Day211 2014.6.7 ローマ三度3日目
22:30からバスキング開始。
他の国を回って、改めて思ったけど、イタリア時間の特殊なコト…
22:30とか、他の国だったら、そろそろお家に帰りましょうって時間だよな。
でも、ココはローマ。
22:00頃からがスタート。
大体、20時とか21時くらいに夕飯を食べて、それから場所を変えて1杯やりに行こうか♪って感じ。
で、家に帰るのが週末だと3:00くらい。
平日でも1:00か2:00まで人は居る感じ。
そんなワケで本日の出勤もこの時間になったワケで。。
今日もKさんとレストラン周りをスタート。
するが……反応は良くない。
昨日に引き続き今日も怪しい雰囲気。
平日よりも反応が悪い。
雲行きがバンバン怪しくなって行く。。
ま、週末のレストランはあんまり反応は良くないですからね、前から。
路上に切り替えて続行。
人の数はとても多い、さすが週末!
路上でやれば、たくさんの人が足止めて見てってくれますわ!きっと。
……………………………………………………
えへ、えへへへへへ……………おかしいなぁ、へへへへへ……………
……………………………………………………
反応イマイチなんだけど。。
どういうコト!?
集団心理というやつか、人だかりは出来てもお金を入れない人が多い。
特に子供(10代後半かな)が冷やかすだけ冷やかして、離れていくとそれに続いて他の人も離れていってしまう。
おいおいおいおい……………
人の反応が無いとエネルギーが出てこない。
何事もそうだけど、批判されるより無視される方がツラいんだよなぁ。。
いつもだったら、ほとんど休まずにやるのだが、今日は何回も腰を下ろしてしまった。
エネルギーが出ねぇ………
昨日、路上で会ったマリオがやってきた。
「ヘーイ、調子どう??」
「おぉ、最悪だよ。バーで携帯失くした。」
「まじか、見つかるといいね。。」
「ちょっと探してくる。」
携帯失くしたら、まじ焦るよな。
その気持ち、痛い程分かるよ。
他にも昨日あったグループとも会った。
この人たちはいい感じの絡みをしてくれたから良かったけど、やっぱり若年層が多いせいで面倒くさい人も多かった。
久々にキレそうになったっけ。
いや、絡まれるコトは良くあるんだよ。
だけど、タイミングっつーか何つーか、エネルギー無くて沈んでる時にちょっかい出されるとね。
結局、それって自分の気持ちのせいか。
まだまだ自分は甘ちゃんだな。
自分の気分に左右されて、キャパシティが変わっちゃうなんて。
そんな所にやってきたのが、パリ在住の台湾人のベラ。
アジア人がこっち見ながら通り過ぎて、わざわざ戻って来てくれたから日本人かなと思って話かけたら台湾人だった。
凹んでた所にこうやって話しかけにきてくれて、ホントに助かった。
お金なんかよりも、こういった人との交流の方が欲しい。
彼女はパリでカメラマンをやっているらしい。
話をしていて刺激になった。
やっぱり、エネルギーってのは自分の内面から作るのはもちろんだけど、人からもらったり、人と接するコトで生まれるモノもあるんだな。
きっと流れは変わると信じて、路上で3時近くまで粘ったが、結局良くならなかった。
それから1人残りシスト橋へ。
相変わらず、ハッパ売りの兄ちゃんたちが居て、そこに群がる若者たち。
新しく目に付くモノと言えば、焼きトウモロコシの屋台が出たコトくらいかな。
顔見知りのハッパ売りの兄ちゃんたち、パンを売ってる夫婦と挨拶をして、ギターを構えて、唄い始めた。
ポツリポツリと反応はあるけど、週末の夜という勢いは無い。
そこにローリングストーンズのTシャツを着たおっちゃんがやってきた。
「面白いな!今度のストーンズのライブは行くのか??」
「ん〜行きたいけどねぇ。。」
「すぐそこでやるんだぜ!」
「らしいね!行きたい…!」
「行けるとイイな!よし、1曲俺に唄わせてくれ。」
彼にギターを預け、端の淵に腰掛けた。
ちなみにジャックダニエル着てるボケは、この前シスト橋から俺を落とそうとしたヤツ。
久しぶりの路上で身体は疲労感で満ちていた。
彼の歌を聞きながら、川の水面と夜空が混ざる場所を眺めた。
その脇にはサン・ピエトロ大聖堂が佇んでいる。
ローマに戻って来たのか。
旅に出る前はイタリアなんて興味無かったし、少し寄るか飛ばすか考えてたのに、気付けば長いコト、イタリアに居る。
別に急ぐ身でも無いし、誰かにとやかく言われるコトも無い。
ただ風のように、雲のようにゆらゆらと漂って、行きたい場所に行く。
いや、風や雲なら流れに身を任せて、漂って行き着いた所に行ければ良いのだ。
好きな場所に、好きな人の所に、新しい場所に……
気の向くまま。
「ポルトガルに来たら、連絡くれよな!また会おう!」
「ポルトガル行ったら連絡するよ!ありがとう!」
ポルトガルもまだ行ってない国。
これでまた行く理由が出来た。
こういう出会いがまた面白いモノを作ってくれるんだよな。
時刻は4:00を回り、橋の上からも人の影が消えていった。
俺も帰ろう。
旅は道連れ、世は情け。
とは言うけど、この俺を待ってくれている人が居る。
ありがたいコトだ。
今、自分に出来る精一杯を彼らにもしなきゃな。
To Be Continued →
Day211 旅は道連れ世は情け、人の出会いが俺を作る。

2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
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