Day53 2013.12.31 ブダペスト6日目
ヤバい!!ココどこだ!?!?
見知らぬ天井を見て、焦る。
そうか、ナンディの家だ!
うわ、いつの間に寝ちゃったんだろ…
記憶には無いが、たくさん写真はある。。
時計を見ると7:15。
ジュディが心配してるだろうな。
ミッシとライラも帰る所だったので、一緒に家を出た。
げ、帽子がワインまみれだ!
くさッ!!
バスを3本乗り継いで、ようやくジュディの家に到着。
結構、遠かったんだな。
ちょうど、ジュディがピサの散歩をしている所だった。
「ヘ〜イ、ドコに行ってたのよ〜!心配したんだからね!」
そりゃそうだ。
ロクに連絡もせず、朝帰りだもんな。
「私はこれから出掛けるから寝てなさい!」
はい、そうさせて頂きます。
「昨日、もらったお酒美味しかったわよ〜!!」
え、もう空っぽじゃん!
「一緒に飲もうと思っ…」
「それじゃ行ってくるから!!」
バタンッ!!
もう、ホントに自由だな…
人が一緒に飲もうと買ってきたお酒、他の男と一緒に飲まれちゃったのか…
何か切ねぇなぁ……
13:00頃まで寝かせてもらった。
14:00にジュディが帰ってきた。
「さぁ、今夜はどうする??街中は人が多過ぎるから、家の屋上で過ごさない??何か欲しいものはある??あと今からプライベートタイムが欲しいから、外でギターでも弾いてきなさい!お腹空いてる??パンは買ってきたわよね??サンドウィッチ作ってあげるから仕度して!あ、19:00に連絡取りましょう!!」
この人はホントにマシンガンのように話すし、質問してるのに答えを聞かないんだよなぁ。
仕度をして家を出た。
街中に着くと、人はそれ程多くないんだけど演奏出来そうなスペースを発見。
路上開始。
セキュリティがチラチラ見てくるが何も言ってこない!
久々にジャマをされずに1時間半出来た。
あがりも悪くない。
PCを使う作業があったので、この後いつもの飲屋街前でやる予定だったので飲屋街のHunter’s Pointという店に入った。
1ℓのビールが590フォリント(¥295)安い!!
1杯だけビールを注文し、20:00まで作業。
その間、ジュディにメッセージを送るが返事はない。
通りを見ると人も出てきたようなので、路上再開。
開始してすぐに昨日会ったサラとテレサにゴハンに行こうと誘われたが、まだ何もしてなかったので、「もし、この後飲みに行くようだったら誘って!」と言って断った。
あ〜ん、せっかくの女子のお誘いを断るなんて、何て俺はマジメなんだ!!
今日は大晦日というコトもあって、人が多い。
予想通り、イイ具合だ。
この間も面白い人たちに絡まれて話が弾んだ。
みんな、新年へのカウントダウンに向けて、テンションが上がっているようだ。
街の至る所でブブゼラのような笛の音が鳴り響いている。
そんな中、2人のアジア人が話し掛けてくれた。
アジア人とか言いながら日本人だったんだけど。
ミズハちゃんとユータ。
なんと、クラクフでも演奏している所を見たらしく、今回気になって声を掛けてくれたとのコトだ。
まさかクラクフに次いで、ブダペストでも見られるなんて不思議な感じだなぁ。
2人はこの後の予定を決めてないらしく、俺に同行して一緒に新年を迎えるコトになった。
内心、俺に同行なんかして大丈夫かな…と思っていたのは今だから言える話。
基本的にワタシ、テキトーでノープランですから。
俺としてもアテにしている3組、ジュディもサラもナンディも連絡を返してくれないんだなよなぁ。
どうしよう……
気付けば23:00を過ぎており、これ以上ココにいても仕方ないので、とりあえずバスに乗ってジュディの家に向かうコトにした。
しかし、なかなかバスが来ない。
「これはバスの中でカウントダウンするコトになりそうだねぇ…」
「次のバスがダメだったら、広場で迎えようか。」
「あ、来た!」
ようやくバスが到着するも23:53、あと7分…
ヤバいな…俺はドコで迎えようと構わないんだけど、2人をガッカリさせるワケには……閃いた!
