Day89 突然、宿を追い出される話…ありえる？？

Day89 2014.2.5 ロンドン３日目

22人ドミトリーとか、もはや収容所だよな…

そんな中で目を覚まし、朝食を食べに１階のバーへ降りる。

朝食を摂り、そのままバーに残って作業をこなす。

10:00頃にフェリペが、頭をポリポリ掻きながら、やってきた。

「ヘイ、メン！朝食はドコで食えるんだい？？」

「ココだけど、9:00までだぜ、メン！」

「おーシット。。」

「残念だったね！」

一旦、部屋にギターを取りに戻る。

昼間は静かで良いな…と思ったら、俺のシーツが剥がされている。

またミスってるな…

少し寝ようと思ってたのに。。

ギターを取って、バーへ。

新しい曲を覚えなきゃな。

やっぱりイギリスと言ったらビートルズ、ジョン・レノンだろう。

唄っている時もリクエストの声がチラホラかかる。

無難にImagineでも覚えるか。

初めて歌詞見たけど、この歌詞の考え方好きかも。。

やっぱ、俺もヒッピーみたいなもんなのかな…

ドコの国でだったか、「お前みたいなジャパニーズヒッピーは初めてだぜ！最高だよ!!」と言われたのを思い出した。

Imagineが思っていたよりもスムーズに頭に入ってくる。

荷物を取りに部屋へ行こうとするが、カードキーが使えない。

ココの宿、こんなんばっかだな。。

レセプションへ行って、カードキーを使えるようにしてもらった。

何だかんだで17:00になってしまった。

昨日行ったチャイナタウンへ今日も行ってみるコトにしよう。

仕度を済ませて、宿を出た。

チャイナタウンで、ほぼぶっ続けで４時間半。
今日も色んな人たちとの出会いがあった。

あがりは30ポンドちょい。

よし、これで今週分の宿代は出来たぞ。

このサバイバルな感じ…それがまたイイのかもしれない。。

ツラいけど。

ある中華レストランの前で昨日も今日もやったんだけど、終わりがけにそこの店員のお姉さんがやってきた。

うわ〜怒られるヤツか…

と思ったら、暖かいジャスミンティーの差し入れを持ってきてくれて、ビックリした。

大体、いつもお店の人に話しかけられる時は、怒られる時が多いから嬉しいな。

ありがとう！

23:00まで粘って、宿へ帰還。

近くのスーパーが0:00までだから、急いで帰った。

これを逃したら、メシ抜きだ…!!

宿に入る前にバーを覗くと初日に会ったマークがいた。

「ハイ、マーク！」

「おぉ、ヤスタカ!!調子はどうだい？？」

「悪くないよ！明日、グリニッジに移動するから、その前に会えないかと思ってたんだよね！」

「飲もう！そうだ、仕事仲間のジェームスを紹介するよ！」

ジェームスもメタル好きでメタリカの話で盛り上がった。

フェリペやサンティアゴも加わって、これから！という所でバーが閉まる時間になってしまった。

渋々、宿にある音楽がガンガン流れているバーに移動。

荷物を置きに部屋に戻ろうとすると、またカードキーが使えない。

レセプションに行き、使えないコトを伝えると驚愕の返答を聞くハメとなった。

「今日の予約は取り消したよ。」

「は？何で？？」

「いや、もう取り消したから。」

「いやいや、理由は？？」

「３日分のうち１泊分しか払ってないよね？？」

「後で払うって約束しただろ？？」

「そうだね。でも、まだ払ってないだろ？？」

「確かに払ってないよ。今、払うよ。」

「いや、もう取り消したからいいよ。」

「いやいや、それがよく分からん。金ならある。」

「もう、キミのベッドは無いんだ。」

「いやいや、俺の使ってるベッド誰もいないし、俺の荷物が置いてあるだろ？？」

「とにかく、キミのベッドは無いんだ。」

「じゃあ、今夜俺はドコで寝るんだ？？」

「さぁ……」

「さぁ、じゃねーよ。。」

「隣のホステルなら23ポンドで紹介してあげるよ。」

「いやいや、そんなん泊まらないから。」

「じゃあ、出るしかないね。」

「そもそも、何で何回もレセプションに来てるのに何も言わなかったの？？」

「知らん。」

「知らん、じゃねーよ！もういいよ、荷物取りに行くから、カギ使えるようにしてくれよ！」

怒りのマグマがグツグツと煮えたぎるのを何とかこらえ、自分をなだめながら荷物をまとめる。

何とか始発まで時間をつぶせれば、グリニッジの宿のロビーで寝られるからな…

ラウンジに行くと昨日遊んだグループがいたので、一緒に飲んで時間を潰した。

これで朝まで乗り切れるぞ！

と思ったら、わざわざスタッフが呼びに来た。

１回目はスルーしたが、２回もやってきて、しつこく張り付いてくる。

時間は夜中の3:30。

いささかこれ以上の滞在は厳しいと判断して、仕方なく宿を出るコトになった。

あぁ、ムカッ腹が立つぜ!!

酒ッ飲まずにはいられないッッ!!!!

ボトルに残っていたウォッカを思いっきり煽って、行く当てもなく宿を飛び出した。

To be continued→