Day152 過剰な期待は自分を傷つけるだけ〜俺はコイツを賭けるぜ〜

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Day152 2014.4.9 ローマ15日目


『昨日会った人でピッツァレストランをやってる人が「ぜひウチでやってくれと」言ってくれた人がいる。』とKさんから連絡が来た。


12:00にパンテオンで待ち合せをして、ピッツァレストランに向かった。


昼間からやるの久しぶりだなぁ。



今日ほど天気がイイ日はココの所なかったなぁ。


ココの所、グズついた天気ばっかだったから、暖かい日差しをありがとう、太陽さん!



パンテオンから徒歩2分で目的地に到着。


「お呼ばれなんて、珍しいですねー!」

「たまにあるんだよねー!誕生日会とか、こういったお店とか。ニーニー」

「呼ばれて行く時って報酬ってあるんですか??」

「大体の所はありますねぇ。まぁ、僕の場合は金額低いですけど。」

「じゃあ、今日も出るとイイですね〜!ピッツァレストランなら、アツアツのピッツァももらえちゃったりして!」

「それだとイイね〜!ピザ食べたいですね〜!ニーニー」



呼ばれて行くからには報酬とピッツァがもらえるんじゃないかと下世話な話で盛り上がりながら、店主に挨拶をしに行った。



「おぉ、良く来てくれた。じゃあ、そこでやってくれ。」

「どの辺ですか??」

「テラス席があるだろ?そこの道挟んだとこでやってくれ。」

「え…そこの教会の前ですか??それじゃ、距離があり過ぎて見えな……」

「あとは適当によろしく!」

「え…あ、ちょ…!」


思わずKさんと顔を見合わせてしまった。


「店内じゃないんですね。。」

「らしいね…ココ、ちょっと距離ありすぎじゃない??ニーニー」

「ココからじゃ、何やってるか良く見えないですよね。」

「困りましたねぇ…ニーニー」

「何より、日差しが強過ぎじゃないですか??」

「日陰がまったく無いね…ニー」

「こんな中でやってたら溶けちゃいますよ…僕、人間やめてるんで。あ、世捨て人的な意味ですけど…」

「吸血鬼だったら一瞬で溶けちゃうもんね。ニーニー」

「とりあえず、始めてみますか。」


IMG_3094


不安たっぷりな中、路上開始。


案の定、テラス席の人たちの反応はあんまりよろしくない。


ヘンテコなアジア人が良く分からない歌を唄って、その横でコミカルな動きをしてる人がいるなぁ…くらいか…


ん〜ツラい…ッ!!


容赦なく照りつける太陽の日差しも相当体力を奪っていくようで、すぐにヘロヘロになってしまう。



特に店の人から干渉されるコトもなく、汗だくになりながら3時間半。



良くやった。。


やり切ったよ。。



誰だッ!!”暖かい日差しをありがとう、太陽さん!”とか言ってたヤツ、ボケッ!!

3時間半前の自分を引っ叩いてやりたいぜ。。



「Kさん、そろそろカンベンしてもらいましょう。もう、これ以上の続行は無理だと思います。」

「うん、そろそろカンベンしてもらおう。日差しが強過ぎて、厳しい。。ニー」

「キンキンに冷えたビール飲みたいっす。店内クーラー効いてないかなぁ。。」

「終わったら店内で涼みたいね。ビール出してくれないかな…ピザと一緒ニー」



店主にそろそろ、ごカンベン願いたいという旨を伝えた。



「そうか、コレ持ってきな!それじゃ!」


そう言って、マルゲリータピッツァ2枚を渡してくれた。



3時間半の報酬、マルゲリータピッツァ×2



・・・




3時間半の報酬、マルゲリータピッツァ×2




・・・



あれ、キンキンに冷えた店内でキンキンに冷えたビールは…??




・・・




HEEEEYYYY あァァァんまりだァァアァAHYYY AHYYY AHY WHOOOOOOOHHHHHHHH!!