「そうだ!ドナウ川にかかる橋の上で迎えよう!あそこなら、めちゃめちゃキレイだし!」
「そうしましょう!」
急いでバスを降りて、ギリギリで橋に到着。
ちょうど新年を迎える瞬間だったようで、あちこちから花火が上がった。
ジョーさんと見たパーラメント同様、俺を待っていてくれたんだな…
ふぅ、何とか間に合って良かった…
近くにいた北欧から来たモデル軍団と仲良くなって、乱痴気騒ぎをして良いカタチで新年を迎えるコトが出来た!!かな…!
ジュディの家に戻ると、ジュディは電話してる所だった。
話を聞くと19:00から寝ていたらしい。
19:00に連絡取ろうって言ったの誰だよ…
まったく、この人は…
「さ、これからパーティーするわよ!友達?ウェルカムよ!私も友達呼ぶから待ってて!サラダとファラフェルも用意しなきゃね!頼んどくわ!」
それから程なくして、大量の料理を抱えて男友達と帰ってきた。
「さ、屋上へ行くわよ!絶対に落ちないでね!」
屋上、寒ッ!!
あんま夜景も見えないし、部屋戻った方が良いのでは…??
日本人3人の思考は見事に一致していた。
しかも、期待していた料理はすべてデザート…
顔を見合わせて落胆する日本人3人。
「ジュディ、これ全部デザートじゃない??」
「そんなコトないわよー!ヒャッハー!!」
料理に目もくれず酒を飲んでいるジュディ。
誰の口からともなく「部屋に戻りますか。」という言葉が発せられた。
もちろん意思の疎通は出来ていたので、無言で荷物をまとめて部屋に戻った。
「じゃ、私は彼と出掛けてくるから!」
そう言って部屋を出て行くジュディ。
残される日本人3人。
大量に残っているデザート。
「何だかスゴかったね…」
「橋まではスゴく良かったよね。」
「新年を迎える瞬間は最高だったよ。」
ふぅ……
時計を見ると7:00を過ぎていた。
2人をバス停まで送り、家に帰るとドアが開かない…
カギがかかってる……
カギがない……
えぇぇぇぇ……!!!!
新年早々、こんな感じ!?!?
カンベンしてくれよ…
パーカーにスウェット。めちゃめちゃ寒い。
ジュディが帰ってくるのはおよそ14:00頃、絶対待てない…
たしか、ベランダのドアが開いていたハズ…2階だから頑張ればイケるハズ…!!
ロープを見つけて忍者作戦。
上手くロープが引っかかれば……
引っかかった!!
イケるか…
ブチッ!!
ダメだ……どうしよう……
30分あれこれ次の手を考える。
お、通行人2人組発見!!
「ハッピーニューイヤーッハー!!」
「ちょ、助けてください!!新年早々、ロックアウトでカクカクシカジカ…」
「よし、土台になってやるから乗れ!」
車の屋根に登り、2人がかりで土台になってもらい、何とかベランダの柵に手がかかった。
柵を登り、2人組のスペイン人にお礼を何度も言った。
しかし、足元には不吉な感触が……
ヌルっとしたというコトは……
予想通り…
うんこだった。
しかも、ベランダがトイレとなっているのか、尋常じゃない量のうんこがそこには何層にも渡って積み重ねられていた。。
もう、ホントにカンベンしてくれよ……
新年早々、朝っぱらからうんこまみれなんて……
泣きながらサンダルを洗った。
パーカーにもうんこが飛び散った。
時計は既に9:30を過ぎていた。
何とも言えない新年の幕開け。
明日からは、うんこじゃなくて運を味方に付けたいと思います。
お後がよろしいようで。。
To be continued→
Day53 正月早々、うんこまみれ。
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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