Day1036 2016.9.9 ビリニュス2日目
ココのホステル、ドミトリーなのに二段ベッドじゃない普通のシングルベッドだし、カーテンが付いてるから半個室で快適♪
最安のところに比べたら、2ユーロ(約226円)くらい高いけど、快適な生活を得られると考えれば安いもんだよなぁ。。
さて、スーパーに買い出しがてら、お散歩。
夜明けの門と呼ばれる旧市街入り口の門。
また後日改めて中まで見に来よう。
スーパーでビールを買って、宿に戻ってブログを書いたりしたら、良い時間。
今日は週末金曜日。
きっと多くの人が遊びに出かけるだろう。
ちょっと遅めの時間を狙って行ってみるか。
宿のスタッフに教えてもらったPilies通りが飲屋街らしく、パフォーマーも居るとのコトなので、そこに向かってみるコトにした。
確かに飲み屋さんがチラホラと立ち並んではいるんだけど、人の数が少なく盛り上がっている様子がない。
どうしよう…こんなハズでは。。
尺八みたいな笛を吹いているパフォーマーは居るけど、何だかイマイチそう。
ん〜どうするかなぁ。。
悩んでいても仕方ない。
やるか!!
今は使われてなさそうな建物と向かい工事中の建物となっている場所で路上開始!!
5分で終了。
警察がやってきて、片言の英語で「遅すぎる。もう21:00だから。人寝てる。アンプ無しOK。」とそれだけ言って去っていった。
えー、まじかよ。。
タリンもリガも21:00だったら、まだまだパフォーマーが居て、飲みに行く人もこれから!!って時間帯なのに。。
それに建物には誰も住んでないと思ったから、この場所を選んだんだけどな。。
まぁ、これ以上強引にやっても仕方ない。
移動するか。。
近くの公園では2人組のパフォーマーがアンプを使ってガンガン演奏している。
ん〜どっかイイ場所は無いかなぁ。。
そうか…ココならどうだ??
教会なら誰も住んでないだろう。
それに向かいの建物も工事中。
誰も住んでないだろう!
演奏開始じゃ!!
さっきの警察が通った!!
また止められるか!?と思ったけど、今度は素通りだった。
よかった。。
でも、反応が悪い。
ようやく期待出来そうな反応!!
おばあちゃんと孫がしばらく音楽を聴きながら踊ってたんだけど、じゃあねと一言言って去っていってしまった。
お、おぅ…
楽しんでくれたなら、イイんだけどね!!
結局1時間続けたものの反応はイマイチ。
もう、気力が無くなったところでギターを置いた。
すると少し日本語を話せる若者がやってきて色々と話を聞いた。
地元の人が集まる飲屋街は別の場所にあるとのコト。
そこに行ったら大勢の人がいるから盛り上がるかもよとのコトだったので、場所を教えてもらい、そこに向かうコトにした。
確かに多くの人が上機嫌で歩いていた。
ココなら確かに出来そうだな!
ドコかイイ場所はないかなと歩き回っていると、また1人の男性に流暢な英語で話しかけられた。
「キミ、ミュージシャンかい??明後日の日曜にジャムセッションがあるんだけど、よかったら演奏してくれないか??」
「え、セッション??」
「そう、セッションやるんだ。そうそう、僕はそこのバーのオーナーで出演者を探してるんだ。演奏してくれた人にはフリーでお酒と食事を出すからさ!」
ニューヨーク出身のデイビッドとニューヨークの話で盛り上がったり、イベント自体もちょっと面白そうだったので、連絡先を交換して、その場を後にした。
さて、路上やりますか!!
本日3発目イクぞ!!
ココがもう当たりだった!!
演奏し始めて、すぐに足を止めてくれて踊りだしたりハシャギだしたり、パフォーマー冥利につきる反応を頂けた。
多くの人が足を止めてチップを入れてくれ、楽しんでくれて、やっていて本当に楽しかった。
しかし、ドコからともなく現れた浮浪者風の男が近づいてきて、何語かわからないけどブツブツとつぶやきながらギターケースの前にしゃがみこんだ。
その瞬間、先日のリガでの出来事を思い出した。
男がお金に手を伸ばした瞬間に足で手を払った。
男はコチラをにらみながら「5ユーロ、5ユーロ…」とつぶやいた。
この男の他に仲間と思しき人間が2人居る。
めんどくさいな…ギターケースと男の間に入り、早くどっか行ってくれと言った。
男が胸ぐらを掴んできたので、とっさに手で胸を突いて距離をあけた。
それでもコチラに向かって手を出してくるので、急いでギターを肩から外し相手に向かってギターを構えた。
レスポールでドツいたら痛いぞ…
相手に手を出されないようにギターのボディを相手に向けて距離を取った。
すると5人組の若者がやってきてくれて「大丈夫か??」と声をかけてくれた。
男と若者が何か話している。
「何があったんだ??」
「この男がオレのギターケースからお金を取ろうとしたんだ。」
「やっぱりな…」
何て言っているか分からなかったけど、お金を取ろうとしたんだろ??と聞いているようだった。
男は顔色を変えて何かを言っている。
推測するに最初は別のコトを言っていたんだけど、コトの真相を突かれて知らないふりをしようとしているようだった。
この野郎…
若者がその男を仲間の所に連れて行ってくれ、その男たちに何か話をして、解決してくれた。
「たまにああいう変な輩が居るんだよ。気をつけてくれ。ケガとか何もなかった??」
「大丈夫。本当にありがとう!!」
「日本から来てるのか!!1曲何か日本の歌を歌ってくれよ!!」
「喜んで!!」
日本の歌を1曲唄って、再度お礼を述べて自分の演奏に戻った。
既に0:00を過ぎているというのに、それからも人通りは減るどころか増えていった。
「弾かせて〜!!」
「え、かまへんけど。」
「弾かせて〜!!」
「え、かまへんけど。」
路上楽しい。
路上をやってると今日みたいな物騒なコトもあるけど、やっぱり楽しいコトや素敵な出会いの方がトータルで見たら多いんだよな。
だから、危ない目に遭うのがめんどくさいからって、路上に行くのやめたら楽しい思いも素敵な出会いも一緒に消滅しちゃうんだよね。
バッターボックスに立ったら、デッドボールを受けるコトもあるけど、特大のホームランも打てる。
何にせよ、バッターボックスに立たなきゃ何も始まんないんだよな。
すっかり時計の針は1:30を過ぎていた。
あ〜今日もよく唄った!!
ビールが美味いぜ!!
To Be Continued →
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