Day169 2014.4.26 ローマ再び8日目
よし、何となくレストランバスキングのコツみたいなのも掴んできたし、今日こそ1人100ユーロ目指すぞ!!
今日はテヴェレ川の向こう側、トラステヴェレのレストラン街から。
1件目から、なかなか反応が良い。
1店舗ずつシラミつぶしに回っていく。
ローラー作戦だッ!!
すると、店員さんの方から「ウチに来てくれ!」と言ってくれる所がチラホラあって、嬉しかった。
昨日は演奏NGだと言っていたお店も昨日の感じが良かったのか、演奏もOKだと言ってくれた。
昨日、見ていた店員さんもまた食い入るように見てくれている。
一通りショーを終えると拍手喝采。
テラス席に座っているお客さんのほとんどが笑顔になってくれた。
よいちくんが帽子を持って、席を回るとみんな笑顔や一言添えてコインを入れてくれた。
店員さんもコインを入れてくれる。
紙幣も入る。
こうやって、喜んでもらえるってのはホントに嬉しい。
本音を言えば、喜ばせて楽しんでもらって、それでお終い!!
エンターテイナーはクールに去るぜ!!
ってな感じで去っていきたいんだけど、旅を続けるために、色んな経験をするためにお金が必要だからね。
お金をもらいに行く時が1番ツラい。
トラステヴェレのレストランを回りきったので、今度はシスト橋を渡って、カンポ・ディ・フィオーリへ。
昨日、「明日も来てくれよ!」と言ってくれたお店からスタート。
反応が良い所もあれば、反応が悪い所もある。
運が良いコトに、チップ無し0のお店は無かったけど、ヒドい所は同じショーをしても1ユーロ。
良ければ15ユーロくらいだったかな?
1回のショーが10分弱でこれだけのあがりがあれば、普段の路上よりは全然イイ。
ただ、レストラン回りの弱点は移動があるコト。
これが意外と疲れる。
普段、4時間立ちっぱなしで演奏しっぱなしでも、肩や腰が痛くなるコトはあんま無かったんだけど、なぜか痛くなるんだよな。。
時間も2:30と深まり、辺りは酔いの回った人たちが増えてきたので、この辺で今日は終了するコトに。
スージーOさんが作ってくれたお弁当を頂く。
疲れた身体に染み渡る。
Kさんとよいちくんは昼間から路上でパフォーマンスをしてたので、ヘロヘロ。。
今日は何だかイケそうな気がするので、1人残ってシスト橋で演奏するコトにした。
みんなと別れてシスト橋へ行って、演奏開始。
予想通り、反応は良い。
人通りは少ないけど、みんな興味を持ってくれる。
ちょこちょこ話かけてくれる人たちと話ながら、のんびりやった。
インタビューさせてくれ!と言ってきたイギリス紳士たちのインタビューに応えたり、楽しくやるコトが出来た。
しかし、その後問題発生。。
明らかにジャンキーな感じのモロッコ系のめんどくさいおっさんが絡んできた。
最初は「お前の歌はイイぞ!」とか何とか言って調子良くベタ褒めしてきて、10セント入れてくれて去っていったのだが、また戻ってきて、「タバコをくれ」とか色々喚きながら言ってきた。
けど、明らかに様子がおかしいから笑ってスルーしてたら、段々ツバがかかってくるくらいまで近寄って怒りだした。
め、めんどくせぇぇぇ……
終いには「この橋から落とすぞ!」とか言って、橋のヘリに腰掛けていた俺の足を掴んで落とそうとしてきた。
シスト橋は20mくらいの高さがある。
落とされたらたまったもんじゃない。
俺に言い寄ってきたり、足を掴んで落とそうとしたり…とそんなコトが何回も続けてやってきたので、いささか俺もキレて、そいつのパーカーのフードを引っ掴んで、橋の上から思いっきり落としてやった。
ざまぁ、見ろ!!ボケッ!!
あ、落としたのはウソ。
ちょっと盛ってみた。テヘッ
キレかけてフード掴んで「お前も落としたろか??ボケッ!!」と叫ぶと、その様子を見てた顔見知りのハッパ売りの兄ちゃんたちが駆け寄ってきた。
「大丈夫か!?何があった!?コイツはオレたちに任せておけ!!」
心配して間に入ってくれて、そいつを連れていってくれた。
マリファナ売り…とは言え、顔見知りになった俺に良くしてくれて助かった。
連れていかれたおっさんは、やっぱりドコか頭がイカれてるらしく、別の人たちと喧嘩になってた。
間に入ってくれた兄ちゃんたちは「お前は悪くないよ。アイツの頭がおかしいんだ。」と声を掛けてくれ何だか安心した。
そろそろ引き上げ時か。。
片付けて、ヴェネツィア広場へ向かった。
今日は何だか違う道を通ってみたい衝動に駆られた。
もう、トータルで1ヶ月は居るローマの街もまだまだ知らない道があって、俺を知らない場所に連れて行ってくれる。
人通りが段々と少なくなって、街灯が寂しくポツンと独りぼっちで立っている。
儚げに灯りを照らす街灯を頼って、俺は歩を進める。
気付けば、ヴェネツィア広場をだいぶ通り過ぎてしまったようだ。
知らない道を歩いて失敗したか。。
それでも、構わないと思った。
知らない景色が新鮮で誰も歩いてない暗い道だったけど、心細さはなく、逆に何だかワクワクして足取りだけはしっかりしていた。
俺にはこの足がある。
ドコにでも行ける。
毎日、歩く道は悲しみへ続いているかもしれない。
でも、この道は、まだ見てない世界や好きな人へと続いている。
ドコまでも進んでいこう。
To Be Continued →
Day169 シスト橋から落とされそうになる。〜この道はどこへ続くか〜
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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