Day619 事の経緯を濁してお話しましょう〜現実ハ奇ナリ編〜

Day619 2015.7.20　リマ16日目

今回は以前、殺害予告を受けた時のお話の続き。。

Day604 リマ到着早々、殺害予告を受ける。釣りじゃないヤツ。
Day605 事の経緯を包み隠さずお話ししましょう〜序章〜
Day617 事の経緯を濁してお話しましょう〜おかえり編〜
Day618 事の経緯を濁してお話しましょう〜未完編〜

宣言通り、「記憶を失くす。」と言った後の記憶が一切無い。

何だ、この写真は…

イケてると思ったのか…？？

うん、悪くないな。

お酒が残って重い頭の中、朝食を食べてクミちゃんを見送った。

「やっぱ、行くんだね。」

「うん、もうさっさと行って片付けてくる。２〜３週間ガマンすれば終わるし。」

「そうか。やっぱ無理だと思ったら、すぐ帰ってくればイイよ。」

「そうだよ、空港まで行く間に考え直してもいいんだよ。」

「そうだね、もし行くのイヤになったら帰ってくるよ。」

「じゃあ、いってらっしゃい。」

「いってらっしゃい。」

「いってきます。」

「行っちゃったねー。」

「うん。てか、Yさん既に空港でスタンバイしてるとか、すげーな。」

「何かもう色々と次元が違うね。」

「うん、オレらじゃもうどうするコトも出来ないね。後は流れに任せるしかないね。」

「うん、もうやれる事とかアドバイスはもう出し尽くしたよ。」

「そうだね、もう周りがとやかく言って、どうにかなるレベルじゃない。決めるのは本人だし。」

「そういうのに惹かれちゃうのかもね。」

「うん…もうこの話はやめようか。。」

「うん…」

何だか、よく分からないモヤモヤ感が強く残っている。

このカタチで良かったのか…

分からない。

周りが口を出すべきコトじゃなかったのかもしれない。

けど、時折見せるSOSの信号。

それがなかったら、ココまでオレたちは首を突っ込まなかっただろう。

センマルさんも同じコトを考えてるようだ。

２人揃って、口を閉ざして、それぞれの部屋に戻った。

Yさんからの殺害予告から始まって、何だか予想以上に長引いたな。

Yさんからの謝罪も待ってたけど、一切なかった。

売られたケンカに対して構えていたけど、まさかこんな展開になるとはな。

この先どうなるかは、オレたちには分からない。

１つ１つの選択肢に対して決断を下すのは本人。

結局は周りが決めるコトではない。

今回の件だけじゃなく、どんな場合でも。

人生とは後悔と選択の連続といつも言うけど、なるべく後悔の少ないよう自分の下した決断に対して自信を持っていくようにしよう。

そう、今回のリアルな人間ドラマから学ばせてもらったかな。

人間と人間が関われば、ドラマ以上に数奇なシナリオが生まれるんだな。

そして、２年近く経った今でも彼女から連絡が返ってくるコトは無く、彼女は消息を絶った。。(2017年6月追記)

To Be Continued →