Day1634 2018.4.30 カイロ2日目
昨日、合流したのは…
その前に起きてすぐ目の前にギザの三大ピラミッド!!
やっぱ、この光景は圧巻!!
ピラミッド見ながら、朝ゴハン食べれるとか…
こんなシチュエーション、人生で想像したコトすら無かったよ…!!
感動だよね〜!
と、引っ張ってしまったワケですが、昨夜合流したのは…
ルルさん!!
まさかエジプトで合流出来るとはな〜!
面白いもんです。
とりあえず、ピラミッドは明日落ち着いて観光するコトにして、今日はカイロの街を散策して、夜のピラミッドの光と音のショーに間に合うように帰ってくるというプランで。
少しゆっくりして、支度をしたらハン・ハリーリという市場へ向かってみるコトにした。
宿を出ようとすると、宿のスタッフに宿代を早く払ってくれと言われた。
カード決済だと思ってたんだけど、現地払いだったみたい。
現金が無いから、街に行った時にATMで下ろしてくるから後で払うねと伝えると。
ATMは目の前にあるから一緒に行くと言って急かされながらATMへ。
現金を下ろして払ったんだけど、お釣りが無いらしい。
ん〜急かすなら、お釣り用意しといて欲しかったな。
何か、昨日ま空港までのバスの行き方を教えてくれず、やたら宿のタクシーを勧めてくるし、朝ゴハンの時も宿のツアーを勧めてくるし、何だかガメつい印象。。
コレで設備も良かったらイイんだけど、シャワー壊れてるからシャワーだけ別の部屋だったりして不便なんだよなぁ…
ピラミッドが見える立地は最高なんだけど。
おっと、せっかく楽しい1日が始まるってのに、ブラッケンが出そうになっちゃったぜ。
まぁ、何はともあれハン・ハリーリを目指しますか!
とりあえず、カイロ方面へ向かっている乗り合いバンを捕まえて乗ってみた。
ドアが無くて剥き出しの車体にルルさんも興奮してる。
今まで、こんな旅してこなかったみたいだから目が輝いてる。
バンを乗り継いで、地下鉄に乗った方がいいよと他の乗客が教えてくれた。
バンの料金もおじさんがウェルカム!って言って払ってくれてビックリ。
おじいちゃんがコッチだよって先導してくれて地下鉄の駅へ。
その道中も日本じゃなかなか見ない光景だから、ルルさんの目はキラキラ。
オレの目は遠に濁ってしまったので、きったねえな〜くらいにしか思わなかったんだけど…ボソッ
それでも、この汚さと雑然とした感じは異国情緒あふれるってヤツで旅心をくすぐってくれる。
まだオレもエジプトに着いて日が浅いから色んなモノが新鮮に見える。
おじいちゃんに付いて駅の中に入るとおじいちゃんも途中まで行くとのコトで一緒に改札をくぐったんだけど、ココでもおじいちゃんが電車代を支払ってくれた。
ウェルカムとニコニコと話してくれるおじいちゃんは80才を超えてるんだけど達者なもんだ。
電車に乗り込み2〜3駅進むと車内の、とりわけ自分たちの周辺の人たちがソワソワし出した。
どうやら…女性専用車両に乗ってしまったらしい。
エジプトにも女性専用車両があるんだなーと感心。
イスラム教の国ではだから男女別々というコトはよくある話。
車両を移動した方がイイんじゃないかな〜とソワソワしてたんだけど、おじいちゃんは「年寄りと観光客だから気にするな。」と伝えたみたい。
それでも、車内に女性の数が増えてきたのが気まずくなったのか、移動しよっかと言って他の車両に移った。
ハン・ハリーリに行く前にゲズィーラ島にあるハーレーダビッドソンに行くコトにして途中下車。
おじいちゃん、ありがとね!!
駅を出て地上に上がったところで少し気を引き締めた。
事前に調べておいた情報だと、このゲズィーラ島はあまり治安のよろしくない地域みたい。
ルルさんが一緒にいる以上、いつも以上に気を付けないと。
もし変なコトがあって、旅がイヤになったりしたら悲しいからね。
スタコラ歩いてたんだけど、やっぱりエジプトは暑い。
まだまだ目的のハーレーまでは時間がかかりそうだし、付き合わせてしまってるので、ココは伝家の宝刀UBERを読んでおきますか。
運賃も123円だし。
木陰でUBERを呼んで待機していると1台の少々ボロっちい車がやってきた。
コレかな〜??と思って様子を伺っているとドライバーと目が合ってスマホを見せてきたのでコレで間違いないみたい。
車に寄って乗ろうとしたら、バックしてそっちまで行ってやるからとジェスチャーで伝えてきた。
車はゆっくりバックで近寄ってきたんだけど、なかなか止まらない。
あっ…あっ…!!
