Day175 2014.5.2 ローマ再び14日目
世の中、金だよ!金ぇぇぇ‼︎アヒぃぃひゃハハハWRYYYYY!!!!
金さえあれば、好きな物買って、好きな物食べて…
飛行機、新幹線で移動時間、アウトソーシングで作業時間減らせば、時間も金買えるぅぅぅゃったばぁぁぁぁ‼︎‼︎
そんで、南の島にでも女囲って毎夜毎晩、酒池肉林の宴をぉぉぉぉ……‼︎‼︎
「あ、これ家賃です。1ヶ月分250ユーロ、両耳揃えて払わせて頂きます。」
「お、早いねぇ!ギター買うんじゃないの??イイのかい??ニーニー」
「まずは立て替えてもらってる分、払っとかないと気が済まないんで、先に払っちゃいます。それにしても50ユーロ、タバコ屋で両替してもらったんですけど、黄色いんですねぇ。初めて見ましたよ。」
「そうだねぇ、普段俺たちが見るのって、コインばっかだもんね。。ニー」
「そうですねぇ…ブルジョワになりたいっす…」
「そう言えば、そこにブルジョワが1人…ニーニー」
「え、私??」
「飛行機はビジネスクラス以外乗ったコト無かったんですよ。ニーニー」
「ホントですか??」
「booking.comも安い順に並べ替えれるの知らなかったんだよね。そもそも星の付いてる所しか泊まらなかったんだよね。ニーニー」
「それ、まじもんのブルジョワじゃないっすか…!」
「もー、やめてよ!昔の話なんだから!」
「げげげ、否定しないってコトはホントなんですか!」
「もう随分、前の話よ!こうやって旅に出る前、リーマンショックが起きる前の話よ…!」
「何でそんなブルジョワだったんですか??」
「まぁ、色々とね。。」
「何すか、色々って??」
「いいじゃないの、何でも。」
「いやいや、重要ですよ!もしかして、闇の世界の仕事に手を染めてたとか…殺しとか、クスリの横流しとか、はたまた女王様やってたとか…はひぃ‼︎」
「もう、そんなんじゃないわよ…!ちょっと投資とかね。。」
「おぉ、財テク大先生ですか!イイですね~!安心しましたよ!」
「何よ、安心したって~??」
「だって、KさんもスージーOさんも自分たちのコトあんま話さないじゃないですかー。謎が多過ぎなんですよねー!叩けば叩く程、ネタが出てくるというか…!で、ナンボのもん稼いだんですか??」
「まぁ、その話は追い追いね。」
「億ですか、億ですかぁ??」
「そういう仕事もあったわね。」
「うひょぉぉ、ブルジョワ‼︎ジュンジュワァッ‼︎もう財閥ですやん!財閥、財閥ゥ‼︎」
「何よ、財閥って…‼︎」
「財閥…ぜひとも、その黒光りしているカードで僕にもビジネスクラスの航空券買ってください!百歩譲って、ファーストクラスとは言わないんでッ‼︎」
「残念ね〜今はカード切れちゃって日本の実家に置いてあるのよ。昔だったら買ってあげたかもしれないけどね~。」
「えぇぇぇぇ‼︎もっと早く出会いたかったぁぁぁ‼︎リーマンショックめ!ファック、リーマンファック‼︎」
「フフフ、残念ね。」
「やっぱブルジョワたちが夜な夜な集まる秘密の会合とかって、あったんですか??」
「夜な夜なってワケじゃないけど、月に1回くらい集まるのはあったわねぇ。」
「おぉ、やっぱ高層マンションの一室で行われてたりするんですか??」
「そうねぇ、大体。」
「おぉぉ、そこでブルジョワたちのお遊びが行われるんですね!俗に言うクスリ部屋とか乱交部屋ですかッ‼︎ブルジョワって、恐ろしィィィ‼︎」
「そんなコトしてないわよ。お食事しながら、情報交換するくらいよ。」
「さて、そろそろ僕たち貧民は路上に行きますか。ニーニー」
「いゃぁぁぁ、現実に戻さないでぇぇぇ‼︎夢だけでも、夢だけでも見させてぇぇぇ…‼︎」
ダダをこねつつ、今日もギターを抱えてトラステヴェレへ向かう。
「これが現実ってヤツですねぇ。。」
週末というコトで、今日も路上は人で賑わっていた。
観光客、地元の若者グループ、カップル、みんな楽しそうにしてやがる…で見ていて気分が高まる。
結婚前夜(と言いつつも大体、結婚前の週末)パーティーをしているグループ。
欧米には、そういう文化があるらしく、結婚して人生の墓場に行く前に派手に遊んどきましょう!というパーティーらしい。
新郎は男友達と遊びに、新婦は女友達と遊びに行くそうな。
新郎はダッチワイフを持ち、新婦はペニスの被り物やステッキを持ちながら、それぞれ気が狂ったように騒ぐのです。。
“節操”という言葉を頭の中の辞書から失った人たちを横目に今日もレストランバスキングからの路上。
さすが、週末。
ありがたいコトに反応も良く、70ユーロで終わるコトが出来た。
荷物を片付け、バスに乗るためにヴェネツィア広場へ向かった。
今日もバスはすぐ来ない。
今日は週末だから、これだけ稼げたけど、やっぱ自分で会社やってた頃に比べたら、まだまだ…
今は趣味に毛が生えた程度のモノで人様から半分情けでもらってるようなもんなのに、こんなコト考えちゃいけないって分かってる。
それでも、自分が旅しながら生活していくには、まだギリギリ過ぎる。
余裕が欲しいワケじゃない。
良いホテルに泊まるためでもないし、美味しいモノを食べるために必要なワケじゃない。
もっと面白いコンテンツを作るために回したい。
そして、目標としてる自分のコンテンツで人を楽しませて、その対価として、お金や生活に関わるモノを得られるようになりたい。
まだまだだ…欲張りだと言われるかもしれないけど、まだまだだ。
一気に駆け上がってやりたい…‼︎
そんなコトを思ってたら、こんな言葉が飛び込んできた。
『結果』だけを求めていると人は近道したがるものだ…
近道した時、真実を見失うかもしれない。
やる気も次第に失せていく。
『大切なのは真実に向かおうとする意志だと思っている。
向かおうとする意志さえあればたとえ今回は逃したとしてもいつかは辿り着くだろう?
向かってるわけだからな。違うかい?』
目が覚めた。
俺の目標は、この夜空に浮かぶ月を捕まえるコトと同じくらい厳しいかもしれない。
夢想家だと笑えばいい。
道が無ければ、獣道を作ってやる。
それが俺のやり方だ。
少しずつでも近づいていってやるぞ。
目標がこの目に見える限り。
To Be Continued →
Day175 ブルジョワな話〜人は結果を求めて近道をしたがる〜
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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