Day761 2015.12.9 ククタ2日目
今日こそは絶対に国境を越える。
絶対に。
10:00に小さな紙切れに記載されていた住所のある場所へ向かった。
セントロのイミグレーションというぐらいだから、街中にデデーンとあるのかと思ったら、道路沿いにひっそりと隠れるように佇んでいた。
入口でパスポートを渡して、パスポート番号を控えられると鉄の扉が開いて、中へ通された。
順番を待ち、呼ばれると事情を説明して支払いをしたいコトを伝えた。
すると受け付けてくれた女性が2階へ行くようにと言うので、階段を昇り、1つの部屋へ案内された。
そこで担当してきたのは、まるで検察のような威圧感を持つ初老の女性。
威圧感むき出しだ。
イミグレーションであるにも関わらず、英語は通じない。
スペイン語一択。
また1から事情を説明すると理解したようで、「14:00にまた来い。」と言うのみだった。
あと3時間もあるじゃないか…
15分ほどで終わると思っていたので、外でタクシーを待たせていたのだが、既に時計の長い針は1周しており、1時間が経っていた。
タクシードライバーも機嫌が悪くなっており、こちらのイラ立ちも倍増した。
このまま、どこかに食事に行こうかとも思ったのだが、昨日から上手くいかないコトが立て続けに起こっており、ショッピングモールへ行くコトをしきりに薦めてくるドライバーの言葉を遮って、ホテルに戻るコトにした。
ホテルに戻ると経営している家族総出で迎え出てくれた。
「どうしたんだ??また行けなかったのか??」
「イミグレで14:00まで待てって言われたんだよ。」
「そうか…後で送っていってやるから、時間までココで待ってな。」
そのお言葉に甘えて、ロビーで時間を潰させてもらった。
荷物を置いて食事に出かけ、時間になるのを待った。
「よし、じゃあ行くぞ!!国境でイイんだな??」
「いや、セントロのイミグレに。」
「いや、まずは国境に行こう。その方が良い。ココらのヤツは騙すヤツが多いからな。スペイン語で聞けば大丈夫だ。」
「ダメだと思うから、セントロのイミグレに。」
「おし、ガッテン!!任せとけ!!」
そして着いたのがココ。
だから、セントロのイミグレにって…
「よし、俺が付いていくから任せとけ!」
絶対ダメだって…
30分後
「セントロのイミグレに行けってよ。」
だ…だから言ったじゃん…
案の定ダメでセントロのイミグレへ車を走らせた。
再び、鉄の扉をくぐりイミグレの中へ。
警備員に案内された部屋は先ほどとは違う部屋。
「あの…手前の部屋だと思うんですけど。」
「ココだ。他の部屋には行くな。」
目の前に座っていた男性に話をした。
また1から。
「なるほどな。少し過ぎてるな。これはお金を払わないといけないな。」
「だから、朝そう言われて14:00に戻ってこいって言われたから戻ってきたんです。」
「何、朝来たのか??」
「来ましたよ。」
「その時の担当は??」
「隣りの部屋ですよ。」
「そうか、じゃあ、そっちへ行け。」
こ、この野郎…
食い気味に立ち上がり、すぐに隣りの部屋へ。
「遅かったじゃない。もう時間過ぎてるわよ。約束は14:00だって言ったじゃない。」
こ、この更年期ババア…
「ここの部屋だって言ったら、入るなって言われて、隣りの部屋で朝から3度も話している話をまた1からしてきてて遅れたんですよ!」
「ふーん。」
て、てめぇのモンドンゴ引きずり出して、オレのプラタノぶち込んでやろうか…
すぐに書類に手を付けるかと思ったら、隣りの席の男と言い合いを始め出した。
まじでカンベンしてくれよ。
こんなコトしてて、時間が過ぎて国境閉まっちまったら、今日も国境越えられないぞ。。
「じゃあ、下行って。」
下に行き、書類を作成する。
「じゃあ、上行って。」
下で作った書類を出す。
「じゃあ、下行って。」
顔写真と指紋とサインを控えられ、その番号を渡される。
「じゃあ、上行って。」
控えた番号を渡した。
「じゃあ、下行って支払い。」
支払いを住ませると受領書を渡された。
「じゃあ、上行って。」
また番号を渡された。
「じゃあ、下行って。」
何往復させんだよ!!これがお役所仕事か…!!
まだやんのか、この野郎!!
「じゃあ、これが書類だから国境で渡してね。じゃ。」
写真がまんま犯罪者!!
悪意しか感じねぇ、チクショウ!!
ようやく鉄の扉から出た時には、また1時間が過ぎていた。
「遅かったな。」
明らかに不機嫌になっている宿のおじさん。
だから、最初から……
ようやく国境に着いた頃には16:00になっていた。
渡された書類とパスポートを渡して、ようやく出国が出来た。
次はベネズエラだ!!
ベネズエラ側と言えば、以前も紹介した通り警察と軍隊が腐っていて、とにかく検問で身体チェックと荷物検査で金品を巻き上げるというコトで有名だ。(その内容についてはコチラ参照→Day746 あれ、ベネズエラ紹介になっちゃった…ただ俺が天才と言いたいだけなのに…)
如何にして、その腐ったチェックを切り抜けるか…
コレがベネズエラに渡るための橋。
コレが三途の川を渡す橋になるか天国への橋になるか……
To Be Continued →
気になる罰金は403,392ペソ(約14,681円)。
これまでのウワサやブログでは期間に関わらず(1日だろうが3ヶ月だろうが)340,000ペソ(約12,374円)と一貫してたんだけど、今回はそういかなかったです。
書類作成料プラス1日につき100,000(約3,639円)という計算らしい。
聞いていた情報や探した情報と違うのは、コロコロ変わる制度のせいか…
その辺は謎です。
強いて言うなら、ククタの国境で罰金を払うのは得策じゃないかな。
他の人は空港など、その場で支払いが出来たそうなので。
もう少し言うなら、メデジンでビザ延長すれば3ヶ月の延長で340,000ペソ(約12,374円)らしいので、そっちの方が良いかな。
ま、期限内に出発するのが1番だけどね!!
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