Day2 2013.11.10 境港〜韓国 ドンへ
気付くとベッドの上でパンツ一丁で寝てた。
うぅ…ノドが渇くし気持ち悪い。
色んなお酒がある中で、次の日に残るのがウイスキーと焼酎なんだよな。。
普段、滅多なコトじゃ飲まないその2つを飲んだせいだな、こりゃ。
とりあえず、ズボン履くか…
((((;゚Д゚)))))))
財布が無い…!!
ウソだろ!初日からそんなミスは許されない!!
探せ、探せ、探すんだ…ッ‼
あ、あっだぁ!!
ひや~、無意識の内にココに隠しておこうと決めておいた場所にちゃんとしまってありました。
まじで焦ったからね。気持ち悪さも吹っ飛んだわ。
一瞬だけだけど。
船の揺れも手伝って、なかなか気持ち悪さが抜けない状態が続いてたが、一旦韓国のドンへで船を降りなければならない。
韓国人親子は早々に荷物をまとめて外に出ており、支度をしているとスラヴァと昨日はずっと寝ていたスロバキア人が部屋に戻ってきた。
スロバキア人の彼の名前は“ウラジーミル”。
18歳の時から10年も旅を続けているらしく、世界を転々と渡り歩いている。
今回は10年振りに帰省するためにスロバキアに向かっているらしい。
何やらお母さんに、今度のクリスマスに帰って来ないなら、「縁を切る」と言われ、渋々帰省するらしい。
うむ、どこかで聞いたコトのある台詞だなぁ。
母さんじゃなくて、ばぁちゃんだったけど。
ニュージーランドから直接帰るんじゃ面白くないから、フィリピン、マレーシア、日本、ロシアと寄り道して帰るらしい。
イカしてるぜ。
そんなウラジーミル、母国へ帰った後はカナダに渡ってカウボーイをやるらしい。
ニュージーランドの時の写真と映像を見せてもらったけど、本物のカウボーイだった!
のんびり支度をしていると、「あんたらが最後だよ、早く降りな」とスタッフに言われ、部屋を後にした。
ドンへのターミナル
何かメシでも食おうか、とスラヴァとウラジーミルと3人でドンへの街へ繰り出したが、何も無い。
柿らしきものを見つけて喜ぶスラヴァ。
スラヴァを撮るウラジーミルを撮る。
竹竿を豪快に引きずるおばちゃん。自由だ。
「そういや、今日日曜日だっけか!」
そんな話をしながら、街の中をウロつくがやってる店がない。
休みでも中に人がいるかもしれないから聞いてみようと中を覗いてみるが、うむ、休みとかじゃなくて、空っぽだわ。
手当たり次第、お店の中を覗いてみるけど、どれも“元”お店。
何もねぇぞ…1時間程、街…もとい”元”街を歩いて辿り着いたのが、フェリーターミナル。
誰が呟いたか…empty city…
結局、どっか行くにしても大変そうだから、ターミナルでお茶でもして時間を潰すコトに。
「売店で何か買おうぜ!」とスラヴァ。
「コーラでも飲もうかなぁ。糖分欲しいし。」と俺が言ったら、すかさず2人して「ビールにしよう、ヤッケン二日酔いには酒だ!コレを飲めば、たちまち元気になるぞ!」と、普段だったら、俺が言ってる言葉を躊躇するコトなく浴びせかけてきた。
これがウワサの因果応報…
カルマってヤツか…
「キミら、まじで言ってんのかい??ウラジーミルも飲むの??」と聞くと「オフコース」と爽やかに返ってきた。
それなら、普段人様に向かって言ってる手前もあるので、ビールを飲むコトに。。
500ミリ一本飲んで、たちまち、ハイ元気!\(^o^)/
外のベンチで絡んで来た陽気なおっちゃん。
片付けてくるよと空きカンを持ってゴミ箱に向かい、帰ってくるスラヴァの手には新しいビールが…(´Д` )まじか。
ま、美味しく頂きましたけどね\(^o^)/
同じようなやり取りをあと2回繰り返し、もちろん俺も1回やってやったぜ。
この3人でいる時の言語なんだけど、
スラヴァ=日本語
ウラジーミル=英語
やけん=日本語、英語
というコトでなぜか俺が通訳やるという、違和感たっぷりだった!
ターミナル内部。
「乗船の列に並ぼうか~」なんて言ってるとイカれたロシア人がウラジーミルに絡んできて、ビールを取り上げて、「ウォッカを飲め、バカヤロウ、ウォッカ飲まないなんてお前はスロバキア人じゃない!」とどっかに消えてしまった。
実は待ち時間に何回かそのロシア人に絡まれてたウラジーミル。
いやいやながらも大人の対応をしていたが、さすがにビール取り上げたコトに対してキレるんじゃないかと思ったけど、ココでも冷静に対処して、まじ大人だった。
後で聞いたら、笑顔で「あれには参ったよ。さすがにキレそうだったぜ。」って言ってたけどね(^-^)
改めて、乗船の列に並ぶとギターを背負ったマーティ・フリードマン風の青年が後ろに並んだ。
軽く話をして、何となく一緒の部屋になりそうな予感がしたから、「きっと後で同じ部屋で会うよ、じゃ!」と別れた。
船内は昨日と打って変わって、ロシア人だらけ。
もちろん、日本人は俺だけらしい。
部屋に着いてそれぞれのベッドに腰を下ろして話をしていると…
そう案の定、マーティ・フリードマンが入ってきた。4人で顔を見合わせて笑った。
ニューメンバーの彼の名は“エウゲン”。
モルドバ人で韓国からウラジオストク近郊に住んでる母親にこれから会いに行くらしい。
飲みたがりのスラヴァが早速飲みに行こうと皆を誘った。
バーに着くとスラヴァの友人のコマンダー、少佐だか中佐だかがいて、好きなだけ飲め!と振舞ってくれた。
財布の中に100ドル札あり過ぎ!((((;゚Д゚)))))))
左からスラヴァ、エウゲン、ウラジーミル、やけん(顔が死んでいる)。
ウラジーミルはウラジオストクの後、バイカルへ行くらしい。
湖が有名で観光地として最高だから、ぜひ行こうと誘ってくれた。
でも、既にウラジオストクからモスクワ行きのチケット払ってしまったからなぁ。
変更出来るなら行こうかな、せっかくだし!
これを聞いたスラヴァがウラジオストク着いたら、駅員に聞いてあげるよと言ってくれた。
ついでに彼女の車でウラジオストクの案内もしてくれるとのコトだ。
ありがたい!
そんな話をしながら、コマンダーの仲間内のロシア人に囲まれ、あれよあれよとしこたまビールを勧められ、ベロベロになった。
甲板にて。やっぱり顔が死んでいる。
ロッテのキャラを抱きしめるコマンダー
サングラス組
宴は深夜まで続くのであった…
To Be Continued →
Day2 因果応報。
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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