Day1037 2016.9.10 ビリニュス3日目
昨日、遅かったので昼くらいにゆっくり起きてフェイスブックをチェックしたらビックリした。
約2年前にオーストリアのウィーンで会ったナツコちゃんがヴィリニュスにチェックインしてる!
まじか!と驚いて、すぐにコメントを入れた。
すぐに返事が来てメッセージをくれた。
『今日、時間ありますか??』
『もちろん!』
今さっきヴィリニュスに到着したばかりみたいでバタバタしていた所の合間を縫ってメッセージをくれたみたい。
『父も会ってみたいというので、今晩どうですか??Raddison Blu Hotelまで来れます??飛騨牛の試食があるんですけど、飛騨牛食べたくないですか??』
ん…飛騨牛??
何を言ってるんだ、このコは…
飛騨牛って飛騨牛だよな。
あれ、ひだぎゅうって読むんだよな。
飛騨牛??
まじ??
『行く!行かせてください‼︎』
『じゃあ、20:00にホテルで!』
ナツコちゃんと会えるだけで、めっちゃテンション上がってるってのに飛騨牛まで食べられるなんて‼︎
テンション上がり過ぎて、自分をコントロール出来へん‼︎出来へんでー‼︎
ブログ書いて、シャワー浴びて、路上の準備を済ませて、ホテルへレッツゴー‼︎
てか、ジーンズにTシャツ、カウボーイハットにギターって、こんなカッコで大丈夫なのかな。。
まぁ、何とかなるか。
トラムに乗り込んで向かってたら、おじさんに何か話しかけられたんだけど、何言ってるか分からなかったのは言語の問題だけじゃなかったと思う。
今の私の頭の中いっぱいなんですもの。
困って、周りを見渡したら「ダイジョウブデスカー??」とエモ系なイケメン兄ちゃんが話しかけてくれて通訳してくれたんだけどイケメン兄ちゃんもおじさんが何を意図して言ってるのか、よく分からないみたいで困ってしまった。
まぁ、あんまり重要じゃないっぽいから黒子のバスケの話で盛り上がった。
オレ、黒子のバスケ読んだコト無いけど!
これから友達に会いにホテルに向かうんだって話したら、行き先逆だけど案内しようか?って言ってくれた!
ありがとう!大丈夫だよ〜と伝えて、また会おうと言って別れた。
ちなみに昨日路上やってるとこ見たみたい!
それで気になってたんだな!
セバスチャンありがとう!
名前までイケメン‼︎
ホテルまでトボトボと歩いて、ロビーへ。
「おー、ナツコちゃーん!久しぶりー‼︎元気ー??」
「お久しぶりですー!元気ですよ‼︎あれからブログ読んでますよ!あ、父です!」
「はじめまして。ナツコの父です。ウワサは聞いてますよ。」
「はじめまして!い、良いウワサだと嬉しいなぁ…ははは…」
「じゃあ、行きましょうか!」
何やら、今日は大使館のイベントでリトアニアに来たみたい。
お父さんが地歌舞伎という岐阜の伝統芸能をされるらしく、それの公演をニューヨークで行って、今日リトアニアでも公演したみたい。
そして、明日には日本へ向けて出発するんだそう。
というコトは今日会えたのって奇跡‼︎
もし、あのタイミングでフェイスブックを見てコメントしてなかったら会えなかった可能性の方が高いんだよな‼︎
何だか感動するわ〜なんて感傷に浸りながら会場に着いたんだけど…
ダイジョウブデスカ??
オレ、ジーンズにTシャツ、カウボーイハットにギターなんですけど。。
皆さん、パリッと正装されてますが。。
「な、ナツコちゃん…オレ、このカッコで大丈夫なのかな…」
「だ、大丈夫だと思います。私もジーンズですし…というよりも私たちが驚いています。今この状況に…もっとラフな感じと聞いていたので…」
会場の隅っこにギターを置いて、真っ白なテーブルクロスが広げられた大きな円卓に着いた。
会場の前方では杉原千畝の映像が流されており、日本とリトアニアの友好関係を更に発展させましょうという内容の話をしていた。
今年で日本とリトアニアの国交が25周年を迎えたみたい。
もっと昔から交友関係にあると思っていたんだけど、割と最近なんだなぁ。
シャンパングラスに注がれたお酒を飲みながら、進行を眺めていた。
「それにしても、前に会ったのは2年前だよね??」
「そうですよ!あの時はまだ高校生でしたもん。今は女子大生なんですよ!」
「そうか、女子大生か〜!!すっかり大人になったんだね〜♪」
何か、このやり取りテレビとか映画で見るくだりだなぁ。。
それだけオレも年を重ねたというコトか…
「では、我が大使館のシェフが用意しました飛騨牛の方をお試しください。」
おぉ、ついに飛騨牛の時間だぜッ‼︎
ナツコちゃんとの話も尽きるコトは無いんだけど、一旦料理を取りに行こうと後方のスペースに料理を取りにいった。
ナ、ナンデスカ…コレハ……
飛騨牛の肉寿司‼︎
美味くないワケが無いでしょうよ‼︎
もう見ただけで美味いわ‼︎
ありがとう、地球ー‼︎
モチモチとした酢飯に飛騨牛が絡んで、口の中爆発。
ありがとう、岐阜ー‼︎
「ナツコちゃん…オレ、チビッてたらゴメン……」
テーブルに戻り、パンツの確認をしているとお皿が運ばれてきた。
こ、このお姿はス、ス、ス、ステーキ‼︎
もうね、舐めくり回したかった。
ナイフで切る前に1回舐めくり回してしまいたかった。
フォークとかナイフが3本ずつくらいあって、どれから取ってイイか混乱しつつも、いただきます。
え、え、何コレ??
