Day526 2015.4.18 アグアスカリエンテス4日目〜クスコ
さ〜て、登って来たってコトは下りなくちゃあなぁ。。
マチュピチュ村ことアグアスカリエンテスで路上が出来ないのは予想外だった…
こんなコトならギター持って来なけりゃ良かったぜ……
荷物を担いで宿を出発。
下る前にメルカドで腹ごしらえ。
4.5ソル(約171円)でコロッケとチャーハン。
うん、悪くない。
投げて野菜の受け渡しとか南米クオリティだね(^o^)
変な鳥発見!!
調べてみたら、アンデスイワドリっていう名前らしい。
オレンジ色のリーゼントがデカければデカいだけモテるらしい…
やっぱジャングル。
途中、雨が降ってきたので休憩を挟みながら、下山に4時間かかった。
駅から水力発電所まで歩いていると見たコトのある顔が…!!
「おーい、マチュピチュどうだった??」
ん、誰だ??
車の中を覗いてみると、ミゲル!!
「お〜!!ミゲル!!めっちゃ良かったよ!!」
「そうか!!乗ってくか??」
「え、まじ??イイの??仕事中じゃ??」
「乗ってけ乗ってけ!!」
まさかの親指無しヒッチハイク成功!!
逆方向から来たのにわざわざ車の向きを変えて、水力発電所まで向かってくれました!!
ホント、ありがとうミゲル!!
水力発電所には迎えのバンがたくさん。
自分たちのバンはどれかと探すも、何と結果は……
オレたちのバンは無し。
ウソだろー!!
同じツアー会社の人に聞くも丁寧とは程遠い対応で待たされる。
何て会社だ。。
しばらくして、迎えのバンが来たのでひとまず乗車。
車酔いでゲロ吐きそうな欧米人のために何度かストップしたものの車はクスコに到着。
長かった。。
辺りはすっかり暗くなっていた。
さて、宿に帰って温かいシャワーを浴びて、お疲れビール飲んで寝るかー!!!!
何、その妄想……
「先、宿帰ってて。このまま唄い行ってくる。」
「え、マジ??」
「今から行くの??」
「うん。行きたくない。行かなければならない。」
「そ、そっか…気を付けてね。」
宿に向かう皆の背中を唇を噛み締めながら見送り、バンから降りて職場へ直行。
クソーーー!!!!!その内、稼ぎまくって「え、金??困ってないよ。貸そうか??」とか言えるようになってやるーーー!!!!!
今夜稼ぎまくって、その辺のイケイケの短期旅行女子捕まえてピスコサワー飲みまくって、「あ、そこからはピスコサワーでないよ…!!そ、それはオレのワイナピチュチュチュチュチュチュチュチュチュチュ………あ、ピスコサワー出ちゃう…出ちゃうよ……アーーーーッ!!!!」ってな展開にィィィィィィ!!!!!
どうか、警察よ…オレを止めてくれるなァァァァァッッッッ!!!!
お土産物の売っているメインストリートっぽい所で演奏開始。
まばらではあるけれど、人通りもある。
身体は疲れているけど、演奏の調子も良い。
ある程度した所でフリョセサールと名乗るヒッピー風の男がやって来た…というより戻ってきた。
「調子はどうだい、ブロー??」
「まぁ、ボチボチだよ。」
「路上は良くない。やるならレストランさ!もう仕事はお終いにして飲みに行かないか??」
「う〜ん、どうするかなぁ。。」
マチュピチュから帰ってきて、そのままだから荷物あるんだよな。。
カメラとかも持ってるし…コレ無くしたりしたら、もう悲惨なんてもんじゃないしな……
「知り合いのバーに行くから、ひとまず来いよ!!荷物まとめてさ!!」
「少しだけね。」
というコトで、流れで飲みに行くコトに。
4ソル(約152円)せびられて、ロン購入。
「オレも出したから、飲ませてもらうぜ。」
「おぉ、飲んでくれ!」
そんな流れもありつつ、バー到着。
普段聞かないようなジャンルの音楽がバーの中には流れており…何よりマリファナのニオイが充満していた。
色んな人を紹介してくれたけど、みんないづれも如何にもヒッピーでございます系の人たち。
ヒッピーの人たちって緩い人が多いからイイんだけど、スペイン語で容赦なく話しかけてくれるから、何だか居心地がね…
独りで壁の方に居ると酔っぱらいに絡まれた。
「さっきマチュピチュに居ただろ??そのギター担いで線路歩いてるの見たぜ!」
「そうなんだ。さっきまで居たよ!」
「オレはペルー鉄道で働いててさ。」
特に話が盛り上がるワケでもなく…
そろそろ帰ろうかなとしているとフリョセサールが戻ってきた。
「次のバーに行くぞ!!」
半ば強引に次のバーへ。
人を探しているのか何なのか…
キョロキョロするのみで、すぐにバーを出た。
「次はココだ!」
ココも結局すぐに出た。
何がしたいんだろう??
