Day1740 2018.8.14 ルサカ〜リビングストン
結局、一睡もしないまま出発の4:30になった。
バス会社に向かって荷物をピックアップしたら、スタッフがバスまで案内してくれた。
普通に大きいバスを想像してたんだけど、バンと変わらないようなミニバスがやって来た。
ミニバスの中には既に荷物がたくさん。
そもそも人数の割に荷物のスペースが無い。
後ろの扉を開けて荷物を詰め込んで、無理矢理扉を閉める。
いろんな物がバキバキと音を立てている。
アフリカじゃ、もう見慣れた光景だ。
うむ…
それでもやっぱイイ光景じゃないんだけどね。。
車内に乗り込んで、さらに驚いた。
スペースが無茶苦茶狭い。
シートは直角な上にケツがハミ出るくらいの幅に膝が前の座席にのめり込むという三重苦。
この状態で6時間とか…考えただけで発狂しそうだ。。
しかし、本当の地獄はこれからだった。
憂鬱な気持ちを抱えながら座席に座り、出発を待つ。
隣に座ってきたのは現地人の男の人。
ガタイはそこそこ良い。
つまり、狭い。
キツいのはそれだけでは無かった。
バスはゆっくりと走り出し、次の目的地リビングストンへ向かい始めた。
走り始めて15分ほどで隣の男が足を広げてきた。
ただで狭いのにさらにスペースが狭くなった。
窓際にオレの逃げ場は無い。
どんどん窓際に押し付けられる。
普段ならイライラしながらもガマン出来るんだけど、この座席の狭さは今までに無いくらい。
あのエチオピアの地獄のバス移動でも、ココまでの狭さは無かった。
旅史上、いや人生史上初の狭さだ。
本当にキツい。
少しずつ少しずつ窓側に身体を寄せていくんだけど、スペースが本当に無い。
片方の足をもう片方の足に乗せて、身体は横に90度捻って、正面から見たら棒になってるんじゃないかと思う。
それでも、男は自分のスペースを確保しようとコチラに身を寄せてくる。
も本当に無理だ。
「すみません、もうこれ以上スペース無いんで、もう少しそっちに寄ってくれませんか??」
「あ??テメェがそこに座ってるからだろ??俺の席はココだ。」
「は??そっち通路なんだから左足出せや。」
「何言ってるんだ、猿が。」
殺すぞ。。
「そっちはお前の席かもしれんが、こっちはオレの席だぞ。同じ料金払ってんだから、お互い1席ずつだろ。」
「チッ、うるせぇな。」
男はそう言うと自分のジャケットをオレとの間に挟んで壁を作った。
スペースは変わらないけど、壁が出来ただけマシかと思ったが、そうでも無かった。
あろうコトか男は、そのままその壁にもたれかかり始めた。
そう、つまりオレにもたれかかるというコトだ。
オレを圧迫してくる。
こんな目に見えるイジワルはあるか??
前の座席にもたれかかるように逃げると男は爆睡しているのかコチラのシートに倒れかかってきた。
腹立つわ〜!!
足も痺れるしケツも痺れる。
何とかスペースを作りたいと思って足を押し返すんだけど、蹴りが返ってくる。
イライラも頂点に達しそうで発狂しそうだ。
殺してやりたいと殺意さえ湧いてしまう。
耐えろ、耐えるんだ…このくらいのコト今まで何度だってあったじゃないか。
ちょっと黒人のクソ野郎が迷惑をかけてきてるだけじゃないか。
キィィィィィィィィィィィいぃぃっxクァァァァッァァッぁぁぁェェェイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!
我慢も限界に来て、そいつの首根っこを両手で掴んで締め付けて、そのまま頭突き。
呆気にとられてる内に鼻目掛けて突っ込んだオレのおデコは見事にクリーンヒット。
涙と鼻血でグチャグチャになるクソ野郎の顔を見て、さらにヒザ蹴りで止め。
いいや、コレで終わりじゃないね。
泣き叫ぶクソ野郎をコレでもかというくらいに踏み付けて蹴り倒す。
バスの車内は阿鼻叫喚、子供も年寄りも泣き叫んでいる。
「オレが猿だって??テメェみたいな人種差別者は地面がお似合いだぜ。。ふぅ、やっとスペースが出来たな。。」
そんな妄想をしながら、窓に頭を打ち付けて耐えた。
耐えた。
耐えた。。
よく頑張った!!
感動した!!!!
誰か褒めてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇアィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
5日連続の移動と車中泊で身も心もズタボロだ。。
この5日間で3,200km以上移動してるらしい。
その間、宿に1回も泊まってないってウケる。わらわら
でも、今日は泊まるぞ…
リビングストンにはアフリカ縦断ルートの中で1番キレイで有名な宿がある。
あの潔癖酒飲みブロッコリークソババアと旅丸のおっさんが名付けたゆきんこが高評価を残してるくらい(分かりやすく言うと100点満点のテストで300点出るようなもん)の宿だ。
今日は何としても、そこまで辿り着いて泊まってやる。。
ベッド…ベッド…ベッド…グルルルルルル……
ベッドに対する執念が半端ないレベルになってる。
やっとバスから解放された気持ちとバスの中でのフラストレーションが爆発寸前でマグマのように少しずつ漏れ出てる。カウパー!!
砂利道にカバンの車輪が取られる。
宿まで辿り着ければこっちのもんだ…グルルルル
血走った目で宿に向かった。
大量の汗を吹き出しながら、ようやく宿に辿り着いた。
ウワサのFawlty Towersに到着した。
宿代は1泊8ドル(約904円)とアフリカにしてはイイ値段はするけど、それに見合うだけのコトはあると色んな人から聞いている。
スタッフのお兄ちゃんがモタモタしてくれたけど、無事にチェックイン。
あ、あ、あ、あうぁぁぁぁぁ疲れたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
酒じゃ、酒を持てーーーーーい!!!!!!!!
一瞬、ベッドに倒れて速攻で起き上がる。
プールのある中庭でビール飲むぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!
中庭にプールとか、どんだけ贅沢ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!
目の前にあるスーパーに行って秒でビールを調達して乾杯!!!!!
この移動の先にあるビール、コレが美味いんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
あぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
うンめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!
今までの苦労が全部吹っ飛ぶぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!
どんなに苦しいコトもツラいコトも乗り越えれば…
喉元過ぎれば全部過去ォォォォォォォォォ!!!!!!!
オレはそうやって生きてきたんだぁぁぁぁぁぁ!!!!!
これからも頑張るッ!!
オレ頑張るよう……
To Be Continued →
水…5クワチャ
トイレ…2クワチャ
宿代…8ドル
ビール×5…35クワチャ
合計…
今回泊まった宿: Fawlty Towers
住所: 216 Mosi O Tunya Road, ザンビア
HP: adventure-africa.com
Trip Advisor: Fawlty Towers
Booking.com: Fawlty Towers
ルサカのバスターミナル: Lusaka Inter-City Bus Terminus
住所: Dedan Kimathi Rd, Lusaka, ザンビア
リビングストンのバスターミナル: Shalom Bus Services
住所: ザンビア リビングストン
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