Day161 2014.4.18 ナポリ9日目〜ポンペイ
お世話になった家主のエマは今日から夏の間、南の島に行ってしまうとのコトでお別れ。
昨夜は帰ってくるのが遅く、あんまり話できなかった。
「いきなり押し掛けて、長居させてもらっちゃって、ゴメンね!」
「ナポリに来たら、いつでも来なさい!ウェルカムよ!」
ホントありがとう!お世話になりました!!
今日はナポリに来たら行こうと思っていたポンペイ遺跡へ行く。
目的はもちろんアレですよ、アレ…
kさんとスージーOさんと3人でポンペイへ。
ナポリセントラル駅と直結のGaribaldi駅から電車に乗って約40分の道のり。
チケットは片道2.9ユーロ(¥404)。
あっという間にPompei Scavi駅に到着。
駅を出て人の流れに沿って歩いて歩いて行くとすぐにポンペイ遺跡への入り口に到着!!
よーし、早速中に突入!!
……の前にチケットですよね。。
大人11ユーロ(¥1,540)。
有名所とあって、なかなかの行列具合。
Kさんがまとめて買ってくれるとのコトでスージーOさんと待っていると列に並んでいる5人家族の内の1人がタバコケースみたいなのをポロっと落とした。
結構な人が居るのに誰も気付かないのか、面倒なのか落とし主に声を掛けない。
しゃーないなーと思いながら落ちていたポーチを拾いに行く。
むむむ……!!!!
何だコレはッ!!
この感触ッ!!
タバコなんかじゃあないッ!!
カネだッ!!
札、札の感触だッ!!
しかも、20ユーロや50ユーロなんて、チャチなもんじゃあないッ!!
この厚み、この感触ッ!!
推定300ユーロ(¥42,000)はあるぞッ!!
洗剤詐欺で盗られたカネと同じぐらい…いや、もしかしたらそれ以上の金額が入っているぞ!!
誰も俺が広い上げたコトに気付いていない…
盗られたモノは盗り返すか…??
誰かの不幸は誰かを幸せにし、誰かの幸せは誰かを不幸にさせる!!
それがこの世の中の心理だッ!!
気付かないお前が悪いのだァァァァ!!
とんだマヌケめッ!!!!フハハハハハハハハハァァァァァァッッッ!!
「すみません、落としましたよ。」
「あ…?あぁ、ジーザス!!ありがとう!!!!これを失くしたら大変なコトになってたわ!!ありがとう!!」
「気を付けなよ、俺も面倒な目に遭ったばかりだから。。」
ちょいと少しばかりお礼をば……
悲しみの連鎖は俺の所で止まれば良いさ…
そんなこんなで、ようやくポンペイ遺跡へ。。
『ポンペイ遺跡なんて、小学校の遠足以来だぜ。』
西暦79年にヴェスヴィオ火山の噴火で街ごと飲み込まれてしまったという、ここポンペイ。
火砕流によって一瞬にして街は消滅。
それが幸か不幸か、ほぼ当時のままの状態で街は現代まで残っている。
建物、壁画、使いかけの食器、市民の身体。
驚異的な自然のパワーによって、ポンペイという世界の時間は完全に止められてしまった。
インフォメーションでもらった地図を頼りに街の中を進み、目的の場所を探す…
あった…!!
ココだ…!!
“犬の床絵”…ッ!!
もうお分かりですね…
本日の目的はコレ、犬の床絵に隠されたカギを手にするコト………ッ!!
『マン・イン・ザ・ミラー!!』オレだけが外に出る事を許可しろォォォォーーーーッ!!
あ、コレはイルーゾォだった。
※元ネタはコチラ。
やってきましたよ。
本日、ポンペイ遺跡に来た目的。
犬の床絵の前でジョジョ立ち!!
汐華 初流乃ことジョルノ・ジョバァーナ!!
※元ネタはコチラ。
真のジョジョ立ちとはッ!!
周囲の人に奇異な目で見られてもッ!!
ジョジョ好きじゃない人には伝わらない、あえてマイナーなポーズをやり抜くコトだッ!!
それも、実際の場所でッ!!
コロッセオの時のジョジョ立ちはコチラ
※元ネタはコチラ。
残念ながらボスからの指令のカギは手に入れるコトはできなかったけど、目的のジョジョ立ちはできたので満足!
あとは適当にフラつきますか。
テアトル、劇場跡を発見。
ここで歌とかお芝居やってたのか。
実際に響く構造になってるのか、気になったので軽く唄ってみたら、観光客のおばちゃんたちが拍手してくれたので、調子に乗って1曲唄ってみた。
おぉ、なかなか響く!
ちゃんと計算されて作られてたんだなぁ。。
続いてコロッセオ、闘技場跡を発見。
パープル・ヘイズですね。ぐあるるるるるるる じゅしゅるるるるるううううう
続いてたどり着いた場所。
ココはなんぞや……
ふむ。
ふむふむ。
なるほど…夜のヴェズヴィオ火山を噴火させる場所ですね。
あぁぁぁぁぁ、俺のヴェゥヴィオ火山もぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
完全に休火山です。。
娼婦の館を後にし、最後に見に行ったのはココ。
一瞬のうち生き埋めになった人たち。
発掘されたときに遺体部分だけが腐って空洞ができていたところに、考古学者たちが石膏を流し込こんで逃げ遅れた市民の死んだときの形を再現した場所。
一瞬にして彼らは火砕流に飲み込まれてしまった。
彼らの最期に何かを考える時間は与えられたんだろうか…
家族。
恋人。
来世。
神。
それとも、後悔。。
昔から”生”に無頓着だった。
早くこの世から去ってしまいたいと考えることも、しばしばあった。
頭蓋骨がひび割れて、医者に「もう少し遅かったらダメだったね。」と言われた時も、それならそれで構わないと思った。
でも、その直後に電車から落ちて車輪に頭が挟まれる、その瞬間に『まだ死にたくない!!」と心から強くそう思った。
それは夢の中で起きた出来事だけど、強く今でも鮮明に覚えてる。
自分でも驚いた。
自分が本当は”生”に執着しているんだって事に。
もし、明日…いや、今日死んだとしても後悔しないと言えるだろうか??
人生は常に”選択”と”後悔”の連続だと思ってる。
どんな選択をしても、あっちを選んでいれば…あの時、ああしておけば…と必ず後悔がつきまとってくる。
まるで亡霊のように。
ただ、大事なのは、その”選択”と”後悔”を”納得”して”理解”するかどうかだ。
そうしなければ、”後悔”という名の亡霊にいつまでも悩まされて、前に進む事が出来ない。
ポンペイで散っていった彼らのように一瞬で灰になってしまう可能性は誰にでもある。
そうした時に後悔せずに散っていく事が出来るだろうか。
今を必死に生きていれば、出来るかもしれない。
それに今を必死に生きるコトができなければ、将来も何も無い。
数秒先、この命が終わっても後悔しないように今を必死に生きようと思った。
刹那的な快楽のためでなく、必死に…今という二度と戻ってこない時をこの先に続く未来のために。
約1,700年ぶりに日の光を浴びたポンペイの街には花や草木が芽生え、再び風雨に晒されて脆くなった建物は崩れていった。
ポンペイの時は再び動き出した…
To Be Continued →
Day161 ポンペイ遺跡で本気のジョジョ立ち!!〜カギをゲットせよ!〜

2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
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