Day125 2014.3.13 バルセロナ2日目
朝起きるとコモン夫妻が隣のベッドに居た。
「あ、おはようございます。隣だったんですか!」
「おはよう。そうだったみたいだね〜。」
昨夜はネットが使えなかったので、秒速で日記をアップする。
「あと何泊するんですか??」
「とりあえず明日までココかな。ヤスくんは??」
「ボクはこれからサグラダファミリア見に行って、そのまま街の中心の宿に移動する予定です。ココwi-fi弱いし、何だかゲロ臭いし……」
「うん、確かに変なニオイするよね。。」
「他に安い所見つけたんで、そっちに行こうかと。」
「そうなんだ〜ウチらもそこ行こうかな。」
「そうだね。」
「じゃ、先に行って待ってますよ!」
さて、今日はサグラダファミリア見に行くぞ!!
当日券って買えるのかな…何だか不安になってきたな。。
サグラダファミリアの前に行くと行列が……
「これ当日券の列ですか??」
「スィー。そこに並んでください。」
しゃーない、並ぶか。。
意外とすんなり列は進み、30分で中に入るコトが出来た。
入った瞬間に息を呑んだ。
サグラダファミリアって外見ばかり有名な気がするけど、内部のデザインも筆舌に尽くしがたい。
そして、聖堂であるコトを忘れがちだが、十字架や祭壇、ステンドグラスなどの内装がココが聖堂なんだと改めて認識させてくれた。
内部も見事…というか、奇抜なデザイン。
何で、こんなデザインになるんだろう……
その疑問を解消させてくれたのが“ガウディと自然”という聖堂の奥に設置されたコーナーだった。
サグラダファミリアの中の一部にガウディ建築と自然の関係について、解説しているコーナーが設けられていて、そこに行った瞬間に納得がいった。
日本語での説明が無かったので、写真や流れでの何となくの解釈だけど…
このガウディの一見奇抜に見えるデザインはすべて自然界から借りているだけなんだ。
自然の中にあるデザインというのは、植物や動物の形…それらが、長い年月をかけて進化、淘汰されて残ったデザイン。
機能美と言えば良いのかな…??
例えば、重さに耐えるために節が出来たり、力を分散させるために丸くなったり、力を収束させるために丸では無く多角形になったりとデザインや見た目のすべてに意味があるのだ。
その自然界の中にあるデザインをガウディは建築に活かしているだけなんだ。
もちろん、それを発見、応用させてというコトがスゴい。
そして、もう1つ思ったのが、そういった自然界から拝借した枠組、土台の上に飾りとして乗っかっている人間。
ココで言えば、イエスやマリアを始めとした人間の像。
深読みし過ぎかもしれないけど、そういった自然界に乗っかっている人間は、一見華やかで煌びやかに見えるかもしれないけど、自然という土台ありきで存在するコトができるんだと伝えたかったのかもしれない。
この人間がすがる宗教の聖堂という建築物を通して。
サグラダファミリアは上の塔にも登るコトが出来る。
受難の塔と生誕の塔から選ぶコトが出来る。
もちろん、生誕の塔を選んだ。
これ以上の受難は要らないからね。
塔の上までエレベーターで昇って、塔を降りて写真を撮っていると声を掛けられた。
「すみません、写真撮ってもらえますか??」
「はい、喜んで!」
マキコちゃんとサトミちゃんというワセジョ2人組。
「私たちも撮りましょうか??」
「じゃあ、お願いしようかな。」
「そう言えば、ロンドンにいませんでした??」
「え、居たよ。」
「やっぱ、そうだ!日の丸の旗下げて唄ってましたよね??」
「そうそう、俺だ!」
「旅の話聞かせて下さいよ〜!」
「じゃあ、近くのバルでビールでも飲んで、俺のサグラダファミリアでキミたちのカサ・ミラとカサ・バトr……」
「…………」
「い、いや…近くのバルで1杯やりながら話そうか!」
「いいっすね!」
「じゃ、30分後に出口で!」