おおおおおおれェェェェェのォォォォォさァァァァん時間はァァァァんがァァァァァ~~~~!!






フーーー…スッとしたぜ。。



「期待し過ぎましたね…」

「そうだね。冷める前に食べようか。ニー」

「この日差しじゃ、なかなか冷めないと思いますけどね。僕の心は冷めきってますけど。」

「もらえただけ、ありがたいと思おうか。ニー」

「そうですね。」



道端に腰を下ろして、ピッツァを頂いた。


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シンプルなマルゲリータなのに、とってもジューシーでスゴく美味かった!


おぉ、疲れた身体に染み渡るッ!!


「ココにビールがあれば最高なんですけどねェ…」

「そうだねぇ。。ニー」


Kさんは、この後4月後半から暮らす家を見に行くとのコトなので、一旦別れてまた落ち合うコトに。





宿に戻って、夜の部に備えて休憩。


するとサカイダさんから、またまたお誘いを受けたので、路上へ行く前にKさんと顔を出しに行くコトに。



テルミニ駅でトラムを降りると偶然、同じトラムにヨージさんが乗っていたらしい。


「今日、ナポリに帰るコトにしたから、明日以降だったら泊まりに来てくれて良いよ!」

「おぉ、ありがとうございます!早速、明日行きますんで、よろしくお願いします!」


ヨージさんと別れて、待ち合せ場所のトレヴィの泉に向かった。

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今日、向かうのは小洒落たワインバール。


中へ入るとサカイダさん、ヒトミさん、ユキコさんとその彼のイタリア銀行の方(名前忘れてしまいました…失礼ッ!)が既に居た。


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今日はユキコさんのバースデーのお祝いの集まりというコトで、美味しいワインと料理、ケーキも頂いて、話も盛り上がり楽しい時間を過ごさせて頂いた。


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気付けば良い時間になってしまったので、Kさんと路上へ向かうコトに。


異様な程の満員具合のバスに乗り込み、今夜もトラステヴェレへ。


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久々に日本の通勤電車を思い出したなぁ。。

バスを降りて、いつものポイントへ。


これが最後のトラステヴェレか。。


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Kさんの応援もあって、反応は良かった。


終わりがけに若者3人組に話しかけられた。

きっとメタルが好きだろうとメロイックサインを出すと案の定、メロイックサインが返ってきた。ニヤリ

そこから話も盛り上がって楽しい時間になった。


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「これがローマ最後の夜なんだ。」

「そうか、じゃあローマ土産あげるから、右のポケットか左のポケットか選びな。」

「じゃあ、右のポケットで!」

「お、ラッキーだね!これ持ってきな!」


そう言って、50ユーロ分のカジノのチップをくれた。


「おぉ、イイのかい??」

「持ってきなよ!記念にね!」

「でも、これドコのだい??」

「フィジーだよ。ハハハ。」

「でも、フィジーでユーロ使わないだろ??」

「ドコのカジノか当てるのもキミの運さ。旅を楽しんで!」

「ありがとう!」


ローマ最後の夜になかなか粋な演出をしてくれるヤツに出会ったな。


ドコのカジノかは分かんないけど、50ユーロ以上の思い出の品になったよ。


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To Be Continued →

トレヴィの泉


大きな地図で見る

トレヴィの泉は、ローマにある最も巨大なバロック時代の人工の泉である。ローマでも有数の観光名所として賑わっている。トレビの泉、トレドの泉とも呼称される。 ポーリ宮殿の壁と一体となったデザインで、中央に水を司るネプトゥーヌスが立ち、左に豊饒の女神ケレース、右に健康の女神サルースが配置されている。

所在地:Piazza di Trevi, 00187 Roma
着工:1732年
建築様式:バロック建築
電話:06 0608
設計:ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ、 クレメンス12世


パンテオン

情報はコチラ

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