Day1202 2017.2.22 浜松2日目
遡ること2か月…
あれは12月16日の深夜のお話。
その時に何があったのかは、読者の皆さんはご存知のハズ。
そう、YAKKENNオフ会 in 新宿二丁目!!
それは予想以上に遊びに来てくれる人も居て、楽しかったんだけど…
事件が起こったのは宴もたけなわになり、締めのラーメンを食べに行った帰り道でのコト。。
道端で出会って30秒も経たないうちに合体…ではなく、殴られるという事件が起こった。
あれから、2ヶ月が経って、ちょうど韓国へ飛び立つ前日に、ようやく相手側の弁護士から連絡が来たのだ。
『弁護士のAと申します。12月の傷害事件の件で、お電話させていただいたのですが…』
『あぁ…12月17日のですね。』
『そうです。加害者のIから相談を受けまして、1度お話しさせて頂けたらと…検事さんの方から明日から韓国へ行かれるという事は伺ったのですが、ご都合よろしいお日にちとかありますか??』
『そうですね、帰国するのが火曜なので、水曜どうでしょう??』
『かしこまりました。場所はどちらがご都合よろしかったでしょうか??』
『そうですね…浜松でお願いします。』
『かしこまりました。浜松町ですね。』
『静岡県の浜松で。』
『し、静岡県ですかぁ…!?』
『はい、静岡県の浜松です。』
『東京に出てくるご予定とかは…』
『無いです!!』キリッ
『わ、わかりました…浜松の方まで伺わせていただきます。駅前の喫茶店かファミレスでよろしいでしょうか??』
『じゃあ、コチラ(住所)のデニーズでお願いします。』
「かしこまりました。では、22日の水曜日にお伺いします。』
『お待ちしております。』
そんなやり取りがあったのが、ちょうど1週間くらい前のお話。
2ヶ月経って、今更??という気持ちもあった。
でも、向こうから話がしたいというなら、きっと示談の話だろう。
それにしても2ヶ月って…
通常だったら、事件が起こってから3週間以内に連絡が来るハズだけど。。
今回の場合は自宅起訴って言ってたからな。
これだけ、遅くなるもんなのかな??
それか、クスリか売春なんかの別件で起訴されて、傷害の方の被害届を取り下げてもらって刑を軽くしてもらいたいって、魂胆なのか…
いずれにしろ、会って話してみないとな。
駅前まで行って帰ってくる時間も…ただでさえ、あの女のせいで時間と金と労力…それに大事なものを奪われているのに、これ以上の無駄を出したくない…もったいないので、近所のデニーズに来てもらうコトにしたんだけど、ドコにいるかな??
店内に入ると、スーツを着たそれっぽい男性が立ち上がって、コチラに一礼した。
「どうも初めまして、先日お電話させていただいた弁護士のAです。」
「わざわざご足労頂いて、すみませんね。」
「それでですね、先日の事件のお話をI(加害者)の方から謝罪のお手紙預かってますので、受け取って頂ければと思います。」
そう言って、一通の封筒を手渡してきた。
中には便箋に書かれた直筆の謝罪文が入っていた。

要約すると、酔っていて覚えていません。自分がしてしまった事を反省しています。このような事をするのは初めてです。壊してしまったものを弁済します。申し訳ございません。
そんな内容だった。
オレも悪酔いする時があるから気持ちは分かるけどさ…
覚えていないというのもあってか、何とも中身の薄い手紙だった。
弁護士の目の前で一読したんだけど、どうも気に食わない部分があった。
それは“このような事をするのは初めてです。”という部分。
このIの友人が現場に居て、こうオレに言っていたのをよく覚えている。
『よくこういう事しちゃうコなんです…!!ごめんなさい!!』
それなのに、しれっと初めてと言ってしまうなんて。
「本人も深く反省している様子なんです。」
「そうですか…」
ふぅ…と一息深呼吸をして話を続けた。
「どうして、連絡が来るまでに2ヶ月もかかったんですか??」
「それはですね、検察の方との兼ね合いでして、決してIが反省してなかったとかではなく、ご連絡差し上げるまでに手続き等が必要で時間がかかってしまったんです。申し訳ございません。」
「そうなんですね。この2ヶ月何の音沙汰も無かったので、どうなっているのかと思いましたよ。ちょっと、言葉が過激になってしまうかもしれませんが、そこの部分代理人というコトで了承していただけると助かります。」