ナイフをあてるとナイフの重みだけで肉様が切れていくんだけどッ‼︎
スーッだよ、スーッ‼︎
目ん玉が飛び出しそうになりながら、お肉様を口の中へ。
爆発。
再び爆発。
何コレ??
口の中いっぱいに脂が溶け出て甘味が広がって…
てか、ホントに肉汁の量がとっても多くてブジュゥゥゥ…‼︎って、ごま蜜団子食べた時みたいに口から飛び出しそうになるッ‼︎
う、うン美味ぁぁぁぁぁぁぁぁい‼︎‼︎
ありがとう、中津川ー‼︎
続いてローストビーフ。
「何切れにしますか??」
「じゃあ、2切れで。海外長くて久々に和牛食べましたよ。こんなに美味しいのはなかなか食べられないです。」
「そうですね。今日お出ししてるのは日本でもなかなか手に入らないですよ。お値段聞いたらビックリされると思いますよ。」
「3切れで!」キリッ
ワサビと醤油をつけて口の中に放り込むと溢れ出すのは肉汁だけでなく心の底からの笑み。
美味しいもの食べると笑いが込み上げてくるんだなぁ…
ありがとう、八百津ー‼︎
「ナツコちゃん…美味し過ぎて、笑いが止まらないよ。変な人だと思わないでね。あ、変な人だってのは前から思ってるか。うん、ゴメン。何でもない。」
もうね、全部の食事が美味しいの。
止めたくても止まらないの。
何なの、この神々の食卓は…
こんな贅沢なもの食べたら、胃がびっくりして倒れるわ。
普段、20円くらいのインスタントラーメンすすって生き延びてるんだよ。
身体がこんな高級食材に順応出来るワケないじゃない。
まず、マクドナルドあたりでリハビリしないと。。
しかし、本当にナツコちゃんと久々に再会できてよかった。
いつもブログ読んでくれてるみたいで、お母さんやお父さんにも話してくれてるんだって!
あぁ、お父さんやお母さんに言ってはイケナイことばっかり書いてるコトをこんなにも後悔したコトはないよぉぉぉぉぉ!!!!!!
穴があったら入れた…入りたくなる気持ちでいっぱいになっていたら、お父さんの姿が見えなくなった。
しばらくして戻ってくると会場前方で地歌舞伎の一節を披露してくれた。
めちゃめちゃカッコイイ…
オレも歌舞伎やりたい。。
素直にそう思ってしまった。
でも、中途半端に手を出したら後悔するし、それなりになるには3年はかかりそう。
でも、いつか歌舞伎の演じる方として舞台に関わってみたいなぁ。
宴もたけなわになりまして、まだ残っているお皿をヒュッヒュッと下げていくスタッフに「まだ残ってるだろう!!」と一喝したくても出来ず、ただ恨めしそうに眺めるだけで美味しいお食事さんたちは去っていった。。
このまま路上に行こうと思ってたけど、まだ微妙に時間が早いのと、まだまだ話足りなくて「1杯行くかい??」のお言葉に甘えて同行させていただくコトにした。
旧市街の中にあるお店に入り、今度は地歌舞伎の関係者の皆さんだけの会に参加させていただいた。
ナツコちゃんとお父さんの会話を聞いていると2人の良い関係が伝わってきた。
当時、女子高生だったナツコちゃんを単身オーストリアに送るのは怖くなかったですか??って質問したんだけど、あれは認めたワケじゃないと。
おぉ、なかなかなエピソード。
お父さんも意見があるしナツコちゃんにも意見がある。
2人とも芯がしっかりしてるんだなぁ。
女子大生特有の悩みを聞いたりしてたら、あっという間に良い時間に。
ブログには書ききれない程、たくさんの話をしたけど、話って尽きないもんだなぁ。
お父さんとも、またゆっくり話させていただきたいな。
日本に帰ったら、会ってみたいと言ってくださってるお母さんとも。
明日の朝、日本に向けて出発じゃなかったら、また日を改めて会いたかったな。
次回、日本に帰ったら、また会いましょう!!ごちそうさまでした!!
よし、時間もイイ感じになってきた!!
いっちょ、路上やってみっか!!
ちょっとスタートが遅かったかな…という感じは否めなかったけど、今日も今日で反応は悪くない。
こちらも酔いが回ってるから、目の前でハシャいでいる人たちのテンションにナチュラルに合わせられる。
イイ感じのシンクロが起きて、めっちゃ楽しいし楽しんでもらってる♪
やってて楽しいから、まだまだと思ったけど、いささか2:00近くなってしまったので、今日はコレにておしまい。
いやぁ、イイ1日だった!!
To Be Continued →
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