言葉が出る前に他の車にぶつかった。
まさかのUBERで事故。
ちょうど、ぶつけられた車のドライバーが近くに居たみたいで飛び出してきて、めっちゃ怒鳴り始めた。
あーあ…
しばし、何か言い合いをして、UBERドライバーのおっちゃんがナンバープレートの番号と電話番号らしき物を手渡していた。
そりゃ、車ボロボロになるわ。
てか、UBERやめた方がいいのでは…
その後も車の中でドキドキしながら目的地へ向かった。
ハーレーダビッドソンカイロ到着!!
近付いて、さらに中に入ってビックリ!!
まさかの1台もバイク置いてない!!笑
こんなハーレーあってイイのん!?
アラビア語で書かれてるであろうハーレーの文字が珍しい。
しかし、目的のポーカーチップは無し。残念。。
次のUBERを呼んで待機。
細い道だから、また事故るんじゃないかと心配になったけど、さすがに1日2回も目の前で事故を見るなんてコトは無いよな。
呼んでいた車は無事に到着して、ハン・ハリーリへ。
ハン・ハリーリの市場は規模が大きいらしく、ドコで下ろしたらイイかドライバーに聞かれたんだけど、適当な場所で降ろしてもらった。
おそらく、中に入れば有名な土産物や衣料品なんかが売っている所に出るだろう。
車を降りて中の方に入っていくと想像した光景とは程遠い光景が待っていた。
なかなかのローカル感。
いや、スラム感すら感じられる。
こんな所をルルさん歩かせて大丈夫か…!?
万が一に備えてキョロキョロ警戒しながら歩いた。
道は荒れ、ニワトリが叫び、人々は見慣れないアジア人を稀有の目で見てくる。
一刻も早くメインの場所に出たいぞ…
その思いとは裏腹にローカルエリアは入り組んでいる。
そのままグルグルと回っている内に売っている物が食品から土産物に変わってきた。
おそらく、この辺がメインの所だろう。
ルルさんがお土産を買いたいとのコトだったので、その辺りをぶらぶら見てみるコトに。
色々と気になる物が見つかったようで購入。
だいぶ上乗せされてたけど。笑
エジプトっぽい服も購入。
コレを着て明日ピラミッドに行くんだとうふんうふん張り切っていて見てて微笑ましい。
中に進んでいけば進んでいくほど、人混みは激しくなり、歩くのも精一杯。
人だらけで息苦しい。
さすがにこりゃキツいね…と何とか大通りまで脱出した。
そろそろ宿の方に戻ろうかと、宿の方に走っているバスに乗ってみた。
ドコまで行くか分からないけど、バス代も1ポンド(約6円)だしワクワクするから楽しそうだ。
カイロの交通状況は、やっぱりカオスそのもので、車線なんてあって無いようなもの。
我先にとスペースがあれば1ミリでも進もうとするから、交差点の中まで車がギュウギュウ。
コレが渋滞の原因だなんて、きっと誰も思ってないんだろうな。
バスが宿へ向かう道から逸れてしまったので、適当な場所で降りたんだけど、昼間地下鉄に向かう道で見覚えがあった。
しかし、そこには謎のヤギの群れが。。
お前たちは一体ドコからやってきたんだ。。
ゴミを漁ってムシャムシャと食べる様子は…やっぱりカオス。
ルルさんも興味津々でテンションが上がってる。
こんな所でテンションが上がるなんて面白いなぁ。
そりゃ、そうか。
普段、日本じゃ見られない光景だもんな〜。
ヤギの群れを見ながら道を進んでいき、ギザ方面への道に出た所で、また乗り合いバンに乗り込んだ。
そのまま直進してくれて宿の方面に向かったんだけど、何だか様子がおかしい。。
ぐいっと変な所に行ってしまい、止まらない。
ドライバーに「ピラミッド方面!!」と伝えるも「オーケー、オーケー!!」言うばかりで、全然OKじゃない。
グーグルマップを見ながら、様子を伺うもこりゃダメそうだ。
適当な場所で降りて別の方法で向かうか。
「この辺で降ろしてください。」
「オーケー、オーケー!!ピラミッドだろ??任せろ!!」
そうは言うものの、GPSの現在地はピラミッドからどんどん離れていく。
こりゃ面倒だな。。
どうするかなと考えているとドライバーが車を止めて、まさか一言が出てきた。
「ピラミッドって、ドコなんだ!?」
おい!!オーケー言ってたやないか〜い!!
「もう降りるから大丈夫です。」
「大丈夫、大丈夫!!任せろ!!少し多めにもらうがな!」
どうしようもないな、この人…と呆れていると、バンのすぐ後ろに小型のバスがピッタリと止まり、クラクションを鳴らしてきた。
それに対して、ドライバーのおっさんがキレ始めた。
アラビア語で何か捲し立てている。
めんどくさ…
次第にヒートアップして車から降りるおっさん。
すると、後ろのバスが少しバックしたかと思うと、急発進!!
