。
結局、1時間近く待ったんじゃないかな。。
ようやくランドクルーザーがやって来た。
コレに乗っていくようだ。
荷物を荷台に載せて出発!!
かと思ったら、乗客の数が増えている…??
前に3人後ろに4人…
どう考えても7人ですよね??
後ろの席なんて3人席に4人なんですけど。
ギュウギュウパンパンでお尻以下の面積になってませんか??
オイオイオイオイ…さすがにコレは無いだろうよ。。
約束は違うし、「650ブルよこせ」と言ってくる。
話が全然違う。
こっちも応戦。
キレた演技も交え…半分キレてたけど…何とか停戦。
最初に言ってたコトとすぐ変えてくるから本当にウザい。
結局、状況が変わるコトが無いまま出発。
ココから先は得意の3行文で終わる…いや、3単語で終わる。
“痛い 辛い しんどい”
さすがにそれじゃブログとして成立しないか。。
助手席に乗ってた男にチャットなる草をもらう。
普通の草って感じの味で興奮作用があるらしいけど、全然無かった。
1人が身体を前に倒さないと全員座れない。
パスタ頼んだら、さすがエチオピア。
インジェラの上にパスタが乗ってた。
確かにバスじゃ通れないなぁ。。
さすが世界のTOYOTA。
ドライバーも道が分かっていないのか所々村によって道を聞いたり、デモの情報を収集。
「金くれ」とは言うものの定型文みたいなもので、ちょっかい出すときゃっきゃきゃっきゃして村の子供達は無邪気で可愛い。
エチオピア事故多すぎ。
晩ゴハンは安定のインジェラ。
コップの1/3が砂糖。
これはさすがに入れ過ぎ。
ちなみにドライバーが飲んだら、「不味い!!」って言って金払わないで帰ってた。笑
時刻はすっかり深夜。
どうやら、アディスアベバに到着したらしい。
時刻を見ると出発から23時間が経っていた。
とにかくケツが痛い。。
尻が崩壊しそうだ。。
早く外に出て身体を伸ばしたいんだけど、外はあいにくの雨。
しかも、ココはバスターミナルでは無いらしい。
そこまで行ってくれと頼むも追加料金と言って、むちゃくちゃな金額をふっかけてくる。
最後までコイツら…
かろうじて雨がしのげる…と言っても足下は濡れるレベルの軒先に身を置いて現在地を調べた。
首都アディスアベバは治安が悪いと聞いている。
深夜に大きな荷物、それにiPhoneなどを出すのは強盗さんに狙ってくださいと言っているようなもの。
かと言って、ココに立って朝まで待つという雰囲気では無さそうだ。
ギラギラとコチラを見つめている目がいくつかある。
あぁ、なかなかヘヴィな状況だぜ。。
To Be Continued →
車代…650ブル
ジュース…10ブル
水…15ブル
ビール×2…50ブル
合計…725ブル(約2,900円)
移動の様子はぜひ動画でどうぞ!!ブログには載せなかった村の子供達との触れ合いの様子も見れますよ!!
チャンネル登録・高評価よろしくお願いします!!
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