Day36 2013.12.14 ベルリン5日目
今日はどうにか1日頑張って、少しでも稼がないと罰金で今までの稼ぎが全部パーになってしまう。
気合いを入れて路上に挑まねば…!
その前にベルリンの壁に再チャレンジだ。
明るい内に行っておこう。
昨日みたいにヒヤヒヤするのはゴメンだ。
ベルリンの東側に“イーストサイドギャラリー”がある。
西から東へ、端から端への移動。
昨日、降りた駅より1つ先の駅で降りてみよう。
駅に近付くと車窓からベルリンの壁、それらしき物が見えた。
電車を降り、観光客がたくさん集まっている所へ行ってみると”イーストサイドギャラリーですよ。”と書いてあった。
壁は延々と続いていたが、有名な絵はごく一部で、その部分は長いけど歩けない距離ではないかな。
何より見ていて飽きなかった。
皆、”目の前にある壁”という共通のテーマを念頭に置いた上で何を思い、この絵を描いたんだろう、と考えながら歩いた。
個人的には美術館で絵画を見るより面白く感じたので、あっという間に歩き切ってしまい、往復してしまった。
一通り見て満足したので、路上をしに行くコトにした。
まずは初日に行った場所へ。
反応はまずまず…
新兵器の折り鶴の効果も無くはないが、正直予想より下回った。
1時間で見切りをつけ、移動。
あの苦戦したクリスマスマーケットに再チャレンジしに行こう。
やられっぱなしじゃ済まさんぞ。
Alexanderstraßeで開始。
悲しい程に反応が薄い…
写真撮られたりはするんだけど、ちゃんと絡んできてくれない。
どうせ撮るなら、ちゃんとした顔してるトコ撮って欲しいから気軽に話しかけてくれればイイのに。
あと、写真撮る人って大体撮ってお終いの人が多いんだよなぁ…
1組の家族が絡んできてくれて、長いコトお話が出来たのは嬉しかったな。
ちょうど片付けをしていると近くにいた乞食が寄ってきて、ゴチャゴチャと言ってくる。
「頼むから違う場所でやってくれ。」と言うコトらしい。
あまりにも酷い言い草にムッとしてしまい、「構わんが、お前も何か人のためになるようなコトやれよ。」と言ってしまった。
俺の音楽も人から見れば自己満にしか見えないんだろうけど。
時計を見ると20:00になる所だったので次へ行くか、このまま宿へ帰るか…
でも、今夜のあがりが少な過ぎる。
切符代も賄えない…
昨日、一昨日と攻めた所へ様子を見に行ってみるか。
もう人はいないかもしれないけど…
いつもならデパートが閉まっている時間なのに今日はまだ開いていたので、デパートの入り口近くで開始!
開始するとすぐに中国人観光客の団体が出てきた。
さっきまでは上手く聞かせようとか稼ぐコトに必死になり過ぎてたのかも…と思い、やりたい放題、好きなようにやってみるコトにした。
知ってる人は知っている。
いつもの俺のライブの勢いでやってみたら、観光客集団のおかげもあって、人だかりが出来上がって、通路を塞ぐ程になってしまった。
折り鶴も飛んで行くし、チップも入ってくる。
観光客は去ってしまったけど、周りで見てた人たちが話しかけてきてくれた。
「ありがとう!」言うと、「こちらこそ、ステキな音楽をありがとう。」と返してくれる人もいた。
カ、カッコ良過ぎだろぉぉ!!
日本人が言ったら、ただのキザ野郎か花輪くんですよ。
1時間ちょっとやって人がまばらになってきたので、退散。
ノドがカラカラだ…
移動の時に買ったパンをかじる。
昨日の昼から食べてなかったから、飢えている。
オカズなどもちろん無く、味気のないパンにひたすら、かぶりつく。
止らない。
そして、こんな状況にいる自分を客観的に捉えてしまい、悔しさを感じた。
何で俺はこんな異国の地で味気のないパンを夢中になって口に詰め込んでいるのか。
路上で音楽をやって、端から見れば乞食と変わらない。
日本だったら、こんな状況にはならないだろう。
周りに居る人に泣きついて、メシを食わせてもらうだろう。
でも、ココは言葉もロクに通じない、知人もいない土地。
自分一人の力で何とかしなくては…
飢えるコトは否定しない。
でも、何もしない乞食には絶対になりたくない。
気高く飢えてやる。
自分で望んで異国の地へ来た。
誰にも文句は言えない。
ココで経験した悔しさやひもじさを絶対に糧にしてやる。
To be continued→
勝ったッ!第3部完!
これもチョット間違えてもうた…!
Day36 ベルリンの壁に再挑戦

2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!

この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。
コメントを残す