「その辺はもちろん大丈夫です。」
「いやぁ、この2ヶ月…事件があってから、やっぱり精神的にくるものもあったんですよ。やっぱりね、女性にやられたってのがね。みんなにネタにされて笑われちゃうんですよ。家族にまで言われるし。母親なんて事あるごとに、それを話題にするもんだから、まいっちゃって。でも、あの時手を出さなくて良かったとは思ってるんですよ。こっちが捕まっちゃうし。」
「仰る通りです。今回はコチラに完全に非があるので。。そのような状況だったのですね。本当に申し訳ございません。」
「グチみたいなコト言ってしまって、すみません。なかなか他に言える話でも無いので、溜めてしまっていて。」
「大丈夫です。何でも仰ってください。」
「それに謝罪文の中に、こういうコトをするのは初めてだって書いてあったんですけど、現場にいた友人がよくこういうコトするって言ってたんですけど、本当に初めてなんですか??」
「あぁ…友人のAさんに話を伺ったんですけど、そう仰ってました。確かに酒癖が悪くて、仲間内ではよくこういうコトをしてしまうと。ただ、警察沙汰になるのは今回が初めてとのコトです。」
「ですよね。警察沙汰がどうこうは関係ないんですけどね。」
「本人も深く反省しているんですよね。まだ若いですし、何とか良い方向に持っていければと。」
「若いったって、僕より年上ですからね。」
「えっと…あ、本当だ。32歳…というコトは私よりも上ですね。」
「あ、そうなんですか。おいくつですか??」
「30です。」
「そうなんですねー。」
「先日も事務所に来た時もガキっぽいところがあるなとは思ったんですが…」
「まぁ、反省してるんですよね??」
「そうですね、先日も事務所に来た際には深く落ち込んでいるようで、泣き始めてしまって…一緒に来た旦那さんがサポートしてようやく落ち着いたって感じでした。」
「え、旦那いるんですか??」
「はい。」
「旦那持ちですか…」
オイオイオイオイ…旦那持ちで2丁目で泥酔して暴れるって、何やってんだよ。。
「はい、今後は旦那さんのサポートの下、やっていければ…と、それで出来れば示談の方にお話を進めさせて頂ければと思うのですが…」
「まぁ、そうですね。示談ね。僕の中では取り下げと半々なんですよ。弁済するって言っても、そんなにお金あるのかなと。」
「そうですね…相場というのは無いんですけど、過去の事例を見るとこれくらいかなというのはあるんですよ。」
「そうですね。弁済するって言ってますけど、その相場ってコレ(金額)くらいですよね。」
「そのくらいですね。」
「それだと、失くしたクロムハーツ買い直して終わりくらいですよ。病院での治療費の分入れたらマイナスですよ。」
「失くされたものってクロムハーツだったんですか??」
「そうですよ。ネックレス3本。」
「その詳細までは聞いてなかったんですよ。」
「警察の方には言ったんですけどね。」
「ちょっとメモさせていただきます。診断書の方もありますか??」
「コレです。」
「金額の方もある程度だったら、この場で現金で直接お渡しするコトも出来るのですが…」
「その額じゃ、ちょっとアレなんで、本人に1度聞いてみてください。」
「わかりました。」
「じゃあ、この辺で。あと本人には、やってしまったコトは認めて清算して、前に向かって進んでくださいって伝えておいてください。」
「わかりました。では、週明けにお電話させていただきます。」
「よろしくお願いします。」
途中、飛ばしたりざっくりとだけど、話の内容はこんな感じだった。
週明けに電話が来るらしい。
果たして、どうなるコトか。
その場で即決しても良かったけど、1発で示談成立させるのもシャクに触るし、多めの金額言ってショック療法じゃないけどガツンとやってやりたいよな。
悶々とするなぁ。。
オレも酔っ払ってワケの分からないコトをたくさんしてしまったけど、その分痛い思いをして反省はしてきた。
自分のやってしまったコトってのは、消したくても消せない事実。
それを謝って清算して、前に向いていくしかないんだよな。
今日は、そこそこ言ってしまったけど、もう正直言ってどうでもイイかなという気持ちが大半。
今度、弁護士さんから電話きたら、それで終わりにしよう。
To Be Continued →
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