Day737 2015.11.15 メデジン3日目
「シンさん、今日のお話楽しみにしてますね〜。」
「うん、その前にデート頑張ってきます!」
「ははは、上手くいくとイイですね!」
1年の1度の休みでメデジンに来ているシンさん。
毎晩のようにデートに繰り出すシンさんはドコから見ても、今時の青年。
普段、宿に居る時はサルサバーに行ったり、女のコを誘ってデートに行ったりといった感じの人。
こんな人がホンジュラスに孤児院や学校を建ててるとはとても思えない。
失礼な言い方だけど。
詳しい説明はテレビ東京の“世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜”で取材されていたので、そちらの動画でチェックしてみてください〜。
命の危険をかえりみず村を丸ごと1つ作ってしまった日本人
ホンジュラスで村1つ作って、たくさんの子供たちを助けるコトも大事だけど、まずは自分の生活を確保しないといけないので、オレはひとまず路上へ…
今日も良い反応がありますように…!!
そう願いながら、気持ちを込めて唄った。
シンさんの講演に間に合うように2時間精一杯唄って、今日のあがりは64,900ペソ(約2,568円)。
よし、これで少し体勢は整ってきたかな…
今日は差し入れも頂きました〜!
豆の煮込み(フリホーレス)とアレパ!!
自転車にまたがり、戻ると必死に若作りしてるおっさんこと旅丸のshoさんがゴハン作ってくれてました〜。
本日のお品書きは、グルジア料理の何とか!!
shoさん、名前忘れた!教えて!
(※追記)シュクメルリって名前らいいです!!
グルジア料理は世界回った中でも1、2を争う美食の国なんだとか。
shoさん、これめっちゃ美味かったで〜す!
大人数分作ってくれてありがとうございました〜!
食後にシンさんの講演会日本語バージョン!
冒頭でも触れたようにシンさんは現在ホンジュラスで暮らしていて、学校を作っている。
そのきっかけとなったのは、2歳の時に家族と供にアメリカに移り住んで、始まった人種差別から来るイジメ。
いじめられている時に友人に救ってもらい、自分も他人のために何かしたいと思ったそう。
その矢先、目の前で複数の男性に囲まれた女性が居て、助けを求めていたんだけど、いじめられていた時の恐怖心が再び襲ってきて、惨めにもその女性の助けを無視してしまった。
何て情けない男なんだ。
彼はそう思い続けて生き続けた。
大学生になった折りに友人の誘いでホンジュラスにボランティアへ行くコトに。
元々、子供も好きだったワケでもないし、ホンジュラスにも興味が無かった。
何の関心も無いままにボランティアを続けていたある日、道端でよく会うオレンジ売りの少女から1通の手紙をもらった。
そこに書かれていた内容は”いつか壊れない家に住みたい。”というものだった。
道端でよく会い、彼女のためになるならと彼女が売っているオレンジをいつも買っていた、それだけの関係だったのに、なぜこんな内容の手紙をくれたのか…
その時、シンさんの中で何かが動いた。
ココ、ホンジュラスに安心して暮らせる家を作ろう。
それからというもの、シンさんは学校に通いながらボランティアに使うためのお金を稼ぐために日夜アルバイトに勤しんだ。
その傍ら、こういう活動をしたいという熱意を各方面に伝えるべく、イベントを開催し、講演をしたり各家庭を訪問して賛同者を募っていった。
シンさんの活動の甲斐もあり、賛同者は徐々に増えて、シンさんの住む街全体が関心を持つようになった。
中には、かの有名なウォーレン・バフェットの妹も居たらしく、金持ちらしい課題を与えて、見事シンさんはそれをクリアして、募金と供に信頼をも勝ち取った。
現在では、このシンさんが中心となった団体はアメリカのみならず世界に広がり、多くの賛同者を得ている。
シンさんはただのボランティアではない、村を作るのはボランティアの団体だけがやるものではなく、そこに住む住人と一緒になって作るコトが大事。
そういった信念を持っている。
シンさんの考えは本当に芯があって、的を射ているものが多い。
普段のシンさんからじゃ考えられないくらいに…
これからの目標は学校を1,000校までに増やすコト。
そうすれば、ホンジュラス国内の子供の勉強への機会がカバーされるとのコトだ。
ただ単に就職活動のPRのためにカンボジアに学校を建てるバカどもとはエラい違いだ。
最初にホンジュラスに学校を作っていると聞いた時に、同じような輩かと思って、意地悪な質問をしたけれど、どれも先を見据えている。
学校というのは、ハード(建物)だけの問題ではなく、ソフト(教える教員)の問題も重要だ。
その辺りもしっかり政府と連携してプロジェクトを進めているので、これからどう発展していくか見届けたい。
オレもこれから弾丸で中米を抜けてメキシコまで行こうと思っていたけど、ホンジュラスで少し歩を止めて現状を見てみたいと思う。
ホンジュラスという不安定な国で、どういった光景が見られるのか楽しみになった。
オレにも何か出来るコトがある。
そう信じてホンジュラスに向かいたいと思った。
シンさん、今日は本当に勉強になりました!ありがとうございます!!
気を緩めたシンさんも好きなので、またゆっくりお話しましょ〜!!
それにしても、コヤツは…
こんなに興味深い話してたのに、寝落ちするってどういうコトじゃ〜〜〜〜〜!!!!ポンコツ!!
To Be Continued →
あがり…64,900ペソ(約2,568円)
雑費…10,200(約403円)
Day737 ホンジュラスに村1つ作った日本人の話

2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
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