見事におっさんはひかれて吹っ飛んでいった。
キレイにメガネが宙を飛び、タイヤにひかれて粉々になった。
ひかれるおっさんを見てドン引きしてしまったオレとルルさん。。
「ねぇ、もう降りようか。。」
「そうだね。。降りよ。。」
まさか、1日に2回も事故を見るなんて。。
幸いおっさんに大きなケガは無かったみたいで、フン…!!と大きく鼻を鳴らすと何事も無かったかのように粉々のメガネをかけて運転席に戻った。
近くで見ていた群衆の1人が「大丈夫。問題無いよ。」と声をかけてくれたけど…
コレが問題で無かったら、一体何が問題なのでしょうか…と1つの禅問答的要素をプレゼントしてくれました。
人生には、まだまだ理解出来ないコトがたくさんあるようです。
すっかり興ざめしてしまった我々ですが、とりあえずピラミッドのショーに間に合うように宿に戻りたい。
宿の方面に向かって歩いていると、また1人の男の人が話しかけてきて、ラクダツアーの案内がてら、ビールを売っている所を紹介してくれるコトになった。
一体、どんな展開なんだ…と冷静に思うけれど、コレがエジプトなんだろう。。
深く考えた時点で終わりな気がするよ、この国は。。
ラクダの兄ちゃんに付いていくんだけど、コレがまたローカルなエリアに突入してしまったワケで、暗闇の中を裸の子供が走り回っていたり、遠くの方を見つめるおじさんが何人かいたり…
しかも、真っ暗。
街全体に光が無い。
どうやら停電しているよう。
この停電がピラミッドのショーのためなのか、偶然なのかは分からないけど、1つ分かるのは少し危ないエリアに入ってしまったというコトだ。
道は荒れて、ゴミは散乱してるし、アンモニア臭もたまにする。
人々の視線がコチラに向いてくる。
ビールを扱っているお店に着くも閉まっており、10分後には開くから待てと。
その間に次に勧められたのはマリファナ。
もうコレは条件が揃い過ぎてる。
早く立ち去った方がイイな。
ピラミッドのショーを見たいから、また後で来ると伝えるも、なかなか離してくれない。
強引にその場を去って、暗い道を歩いた。
入り組んだ道を進んで行くと、現地人のおばさんが何かを叫んでいる。
振り返ってみると身振り手振りで何かを伝えようとしている。
おばさんの近くまで戻ってみると、そっちには入るなというコトを伝えようとしてくれていたみたい。
やっぱり危ないエリアなのね…
何とかローカルなエリアを抜けて、宿に到着。。
屋上に上がると既にショーは始まっていた。
街の明かりは落ちているけど、ピラミッドのショーは開催されていた。
スピーカーが遠いのか、何を言っているかまで把握できなかったけど、ナレーションっぽいものが流れ、音楽と共に暗闇の中にピラミッドが浮かび上がった。
様々な色に変化するピラミッド。
時々、浮かぶスフィンクス。
もっと激しいショーなのかと思ったけど、案外おとなしかった。
このショーは1日3回行われるみたい。
1回は英語で、その次はアラビア語、最後の回は日替わりでスペイン語やフランス語などの他の言語で行われるらしい。
屋上のイスに腰をかけてショーを見るのは、何とも優雅。
貴族のお遊び。
そんな感じで良かったな〜。
ルルさんも満足してくれたかな??
お腹空いたね〜ってコトで、宿の近くのお店へ。
適当に頼んだけど、美味しくて良かった!
エジプトっぽいものも見れたし、自分の行きたいとこにも行けたし、カオスな雰囲気も味わえたし、2回も事故見れたし…
1日濃かったな。。
ルルさんも満足してくれてたら嬉しいな。
明日は、いよいよピラミッドに行くぞ!!
楽しみだ〜!!
To Be Continued →
カイロのカオスな街並みを動画でも見てくださいね。
文章では伝わりきらなかったものが見られると思います。笑
宿(2泊)…1,160ポンド
バス(2人分)…2ポンド
水…5ポンド
ウーバー…123円
ウーバー…310円
レッドブル…30ポンド
水…5ポンド
バス…2ポンド
バス…3ポンド
バス…10ポンド
コフタ…70ポンド
ポテチ…20ポンド
ジュース…15ポンド
ATM手数料…108円
合計…1,322ポンド+541円
泊まった宿: Sphinx Guest House
住所: 1 Abou Al Hool Al Seiahi, Nazlet El-Semman, Al Haram, Giza Governorate 12561 エジプト
HP: sphinxguesthouse.com
電話: +20 122 346 7303
ハーンハリーリ Khan el-Khalili
住所: エジプト カイロ県 Qism El-Gamaleya, El-Gamaleya
Harley-Davidson Egypt
住所: 33 Ismail Mohammed, Mohammed Mazhar, Zamalek, Giza Governorate 11211 エジプト
HP: harley-davidsonegypt.com
電話: +20 2 27351710
営業時間: 月〜金曜10:00〜19:00、土日休業
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