Day820 2016.2.6 フローレス2日目〜キーカーカー
早朝から移動。
フローレスの街はほとんど見れなかったけど、こぢんまりとした小さな街でした。
さて、移動はバス。
宿のすぐ近くからバスが出発なので、乗り込むだけ。
楽チン。
フローレス、暑いって聞いてたけど、ライトダウンが欠かせないくらい寒かったなぁ。。
まぁ、天気も悪かったし。
バスに乗り込んだら爆睡。
目が覚めた時には国境でした。
国境を越えて、ベリーズシティに到着。
今日はこのままキーカーカー島へ。
バスを降りたら目の前がキーカーカーへの港だった。
ココともう1つ離れた所にも船乗り場があるらしく行ってみるコトに。
歩いて5分くらい。
OCEAN FERRY BELIZEという会社。
時刻表と料金表はこんな感じ。
片道29ベリーズドル(約1,632円)、往復(約2,758円)。
学生割やシニア割もあるみたい。
こっちの方がさっきの港のフェリーより安いらしいんだけど、片道2時間かかるなんてウワサもあったり、ちょうどイイ時間のが無かったので、さっきの港に戻るコトに。
もう1つのフェリー会社はSan Pedro Belize Expressという会社。
時刻表はこんな感じ。
料金は片道30ベリーズドル(約1,688円)、往復30ベリーズドル(約2,814円)。
時間もイイ感じのがあったので、コチラの会社で行くコトにしました。
時間が少しあったので、スーパーとカテドラルに行くコトに。
このままキーカーカーに行って、ベリーズシティに戻らずに次に行ってしまおうと思っているので、少しでも観光を。
大聖堂って、大きくて荘厳で見ていると身が引き締まる感じがしますよね。
ベリーズの大聖堂もスゴいですよ。
覚悟はイイですか??
いきますよ。
何、このポップな感じ!!
良く見て!!
窓がヤギ!!
いや、ヒツジか…??
こんな可愛らしい大聖堂見たコトないよ!!
ちなみに中は閉まっていて見れなかったけど、うん…何だか逆に来て良かったわ。
スーパーで仕入れたビールを飲んで船待ち。
時間が来たので、さぁ出発!!
出発したのはいいけれど、天気もフローレスに引き続き、あまりよろしくない。
雨が降り出してきてしまった。
風に吹かれて舞う波しぶきと共に雨が猛烈に入ってくる。
1番前の人の哀愁漂う背中で察してください。
目の前に広がるのはカリブ海。
なのに、この曇天模様で輝きを失ってしまっている。
本当に今の自分の心を映し出しているようで、それがより鬱蒼とさせた。
まだココに書けるほど整理が出来てないんだけど、考えてもいなかった信頼を置いていた人からの衝撃の言葉の数々。
いや、一言目で十分だった。
もう、その一言で脳天を思い切りハンマーで殴られたような衝撃。
一瞬にして全てが吹き飛び、目の前が真っ白になり、光を失う。
光が戻ってきても、そこに色は無かった。
どんなに彩度を上げようとしてもモノクロの写真のように変化するコトは無い。
多少、予想はしていたけど、まさか自分も同じような目になるとは…信じたくなかった。
まだ、どうにか出来る…と、ふんばっている反面、糸の切れた凧のようになりかけている自分が居る。
もう、すべてが終わる…
いやだ、いやだけど、どうしようもないのか。。
大雨の中、荷物を引きずりながら歩いた。
この雨が自分の心の中のようで忌々しかった。
荷物がぬかるんだ地面に沈んで動かない。
無理矢理引きずる手が痛く、赤くなった。
この荷物を手放してしまえば、どれだけ楽になるコトか。
手を離してしまえば、楽になるのに…
そうは分かっていても、オレに必要なもの、簡単に手を話すコトは出来ない。
あぁ、なんて状況だ。
キーカーカーの地面は砂よりも細かい粒子で出来ているようで、地面が粘土質の泥になっている。
雨のキーカーカーはオススメ出来ないな。
ネットで事前に調べておいた宿に到着した。
最安ではあるが、まさかのアバラ屋。
物置小屋よりもヒドい。
屋根と壁があるだけマシといつも思っているけど、窓枠だけの窓からは雨が思い切り吹き込んできている。
しばらく、この小屋にいたけれど、さすがに今のやるせない気持ちの中、この小屋に居るコトを考えただけで、気持ちが泥の中に沈んで行くの火を見るより明らかだった。
オーナーに謝って出て行くコトを告げると「遠慮するな、天気が良くなったら最高の部屋になるから戻ってこいよ!」と声をかけてくれた。
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら部屋をでようとすると1通のメールがやって来た。
スウェーデンで世話になったリナスからだ。
何と、今日キーカーカーに着いたそうだ。
実はリナスとは1月7日にキューバで遭おうと約束していたんだけど、オレが間に合わずに流れてしまった。
オレが約束を守れなかったせいで、もう会うコトは出来ないだろうと思っていたけど、まさかココで奇跡が起きるなんて…!!
宿を見つけ次第、リナスの宿に行くよと伝えて、宿探しを始めた。
結局、フェリーを降りた所のすぐにあった宿に泊まるコトにした。
La Cubana Hostelという宿。
「ラムでも飲もうぜ!!楽しみにしてる!!」という言葉がどれだけ嬉しかったか。
さっきまでの大雨が止んだ。
本当に今の心を映し出しているようで、鬱陶しくもあり、何だか憎い。
約束の時間になったので、リナスの泊まっている宿に向かった。
絵に描いたようなパーティー宿。
あちこちから雄叫びが聞こえて、テーブルの上には飲み干した瓶やカップが転がっている。
こういう雰囲気、キライじゃない…けど、泊まったら寝れなさそう!!
「ヤッケーン!!」
「リナース!!久しぶり!!いつぶりだろう??確か2014年の8月だったかな??」
「そうそう!!元気にやってた??」
「もちろん!あれ、アンは??」
「彼女は一緒に来てないよ。」
どうやら無粋な質問をしてしまったらしい。
ずっと一緒に付き合っていた彼女と半年前に別れてしまったんだと。
2人ともお似合いだったから、この先も一緒に居ると思ってたけどな。。
先へ進むためには何かを手放さなきゃいけないなんてツラ過ぎるよ。
「今日は飲もう!久しぶりだし、何もかも忘れて!!」
イヤなものを全て吐き出すように飲んだ。
記憶を失くすコトなんて、いつものコトだけど、こんなにも何もかも忘れたいのは久しぶりだ。
To Be Continued →
Day820 キーカーカーの悲劇と奇跡
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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