Day50 2013.12.28 ブダペスト3日目
昨夜、ジョーさんと朝ゴハンを食べる約束をしてたので、起きてすぐにジョーさんにメッセージを送った。
ちょうど同じタイミングでメッセージを送ってくれたみたいで、仕度が終わり次第、ジョーさんの宿へ向かうコトになった。
チェックアウトしなくてはならないので、荷物をエントランスに預けて宿を出た。
ジョーさんの宿に向かい、合流した。
「何食べよっか??」
「食べれれば、何でもイイっす!」
「あ、そうだ!宿の朝食がバイキング形式だからさ、宿で食べちゃおうよ!そうすれば、昼用なり夜用なりで持って帰っちゃえばイイしさ!」
型にハマらない発想。
好きだ。
宿でジョーさんが作ってくれたサンドウィッチを頬張り、次の街はドコに行くかなど旅の先輩に相談した。
あっという間に時間が過ぎ、ジョーさんの出発の時間になってしまった。
楽しい時間をありがとうございました!!
次はドコの街で会えるか楽しみにしてます!!
帰りに警察から教えてもらった市役所的な場所に寄ってみた。
そう、今日は今年最後の土曜日。
今日稼がないと安心して年を越せない。
さっさと俺にライセンスをぉぉぉ!!!!
お…閉まってる…
土 曜 日 だ か ら か…
昨日、やってるって言ったじゃないかぁぁ!!嘘つきィィィ!!!
どうしよ…せっかくの年末にライセンス無しだなんて…
テキトーなコト言いやがったな…
チクショー、これは強行突破するしかないのか??
宿に荷物を取りに戻り、次の宿へ向かった。
ユダヤ人街にあるMarveric City Lodge。
なかなか見つからない…
地図を見ながら歩く。
この辺なのになぁ。。
あ、やっちまった……
今、目指してるのは、昨日目星を付けてた別の宿だ…!!
無駄に1時間近くさまよってしまった。。
あぁ、無駄無駄…
ようやく、宿に到着。
自動ドア、めっちゃキレイだし、ジョーさんが泊まってたトコに似てる!羨ましいなんて話をしたばっかりなんだよな!
コレで6ユーロか!1泊で去るのはもったいないな。
荷物を置いて、朝もらったパンを食べて路上へ。
止められたら、やめよう。
それまでにガツンと勝負してやる!
そして、今日はもう1つ路上でも目的がある。
それは、日本人観光客がたくさんいるので、iPhoneを持っている人を見つけるのだ。
というのも、ロシアのエルミタージュ美術館でiPhoneを無くして以来、ただの文鎮となっている予備で持ってきていたiPhoneがなぜか工場出荷状態になってしまっていて、アクティベート出来なくて、ただの文鎮と化している。
simカードを貸してもらって、何とか起動させたい。
路上やっていると、かなり人目に付くので、きっと見つかるだろう。
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昨日やったポジションに到着し、チューニングを済ませ、唄い始めた…
その瞬間に第一日本人発見!!
「すみませェん!!短期の旅行ですか??」
「そですけど…」
「変なお願いなんですけど…iPhone持ってたりしません??」
「持ってますけど…」
「ちなみにsoftbankだったり…」
「そうですけど。」
「simカード貸して下さい!!」
ほぼ土下座状態。
事情を話すと快く協力して頂けるコトに。
カップルでドイツやオーストリアなどを回ってる最中とのコトだ。
羨ましい。
何とかアクティベート完了。
そして、その間に3回も警備員が来て「ココはダメだからな。」と言ってくる。
うぉぉぉ、コレでiPhoneが使えるぅぅぅ!!
助かりました!!ありがとうございます!!
それにしても、やっぱり路上はダメかぁ。
めちゃくちゃ人いるのにもったいない!!
あぁ、どうしよう…
「あ、中村さん!!」
昨日、お会いした中村さんご夫婦が今日も見つけてくれて、声をかけてくださった。
「今日も頑張ってるねぇ。」
「いやぁ、実はカクカクシカジカで開始7秒で終了しちゃったんですよ。警備員の目も厳しくて、今日はまだ0なんです。」
「それは厳しいねぇ。他の通りも人はいるけど、ココ程じゃないからねぇ。あ、ブログ読んだよ。面白いねぇ。」と言って、また20ユーロ紙幣を握らせてくれた。
「さすがに昨日ももらっちゃってるんで、もらえないですよ!」
「気にしないで。明日からウィーンに行くし、コレはお年玉だよ。」
うぅ、申し訳ないです。
これからも読んでて面白いって思ってもらえるようなブログやコンテンツを作って、俺はエンターテイナーだ!って胸を張って言えるように頑張ります!!
さて、ココの通りは警備員の目が厳し過ぎるので、移動するか。
クラクフから車で送ってくれたダニエル夫妻に教えてもらった、アンドラーシ通りに行ってみよう。
宿のスタッフは通りが大き過ぎて難しいと思うって言ってたけど、実際に見てみなきゃ分かんないもんな。
案の定、宿のスタッフの言う通り、道幅が大きく人の通りもあるが、車やトラムなどの交通量も激しくて演奏するには厳しそうだ。
何とか良さげなポイントを発見。
地下鉄とトラム停が重なる場所。
人の数は多いぞ。
ギターを構え、開始。
7秒後には酔っ払いに絡まれる。
「ココは俺のストリートだ。コレを寄越しな。」と言って、指で輪っかを作る。
あぁ、めんどくさ。
移動しよ。
片付け始めるが、めんどくさく絡んでくる。
着ているChildren of BodomのTシャツを脱いで頂きたい。
そんなやり取りを見ていた日本人の女性が話掛けてきてくれた。
「これって、絡まれたりしてて面倒な状況??」
「はい、とっても面倒な状況です。」
日本語なのでストレートに会話出来る。
酔っ払いには絶対通じない。
「良かったら、今から一緒に食事に行きましょう。ココから脱出しましょう。」
「ぜひ、お願いします。脱出したいです!」
はぁ、助かった…!!