ただ、ドコに行っても知り合いが居るし、バーの人たちとも知り合いみたいで、エントランスフィーがかかるような所も全部顔パスでタダで入っていた。
「そろそろ、帰ろうかと思うんだけど…」
「まぁまぁ、1回オレの宿に行こうぜ!!タクシー!!」
まじで??帰りたい……
「早く乗れ乗れ!!」
タクシーはスピードを上げて、12角の石の裏手にあるホステルの前に辿り着いた。
タクシーを降りて2歩目を出した瞬間、目線がグワンッとドコかへ行った。
何が起きた!?
一瞬の出来事に何が起こったか理解出来なかったが、すぐに痛みが襲ってきて自分の状況が理解出来た。
やられた…
「大丈夫か!!」
駆けつけてきてくれたフリョセサールとその友達に抱えられ、身体を起こした。
穴にハマった。
ちょうどタクシーの影が穴と重なり、フタのされていない穴に気付かず落ちてしまった。
穴は相当深く、左脚が根元までハマり、足の付け根まで入ってしまった。
その際に右ひざを強打。
立てる気がしない。
履いていたジーンズも左膝、左太腿、股の所に穴が開いてしまった。
てか、マジで痛い。
フリョセサールの友達に担がれて、フリョセサールのベッドで横になった。
「大丈夫か??」
「いや、大丈夫じゃない。マジにヤバいヤツかもしれない。」
「そうか…コカインやるか??」
「コカインは要らん…けど、そのアルコールくれ。それで十分だ。」
「そうか。欲しくなったら言えよ。」
ベッドに横になり、ロンを煽って痛みから紛らわせた。
その横ではフリョセサールたちが必死にコカインを細かく刻んでいる。
何だ、この状況。。
しばらく、そんな状況で休ませてもらってフリョセサールたちが外に行くというタイミングでオレも外に出た。
まじで右ひざが痛い。
何とかアルコールで誤摩化しているものの痛みが膝を起点に全身を駆け巡る。
アルマス広場で今日は帰ると伝え、宿へ向かった。
その道中、もう深夜だというのにレストラン街にはまだたくさんの人が歩いていた。
ココなら警察も居ないし、路上出来そうだな…
棒立ち状態なら膝も何とかなりそうだし。
アルコールが入っているせいで勢いで再び路上をするコトに。
近くにクラブが何軒かあるせいで静かに唄うコトは出来ないけど、たくさんの人が興味を持って足を止めてくれる。
もう既にベロンベロンなのに、見てた人が「コレ飲め!!」とロンを渡してくれたので、一気に飲み干した。
「もう1杯!!」
それも一気。
「ちょっと待ってろ!!」
帰ってきたその手にはピスコが…!!
唄ってる最中にも飲ませてきて、それを飲んでしまうオレ。
アレ…短気旅行女子とピスコサワーの予定が変なおっさんと路上でピスコ原液一気飲みって…
何なのこの状況…!!
結局、ピスコ1本飲み干した所でオレのエネルギーも限界に…
「そ、そろそろ帰る…お終い…!!」
フラッフラになりながら宿に戻るとマサミちゃん、コーヤくん、ヒーちゃんが起きて待っていてくれた。
「遅いから心配したんだよ!」
「そ、そうだよね…ごめんなさい……」
「とにかく無事に帰ってきてくれて良かったよ!」
「ま、まさか起きてると思わなかったからさ…」
「心配で起きてたよ!!」
「トイレ行ってる間に置いてきぼりにされたりしたから、オレのコトなんて心配してるなんて思わなくて……カクカクシカジカで負傷したりなんだりで……」
「まじ??とりあえず、今夜はもう寝よう!」
あぁ…予想もしないコトがたくさん起こる1日だったなぁ。。
とにかく、こうして友達の下に戻って来れて良かった。。
To Be Continued →
あがり…80.95ソル(約3,083円)
酒…4ソル(約152円)
昼メシ…4.5ソル(約171円)
合計…8.5ソル(約323円)
Day526 一瞬の出来事…人生は予期せぬコトが起こる…
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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