Day195 2014.5.22 ローマ再び34日目
今日は半日ブログのために物作り。
久々のモノづくりでPhotoshopとfireworksを使った。
久しぶりにコイツら使って作業したなぁ。
モノを作るって楽しい。
集中しているとあっという間に時間が経った。
今日、作ったモノは完全に自分のためであり、傍から見れば完全に無駄なモノ。
才能もとい、技術力の無駄遣い。
自分のために何かを作る、自分の欲求に従って作りたいモノを作れるって本当に素晴らしい。
そして贅沢なコト。
もちろん、誰かのために作るってコトも好きだけど、その分作るコトが難しくなっちゃうんだよね。
特に人から依頼されてやるコト、これが特に難しい。
相手のコトを考えたり、相手の求めてるコトを考えたりして自分の持っている技術やアイデアを擦り合わせていかなきゃならない。
自分の場合で言えば、デザインが特に当てはまるんだけど、依頼されるとその依頼主の考えているアイデアが明確であれば良いんだけど、大体の場合は明確でないコトが多い。
頭にイメージはあるんだけど、それを言葉にして伝えるのが難しいみたい。
そして、多くの人が無茶な要求をしてしまうんだよな。
いくら一般的に受け入れられるデザインを提案しても、依頼主がNOと言えば先は進めない。
コチラからもなるべく妥協できるような提案をするんだけど、受け入れてもらえるケースは稀。
理解ある依頼者なら良いんだけど、多くの人が勘違いしてしまうのは、技術力を軽視してしまうコト。
技術に対して尊敬の念を持っていない人が多いんだよね。
これは物質社会に生きる人なら、誰しもが陥りがちな所なんだけど。
スーパーで野菜を買うのに、お金を払うコトに躊躇う人は少ないけど、目に見えない技術に対しては、なぜかお金を払うのを躊躇う人が多いんだよね。
そして、安くしてくれと言う人が多い。
目に見えないモノを軽視する人が多いのは悲しいコト。
あなたに出来ないコトを代わりにやっているのに、何だか誰でも出来るんだからと錯覚する人たちの多いコト…
モノを作るという事はデザイン、音楽、映像、絵画…何にでも当てはまるんだけど、結構なエネルギーを使う。
パソコンを使えば、ちゃっちゃと出来るんでしょ??そんなコトも良く言われるんだよなぁ。。
理論的に言えば、そうかも知れないけど、モノを作る時はそんなデジタルな話じゃない。
頭の中で構想を練って、それをアウトプットして目に見えるカタチになった時にそれがしっくり来るか、もしくは来ない場合はどう改善すれば良いのか…
映像で言えば、コンマ何秒にこだわったりするし、デザインで言えば、松の葉色と老竹色どっちが良いか…
きっと素人目じゃ分からないけど、プロの世界ではその1つが違うだけで良い物になるか駄作になるか変わってくるのだ。
作品を生み出す時は、あっという間に時間を忘れるし、自分の持っている技術や知識だけでは解決出来ない壁にぶち当たることが多々ある。
しかし、自分の生み出したモノが人に認めてもらったり、それに対して称賛の言葉をもらえるととても嬉しいし、今後のモノづくりのエネルギーとなり、また新しく何か面白いものを作ってやろうと気持ちになる。
今回に関して言えば、完全に自己満足の世界。
自分の欲求に従って、作ったものだから、きっと誰も面白いと思わないかもしれない。
そして、このくだらない作品にどれだけの技術と情熱を注ぎ込んで作ったかも想像ができないだろう。
こればかりは同業者でなきゃわからないし、彼らもその情熱は理解出来ない部分もあるだろう。
それでも自分の欲求に従って作り出したモノというのは、とても可愛く見えるものだ。
完全に自己満足だけど、それでも構わない。
もう作ること自体に意味があり、自分が生きている証にもなる。
この世に生を受けて去っていくのなら、せっかく立ち寄ったこの星に何か自分が生きた証を残していきたい。
この世から去る事は避けられない事実。
でも、俺が生み出す作品は俺が生きた証としていつまでも残っていくだろう。
どんな形でも構わない。
多くの人に見てもらって知ってもらって、作品を見た彼らに少しでも何か影響を残せれば満足だ。
そんなわけで、ものづくりに時間を思いの外取られてしまい、家を出るのが遅くなってしまった。
さて、今日も路上へ行くか。
あ、雨だ。。
To Be Continued →
Day195 モノ作りに対する敬意〜勘違いされやすいコト〜
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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