地下の歴史コーナーを見ていると、また別の日本人に声を掛けられた。
「サグラダファミリア、すごいね〜。」
「ボクのですか??いや〜それほどでも……」
「………あ、間違えました!!」
「ですよね、ボクのはそんなにスゴくないですもんね……スミませェん……」
「お一人ですか??」
「えぇ、独りで寂しく回ってますが、何か??」
「そうなんですね〜私たちは3人で、これからモロッコに行くんです!砂漠行きましたか??」
「そうなんですか〜わざわざアピールしてくれなくてもダメージは食らってますよ!行きましたよ!Wilderness Lodgeのツアーで。」
「え、ホントに??私の友達がそこで働いてるんですよ!」
「チヒロさんですか??」
「そうそう!」
繋がるもんだねぇ。
マキコちゃんとサトミちゃんを待たせていたので、3人に別れを告げて後にした。
そういえば、名前聞くの忘れちゃったなぁ。
2人と合流して、昨夜行きそびれたLIZZARUNというお店に向かった。
自分のこれまでの話や2人の旅の話などを聞かせてもらった。
卒業旅行で1ヶ月ヨーロッパを旅してるとのコトだ。
今夜、コモン夫妻とバルへ行く約束をしていたので、2人も誘って5人で行くコトにした。
高城剛大先生がオススメしていたTAPAS 24に入ってみた。
テラス席を陣取ると1人の日本人の方が通ったので、何となく誘ってみたら、面白い人だった。
市役所を早期退職して、世界中のマラソンに参加して、今回はバルセロナマラソンを走りに来ているとのコトだった。
メニューを見ると思いの外、値が張ってイイお値段だった。
イワシの揚げ物、クロケットなど数品注文。
それも美味い!!
けど、高いッ!!
貧乏バックパッカーには厳しいね…!というコトで次の店に移動した。
La Boguetaria、この店がまた美味かった!!
地元民であろう人々で溢れ返っていて、なかなか注文できず…
イカフライ、サラダ、クロケット…何を食べても美味いッ!!
そりゃ、混んでるワケだ。
オススメである。
明日、またみんなで手作りタパスパーティーしよう!と約束して解散。
宿にチェックインすると自分のベッドが誰かの荷物で占領されていた。
めんどくさ…まだ時間早いし、路上しに行くか。
その間に片付けてくれればイイや。
ギターを持って、ランブラス通りへ出た。
路上開始!!
秒速で警察登場!!
ストップかけられてしまった。
いくらなんでも、速過ぎだろ。。
めげずに再チャレンジ!
秒速で警察再登場!!
意地でも1曲は唄いたくて、ケースや旗などしまって普通に唄おう。
秒速で警察再々登場!!
「次、見つけたら120ユーロの罰金だからね。」
秒速でギターをしまった。
き、厳し過ぎだろッ!!
そんなやり取りを見ていたのか、通りすがった人がピザをくれた。
本日のあがりピザ。
終了。
がっくりと肩を落とし、宿に戻るとスペインのサンティアゴから来た5人組の女のコたちに話しかけられ、なぜか一緒にクラブへ行くコトになった。
ボディーガードみたいなもんですかねぇ。。
実際、終盤しつこく絡んでくるおっさんが居たので、役には立ったのかな…
4:00頃まで街中を徘徊して帰宿。
ちなみにバルセロナのクラブはほとんどがエントランスフリーらしい!!
部屋に戻るとベッドに知らない男が寝ていた。
カンベンしてくれよ。。
起こすのも悪いから、空いている隣のベッドで寝るコトにした。
To Be Continued →
サグラダファミリアに行った映像をyoutubeにアップしました!!
YAKKEN CHANNEL【#004】 〜サグラダファミリア篇〜
Day125 あのサグラダファミリアへ〜ガウディ大先生を想って〜
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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