Day154 遂にナポリのピッツァを頂く。〜ナランチャ、無念は晴らしたぞ〜

Day154 2014.4.11 ナポリ２日目

久しぶりに良く眠るコトが出来た。

床の上とはいえ、チェックアウトを気にせず寝れたのは大きい。

久々に腕時計外して寝られたなぁ。

２月にiPod touchを無くしてから、未だにアラーム無しの生活なんです。。

iPod touchを無くした時の話はコチラ→Day98 ヴァレンタインには圧迫祭りよッ!! 〜sexy写真を添えて〜

iPhone欲しいなぁ…

玄関に行くと自転車と荷物を携えたKさんとスージーOさんが入ってきた。

KさんとスージーOさんもナポリに来てくれるコトになったのだ。

２人がナポリに来た目的は１つ…

そう、ナポリのピッツァを食べるためッ!!

「お、ヤッケンくん、調子はどうですか？？ニーニー」

「お待ちしてましたよ！」

「早速、行きますか。ニーニー」

「行っちゃいますか？？」

「もう食べに行った？？」ｼｬﾘーﾝ

「いやいや、お２人を待って昨日行くのやめましたよ！」

「じゃ、行きましょ♪ニーニー」

スカッパナポリにあるDi Matteoというお店に向かった。

スージーOさんが１番好きというお店。

ココの揚げピザがとってもボーノ(美味でございます)らしい。

到着すると、すんごい待機人数。

お店の人にどれくらい待つのか聞きに行くと、１時間待ちとのコトだった。

順番待ちの用紙に名前を書いて、大人しく待つコトに。。

「ん〜、ビールでも買って１杯やりながら待ちますか。ニーニー」

「そうしましょ♪」

近くの店でビールを買って、待つコトに。

「あなたたち、名前書いてきた？待ってるなら書かなきゃダメよ。」と隣にいたシニョーラ(御婦人)が声を掛けてくれた。

「ありがとう！もう書きました！」

「そう、それならコレ食べて待ってたら良いわよ。ディ・モールトベネよ！(とっても美味しいわよ)」

「何すか、それ？？」

「これはアランチーニよ。中はお米とクリームのリゾットで、それを揚げてるの。１ユーロなのに、とってもボーノよ！(美味しいわよ)」

「へ〜、そんなのあるんだ。美味そうだな〜。。」

名前を呼ばれたのか、店内に入っていったシニョーラ。

「なかなか呼ばれないすねェ。。」

「人気店だからねぇ。」ｼｬﾘーﾝ

「ほら、食べなさい。」

ん……？？シニョーラぁぁぁぁぁぁ!!!!

アランチーニを持ってきてくれた。

「イイんですか？？」

「コレがナポリよ！」

「う、うんめぇぇぇぇぇぇ!!!!ボォォォォノだよ、シニョーラ!!!!これ、マジ美味いっす!!ありがとう!!!!」

これがホントに美味かった!!

１ユーロで食べられるんだったら、毎日でも食べたいッ!!

誰だ、ナポリはモヒカンで裸に革ジャンでバイクぶっ飛ばしてるような無法地帯だって言ったヤツ!!

無灯、ノーヘルでバイクぶっ飛ばしてるのは、あながち間違ってないけど。

何回も轢かれそうになったよ。

「いや〜コレ美味かったっすねぇ。」

「これは期待しちゃうね〜♪ニーニー」

『Kー!!Kー！！』

「お、呼ばれた!!行きましょう!!」

１時間半待って、店内へ。

「この揚げピザが美味しいのよぉ〜ん!!」ｼｬﾘーﾝ

揚げピザとマルゲリータとディアボロを注文。

和気あいあいとワクワクしながら待ってると、やってきました!!

ピッツァちゃん!!

う〜ン、美味そ〜〜〜う!!ヨダレ、ズビッ!!

サイズも30cmくらいあって、ボリューミー!!

シンプルなマルゲリータだけど、美ン味ァァァァい!!!!

サッパリとしたチーズにトマトのジューシー部分がからみつくうまさだ！

チーズがトマトを！　トマトがチーズを引き立てるッ！

『ハーモニー』っつーんですかあ～　『味の調和』っつーんですかあ～っ

たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット！

ウッチャンに対するナンチャン！

高森朝雄の原作に対するちばてつやの『あしたのジョー』!!

ディアボロも美ン味いッ!!

まるで帝王のように静かに口の中で炎が燃えるようッ!!

辛いけど旨いッ!!

旨いけど、辛いッ!!

止まらないィィィィ…ッ!!!!

スージーOさんオススメの揚げピザも想定外の味ッ!!

何だ、この味はッ!!

揚げピザといったら、味が濃いッ！

そう思うのが普通でしょ？？そうでしょ？？

でも、何なのッ！この優しい味ッ!!

まるで、ボクを包み込んでくれるようなふんわりとした味はッ!!

モッツァレラチーズとトマトが半月型のドームの中で静かに大人の一夜を過ごしたようッ!!

何なんだ、情熱の一夜を過ごした後に迎えた朝のような大人の味はッ!!

う、美味過ぎるぅぅぅぅぅ!!!!

全部、美味いよ！！おかぁさぁぁぁぁぁぁん……ッ!!!!

気になるお値段ですが…

マルゲリータが何と３ユーロ(¥420)！

マルゲリータにキノコやルッコラなんかのトッピングが１つ乗って４ユーロ(¥560)ってのがメインみたい。

揚げピザ(FRITTA RIPIENO)４ユーロ(¥560)。

ディアボロ４ユーロ(¥560)。

何なんすか…ココ……

天国なんですか……？？

誰ですか、無法地帯とか言ったの。。

日本だったら、3,000円はするピザが500円ちょっとって…

もうココ住もうかな。。

たっぷりピッツァを食べて、満足してヨージさん所へお土産を持って戻った。

今日も芸話に華が咲く。

Kさんが来たコトでまた話の幅が広がった。

今夜の話題はレストランバスキング。

俺とKさんはレストランバスキングや地下鉄の中でやるコトにあまり気乗りしない。

理由は逃げられない状況にお客さんがいるからだ。

見たくも無い人に無理やり芸を見せつけてお金ちょうだいっていうのは、何だか違う気がするし、ジプシーと変わらない。

俺たちは路上で見たい人や気になる人だけが見て、楽しんでくれた時にお金をくれれば良いと思う。

疲れてる時や荒んでる時に俺たちの芸を見て心にパッと心が明るくなるような光をあげられれば…と思ってやってる。

もちろん、お金を稼ぎながら旅を続けるってのがあるけど。

自分の出来る技術で人を楽しませてあげるコトが俺の中ではエンターテイナーだと俺は思ってる。

今やってるコトはスゴく良い修行になってる。

レストランバスキングも一概には否定出来ないし、やっても無いコトを否定するのは良くないからね。

色んな芸のカタチがあるし、いずれやってみるのも良い経験になるかな。。

今日も２人の芸に対する熱い話を聞きながら、自分の考えと照らし合わせた。

旅の先輩、経験のある人たちの言葉には重みがあるな。。

To Be Continued →