神は試練を与える…アスワン〜スーダン地獄の44時間半移動【後編】

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Day1707 2018.7.12 アスワン〜ハルツーム

砂漠で立ち往生…!!アスワン〜スーダン地獄の44時間半移動【前編】

2018-09-12

エジプト、アスワンの宿を出発してから40時間以上。

過酷な移動の末、やっとの思いで本日の宿Khartoum youth hostelに到着…

しかし、そこにあった現実は厳しいものだった。。




ただいま閉鎖中

やって…いないらしい…

どうやら改装中か何かで、閉まっていると張り紙がしてある。

門の隙間から覗くと荒れ果てたまま放置されている。

隣のホテルに値段を聞くも、とても泊まれる値段ではなかった。。

近くの商店で情報を聞くも、進展は無し。

雨まで降ってきた。

もう行く宛てが無い。。

商店の軒先にあったベンチで寝かせてくれないか交渉するも「1,000円な。」と冗談まじりに言ってくる。

もうダメだ。。

2人とも思考回路が止まった。

商店の人が付いて来いと言うので付いて行くんだけど、「サファラ、サファラ!」と連呼する。

どうやらサファラに向かっているらしい。

それがホテルの名前なのか…??

今いる辺りは大使館が集まっている場所。

近くに日本大使館があるという話に先ほどなった。

コレはどうやら日本大使館に連れて行こうとしているらしい。。

慌てて拒否をすると「大使館は助けてくれないのか??」と。

事態が事態なら助けてはくれるだろうけど、ただの貧乏バックパッカーの安宿難民状態じゃ門前払いは間違い無し。

結局、成す術なく商店に戻った。

長時間の移動からの宿無し。

さらに雨。

正直に言ってキツい。

もう何も考えたくない。

だけど、ココで諦めたら終了。

こういう時こそ、燃えてくるんだよな。

やってやろうじゃん。

さっき通ってきた道に何軒かファーストフードのお店があった。

そこに行ったら、もしかしたらWi-Fiが飛んでるかもしれない。

まずはそこに行ってみよう。

タローくんと荷物を担ぎ上げてファーストフード店の並んでいる通りへ。

iPhoneのWi-Fi設定画面を開きながらウロウロ。

すると案の定ドコからか野良の鍵なしWi-Fiが飛んでた!!

ドコのお店からか分からないけど、繋げてみるも弱いながらも何とか繋がる…!!

必死に安宿を探すも検索に引っかからない…!!

グーグルマップでホテル街を探すと駅の辺りのダウンタウンにホテルが固まっていたので、その辺に行けば安宿も見つかるだろうと踏んで行ってみるコトに。

目の前に止まっていたトゥクトゥクにそこに行きたい旨を伝えるも、トゥクトゥクが入れないエリアでタクシーじゃないと行けないらしい。。

もう、この状況からだっせられれば多少高くついても仕方ないと思うようになり、走っていたタクシーを止めた。

ダウンタウンまでお願いして乗車。

駅の辺りに入ると予想通りホテルがたくさんあり、誰かのブログで見たRosa Parkというホテルが目に入った。

「ココで止めてください!」

「ココでいいのかい??」

「そこのホテルに行ってみようと思って。いくらですか??」

「今日はいいよ。日本人好きだからな。」

「え、ホントに??」

「また何かあったら連絡してくれよ!」

まさかのタクシーで請求されずに終了。

最後に拾う神出現!!

ありがとうございます!!!!!!!

Rosa Parkに入るとツインの部屋が空いており、1泊400ポンド(約1,200円)。

1人あたり600円と良心的。

即決して部屋に案内してもらった。

やっと休める…と思ったのも束の間。。

部屋の中、散乱してる。。


ホテル側のミスで、これから掃除だそう。

部屋替えてくれればイイのに部屋で待っててくれだって。

掃除の兄ちゃんがのらりくらりとやってきて準備をして帰って行きました。

やっと、横になれる…

つ、疲れたぁぁぁぁぁ…

時計を見てみると出発から44時間半もの時間が経過していた。。

ベッドで横になり、エアコンを付ける。

最高かよ。。

このままベッドで眠ってしまいたかったけれど、お腹も空いている。

今の時間ならギリギリお店もやっているかもしれない。

タローくんを起こして、宛ても無くホテルを出た。

真っ暗な道に黒人さんが数人。

正直言って少し怖いな…と思ったけれど、それよりも腹が減った。

数少ない明かりを目指して歩いてみると数軒の食堂があったが、どこも店じまい。

遅かったか…

最後に1軒聞いてみると、「シープヘッドならいいよ。」と言ってくれた。

もう食えれば何でもOK!!

さて、シープヘッドとは何だ…

そう、コレ。


ヒツジの頭。


コレをパカッと2つに割って焼いてくれたのがコチラ。


1口食べてみて驚き…!!

こんな美味いものがスーダンにあったのか…!!

軟骨がコリコリで、肉は脂がたっぷり乗っていてプリプリでジューシー。

さらに炭火で焼いているので香りがたまらない。

臭みなんかも1ミリも無い。

普通に感動した。

地獄の移動からの解放というスパイスがあったかもしれないけど、それを抜きにしても十分に美味い!!

なぜなら、これからスーダン滞在中に毎日この食堂に来るコトになるからである。笑


パンも無限に食べ放題でスタッフさんたちの愛想もバツグンで、何より安い!!

2人で100円ほどでお腹いっぱいになるコスパの良さはピカイチ!!

最後の最後にこんなご褒美が待っていたなんて…

2日間頑張ってよかった…

部屋に戻り、ベッドに横たわる。

この44時間半は本当にキツくて地獄かと思った。。

だけど、始まったばかりのアフリカ旅。

最初に経験出来てよかったのかもしれないな。

これから先も大変な経験がたくさん待っているかもしれないけど、今日の経験があればある程度のコトはイケるんじゃないかな。。

こうやってベッドで横になれるコトが幸せに感じる。

何でも無い普通のコトが幸せなんだな…

そんな言葉が頭によぎり、眠りに落ちた。

To Be Continued →

Hostelling International, Khartoum Youth Hostel



今回泊まった宿: Rosan Park Hotel


住所: Sayed Abdul Rahman Ave, Al Khurtum, スーダン
電話: +249 15 588 8855
営業時間: チェックインから24時間後にチェックアウト

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