Day96 ヘビに睨まれた野犬

Day96 2014.2.12 ロンドン10日目　

眠いけど、朝食のために起きなくては…

日本にいる頃、朝食を食べる事なんて滅多になかったのになぁ。。

今は食に対してストイックになってるな…

朝食を逃す＝昼食を逃すという図式も自然と出来上がってるしな…

昨夜話した人たちと寝ぼけた頭で挨拶を交わしつつ、朝食を眺める。

パンとシリアルのみ。

確かにバリエーションの変化は求めましたけど、まさかのダウングレードとは……

贅沢言って、ごめんなさいぃぃぃぃぃ！！！！！

既にハムとチーズが恋しい。。

あぁ、毎日同じメニューで飽きたとか思ってた自分にタイキックをお見舞いしたい。

せっかく連泊にしたのだから、しっかりその恩恵を受けさせて頂こう。

まずは二度寝だッ！！

昼までは寝てやるぞ〜〜ッ!!

と意気込んだはイイものの、清掃のおばちゃんがやってきて30分で終了。

「コレ、あんたのかい？？」

そう言って、ドロップの缶を拾って、こちらに見せる。

「違うよー。何だい、それ？？」

フタを開けると白い粉が舞った。

「コカインだね。」

「うそーん！」

「フフフ、ジョークだよ！」

「おばちゃんが言うとジョークに聞こえないよ！ハハハ!!」

ジロリ………

「あんだって？？」

「……スイませェん。」

結局、作業や調べものをしていると16:00になってしまった。

朝から続いていた雨もようやく止んだようなので、ギターを持ってチャイナタウンへ向かった。

いつも顔を会わせる中華料理屋のお姉ちゃんに挨拶をして、開始。

あまり人はいないが、反応はある。

晴れている間にやれるだけやらないと…!!

寒さに耐えながら唄っていると中華料理屋のお姉ちゃんが、あったかいジャスミンティーを持ってきてくれた。

ホントに毎度ありがとう！！

唄っていると同じ宿のサオリちゃんとアヤナちゃんとバッタリ遭遇した。

昼間キッチンにチラリと現れただけだったんだけど、頭に鮮明に残ってたので、こっちから声を掛けてみた。

「Dover Castel Hostelに泊まってるよね？？」

「え、そうですけど…!!」

「やっぱり！昼間チラッと見て覚えてたんだ！」

「ビックリですよ！そういえば、キッチンでお見かけしたような。」

「そうそう！帰ったら、話そう！」

後ほど、改めて話す約束をして、２人は観光へ向かって行った。

今日は21:00まで唄って退散。

寒さで手と足が痛む。

今日も地下鉄か…

贅沢しちまってるな。。

気を引き締めないと…

明日は検診があるので、23:00以降は絶食。

それまでに晩ゴハンを食べないと…

スーパーに寄って、パスタを買って帰った。

宿で晩ゴハンを終えると、先程の２人が帰ってきた。

サオリちゃんとアヤナちゃん。

３人で話をするが、結局俺の独壇場になってしまった。

長々話してスマン！笑

ジロリ………

最終的に飽き飽きしたアヤナちゃんは、カエルを捕食するヘビのようになっていた。

ひぃぃぃ、ごめんなさいッ!!笑

そうそう、なんとアヤナちゃんは母校立教大学の後輩だというコトが判明！

ロンドンは不思議な縁をもたらしてくれるなぁ。

最近、毎日チャイナタウンに行ってるけど、テレビやネットで話題になるような反日感情ってのは、ほとんど感じない。

今日もおばちゃんが話しかけてきたけど、「あんたの歌は聞いてて気持ちがいいねぇ。幸せになるよ。どんなコが唄ってるか気になって見に来たけど、日本人だったのかい。頑張ってな。」とポジティブな内容だったし。

俺の１番仲の良い友達は在日３世だし、中国人の友達もいる。

誰も日本のコトを嫌いだ！なんて言わない。

むしろ、親日。

そりゃ、日本人に近付いてくるってくらいだから、当然かもしれないけど。

マスメディアと政治が作り出した虚構なのかもしれない、なんて思ってしまうな。

ま、その真実はアジアを回った時に分かるか。。

To be continued→