Day49 2013.12.27 ブダペスト2日目
宿の好意で今日もココ、All-Central Hostelに無償で泊めてもらえるコトになったが、失ったモノはお金とは別の問題だ。
午前中は作業をこなし、昼から路上へ出掛けた。
今日は気合い入れていくぞ、暴れん坊将軍で行くぞー!!
宿のすぐ近くがメインストリートらしく、通りには人がたくさんいた。
開始してすぐに反応がある。
ありがたい。
2曲目で早速、店舗から移動命令が下されたので、少し移動して再開。
イイ感じだ。
1時間やると少し反応が鈍くなってきたので、気分転換も兼ねて移動。
移動先でも好調だ。
1時間半程やって、休憩しようかと思っていると1人の男性に声を掛けられた。
「日本人ですか??(こんなコト)よくやりますねー。」
「ハハハー自分でもそう思います。こんな感じで旅してるんですよー。」
日本人のような日本人じゃないような顔立ちの怪しい雰囲気を醸し出す人だなぁ。
「よかったら、お茶でもしに行きませんか??」
むむ…お茶だと…昨日みたいに、またホイホイ付いていって、ボッタクられるんじゃ…
「イイですよ〜。」
あっさり付いて行くコトを決める俺。
大丈夫か、俺??
自問自答である。
「あ、お名前教えてもらってイイですか??ボクはやっけんです。」
「ジョーって言います。」
どうやら、話を聞くとハンガリーと日本のハーフの方らしい。
「ボクこんな感じで旅してるんで、安めのトコでお願いしますー。実は昨日、来たばっかでソッコーでボッタクられちゃいまして…」
「ハハハ…大丈夫だよ!!それにしても災難だったね。」
何だかゆるゆるした感じのジョーさん。
お店に着き、お互いの話をするとスゴい事実が発覚…!!
何とこの方、プロのカメラマンさんだと言う、何だ…と…!!
「プロのカメラマンなんですか??」
めっちゃ食い付く俺。
カメラマンという職業にも興味があるので、ぜひ、ぜひ!と話を聞かせてもらった。
まぁ、カメラマンと言っても、ちょいと前にやってた山Pが主演でやってたようなSUMMER NUDEみたいな街のカメラ屋さんですか〜??なんて冗談で聞いてみたら、「あぁ、山P撮ったよ。」と言って、その時の写真を見せてくれた。
ちょ…な、何なんだこの人は……
水原希子やエビちゃん、小森純、益若つばさ、榮倉奈々、超新星、渡辺謙、トム・ハンクスなどそうそうたるメンツの写真が出てくる…
さらにはシャネルの広告まで…しかも、ディレクションまで担当していたとか…
もしかして、俺すんごい人と出会っちゃった??
こんなスゴい人なのに子供みたいにとっても無邪気な感じの人だ。
俺の10コ上なんだけど、そんな年齢なんて感じさせない。
俺もこういう人みたいになりたいなあ。
自分の興味のある分野で活躍されている方なので、これでもかという程お話を聞かせてもらった。
年に2回ハンガリーに来るというジョーさんの案内でブダペスト城を登ってみるコトに。
普段、ロクなモノを食べてないせいか、すぐに息が上がってしまう。
何とか頂上までたどり着き、見下ろした夜景はとてもキレイだった。
「この夜景を見て女の子口説く文句考えようよ〜。あの橋がお前でこっちの橋が俺…う〜ん、あのカテドラルの乳首みたいなヤツよりもお前の乳首の方が…(省略)」
そんな感じでゆるゆるのジョーさんは面白くて、一緒に居て居心地の悪さを感じないどころか楽しくなってくる。
「これから路上やる前にメシにしようよ。その方がイイでしょ!」と言ってくれ、ケバブ屋に連れて行ってくれた。
先程に続き、ココも出してもらい、終いには「明日ブダペストからパリに行くから、残ってるフォリントあげるよ。」と言って4,500フォリントも渡してくれた。
「えぇぇ、さすがに悪いですよ。」
「いいの、いいの、何かの足しにして。」
うぅ、何かのカタチでお返ししますんで、何でも言ってください…!!
海外初ケバブ
それから路上に戻り、再開。
30分程やっていると日本人のご夫婦が止まってくれ、話してくれた。
昨日、日本から観光にやってきた中村さんご夫婦。
これから中欧を周遊されるそうだ。
「頑張ってね、これで美味しいビールでも飲んで!」と言って20ユーロ紙幣を握らせてくれた。
「えぇぇぇ、こんなにですか…!!すみませェん。」
そこからポロポロとチップが入り、1時間経つ頃に3人組が近付いてきた。
そう、警察のお出ましだ。
「ココではやってはいけない。ライセンスが必要だ。パスポートを出せ。」
素直に渡し、「ドコでライセンスをもらえますか??」と聞いた。
よく分からなかったが、どうやら地図で見ると宿の近くで手に入れられるようだ。
「今日はもう閉まってるから、明日行け。」と言われたので、片付けをしてパスポートの返却を待った。
10分くらいドコかと通信をしている。
げげげ…良いコトがあった日の最後は悪いコトで締めくくるという、お決まりのパターンですか…??
罰金とか、ホントにカンベンしてくれよ…と念じていると無事に返却された。
良かった…
宿に帰り、ジョーさんにお礼のメッセージを送ると”まだ早いし、出掛けようか。”と誘って頂いた。
もちろん”yes”と返事して、ジョーさんの泊まってるホステルへ向かった。
スーパーでワインを買い、ドナウ川沿いを歩いた。
「うわぁ、キレイですね。」
「お前があの光なら俺の塔を…(省略)」
さっきの続きを2人で始めた。
途中、「タバコ吸いたい。」とタムロする現地の若者たち話しかけ、すっかり仲良くなってしまった。
こういった出会いは面白い。
旅の醍醐味だ。
ジョーさんもあちこと旅をしているらしい。
仕事でも海外を飛び回っている人だ。
それが”日常”なんだろうな。
作曲しようという話になり、宿に戻りギターを手にするとチェックアウトしたハズのトルコ人2人組のBekirとOrhanがいて、「また会おう!」と約束するコトが出来た。
それから2:00くらいまでブダペストの路上でジョーさんと曲作りして遊んだ。
To be continued→
Day49 スゴい人との出会い。そして、出会いは連鎖する。
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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