話しかけてくれたのは日本人のヨーコさん。
その隣で「ワタシノツマワニホンジンデス!」と楽しそうに話しかけてくれるのはヨーコさんの旦那さんでハンガリー人のステファンさん。
そして、もう1人ステファンさんの古くからの友人のゾルタンさん。
寡黙で何を考えているか分からないけど、めちゃくちゃ優しい人らしい。
「それじゃ、せっかくだからハンガリー料理の食べ放題へ行きましょう!」
おぉ、嬉しい響きだ!
ゴハンを頂きながら、お話を聞かせて頂く。
スティーブおじさん(ステファンさんは姪っ子にそう呼ばれているらしい)とヨーコさんは現在ヒューストンに住んでいるらしい。
フライトアテンダントという職業柄、あちこちに行ったコトがあるとのコトだ。
スティーブおじさんも陽気な人ですごく面白い!
ちなみにこの前日はヨーコさんの誕生日で自分の母親の誕生日と一緒だった!
「ハンガリーのパブには行ったコトがある??内装が可愛くてステキなのよ!」
「行ったコトないです!将来はカフェバーみたいな人が集まる場所を作りたいんで、参考にしたいです!」
「行きましょう!」
途中、スティーブおじさんの友人のアティラさんとその彼女と合流し、飲み始める。
話が進み、ドコかパブで演奏しなよ!なんて話になってしまった。
というのも、アティラさんはこれまで複数のパブのオーナーをやってたらしく、この辺りのパブのオーナーたちと親交があるらしい。
ノリノリで話を進めるみんな。
お酒が醒めていく俺。
ハンガリーのスピリッツ“パーリンカ”と“ウニクム”という薬膳酒をあおり、「外の風に当ってきます。」と言って、ギターを持って通りに出た。
乾燥のせいか、起きてからずっとノドが痛い。
声出るかな??今日、唄えてないし。
通りでギターを出し、2曲唄ってみた。
意外とイケるかも。
ウニクムのおかげだな(笑)
演奏しているのをずっと見てくれていた女性が話しかけてきてくれた。
「すごくステキな曲ね。もっと聞かせて。」
すっかり話が弾んでしまい、ヨーコさんたちが心配しているな…と焦ってきたので、「良かったら一緒に友達の所に行きませんか??友達が心配してると思うんで…」と言ってみた。
「ぜひ、行くわ!」
すごく明るい女性はジュディ。
パブに戻ると案の定、ヨーコさんが外まで出て探している所だった。
「ヨーコさん、すみません!2曲程やったら話しかけられちゃったりで遅くなってしまいました!」
「酔っぱらって、ドコか行ったんじゃないかって心配してたのよ。荷物も預かったままだったし…もしや、このカバンの中にバクダンが…なんて話にもなったのよ(笑)」
「さすがにバクダンだなんて!でも、会ったばっかりだし、そう考えちゃったりも出来ますよね、すみません!」
中に入り、ジュディを紹介するとすぐに打ち解けて、場の空気を持っていってしまっている。
何だかスゴい人だなぁ。
「さ、キミの演奏するパブに行こうか。」
うぉー、まじでやるのか!
キンチョーする!
今日1日まともに演奏してないし、お腹はち切れそうだし…
パブに到着するとDJがガンガン音楽を流していた。
こんな所で大丈夫かな…
何やらオーナーと話をするアティラさん。
「いやー、来るのが遅かったらしい。3時間前に来るって約束だったらしい。」
ん??どういうコト??
「とりあえず、今日の演奏は無しだ。」
このパターンか…!
緊張しまくったじゃないか…!!
気を取り直して、みんなで飲み直すコトに。
ジュディを見ると近くにいた人たちと話していて、すっかり仲良くなっていた。
誰とでもすぐに仲良くなるんだなぁ。
これも1つの才能だなぁと思っていると意外な事実が判明。
ジュディは最近まで引き蘢っていたらしく、それじゃダメだと街へ出るようになったらしい。
全然そういう風には見えない。
ちょうど宿の近くのパブだったので、「荷物を取ってウチへ来なよ。」とステファンさんが誘ってくれた。
宿代は払ってしまっていたが、人とのつながりや交流を大事にしたい旅。
付いていくコトにした。
ジュディにその旨を伝えると「私も付いて行くわ。というか私の所に来なさいよ。」と言ってくれた。
それを聞いていたヨーコさんが「そうしなさいよ、フフフ。」そ含み笑いをしながら言ってくれた。
ステファンさん、ヨーコさんと別れ、ジュディの家へ。
そこで落ち着くかと思ったら「さ、クラブへ行くわよ。イトコが主催でやってるの。」
まじすか。
有無を言わさず、タクシーでクラブへ。
え、めちゃくちゃデカい!!
人も多いし。
そんな中VIPゾーンへスルスルと入っていく。
すげー!!
こんなクラブ久しぶりだなぁ…
せっかくのVIPだったけど、チョロっと遊んでイトコに挨拶して、帰宅。
ジュディのベッドで横になった。
To be continued→
Day50 ハンガリーの杜王町〜ブダペストは出会いの街〜

2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!

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