Day224 W杯が来る度に私がやってくる〜友達って何だろ〜

Day224 2014.6.20 ローマ三度16日目

何なんだ、この暑さは…

気分転換にベランダに出たら、日が当たってないにも関わらず、肌がジリジリと焼ける感覚が。

サウナレベル。

いや、サウナでもこんな肌がジリジリするの珍しいくらいなんじゃないか…

というワケで今日のブログはお休みします。

オヤスミナサイ。

ウソです。

こんな日はサラダ油を頭から被ってヌルヌルしてあんなコトやこんなコトをね…

だから、ブログなんて書いてる場合じゃないんです。

せっかくイタリアに居るんだからオリーブオイルで油谷さんになるのもイイかもな…！

オリーブオイル買いに行かなきゃなので、今日はやっぱりお休みします。

ウソです。

今日もちゃんと書きます。

たぶん。。

ワールドカップのグループリーグが始まった。

日本の初戦、コートジボワール戦は残念ながら、見られる環境が無かったので見れなかったんだけど、Kさんのパソコンにサッカーチャンネルが見られるソフトをインストールしてもらい、ようやくギリシャ戦を見られるコトになった。

ちょうどバスキングの時間帯と重なってしまったので、後半から。

ようやく試合が見れるぞ!!

俺とサッカーの組み合わせが想像出来ないって？？

うん、確かにサッカーやらないし、やるんならフットサル。

普段もJリーグとかあんま見ないし、有名なチーム同士の試合をたまに見るくらい。

でもね、ワールドカップは見るんだよ。

だって、ミーハーだもの。ﾆｮﾎ♪

いやいや、国の威信をかけて、闘う熱き男たちの戦いってのは、やっぱ見てて熱くなるものがあるのだよ。

オリンピックもしかり。

４年に１度しか開催されない戦いに本気のエネルギーをぶつけ合う姿に心揺さぶられるワケですよ。

試合までに積み重ねた血や汗の滲む練習の積み重ねを短い時間で爆発させる。

無論、見てて熱くならないわけが無い。

というワケで家にてワールドカップ観戦！

今、我が家には俺、Kさん、スージーOさん、キンちゃん、Mさん、ヨイチくんの６人が居る。

しかし、熱狂してるのは俺だけ。

俺だけ「う、うぉぉぉぉぉーーー!!」とか「イケイケイケ、イケェーーーッッ!!」と叫んでいる。

他の５人の様子を見てみよう。

Kさんの様子→「おぉー！今の惜しいねぇ。ニーニー」

スージーOさんの様子→「今のイイ所だったのにねぇ。」ｼｬﾘーﾝ

ヨイチくんの様子→モグモグモグモグ…「普段、スポーツとか見ないですからねぇ。」

キンちゃんの様子→スヤァ…(就寝中)

Mさんの様子→スースー…(就寝中)

………………………………………………………………

オイオイオイオイ…世界中が熱狂しているというのに、日本国民の期待を背負って男たちが命懸けで闘っているというのに!!

最後の２人なんて寝ちゃってるるるるるるる!!!!

そんなんでイイのかーッ？？

『いーんです！』

何か声が聞こえたような気がする。。

まぁ、興味のあるコトなんか人それぞれだからね。

別にいーんだけどさ。

何かね、１人で盛り上がってて寂しくなっちゃったよ。

今度はパブかどっかで見ようかな。。

ギリシャが１人抜けて数的有利に立ったものの、残念ながら決定打を決めれず引き分け。

次のコロンビア戦厳しいだろうから、ココで勝っといて欲しかったなぁ。。

“ガオン”っと時が18時間程吹き飛び…

今日もバスキングへ。

Kさんとヨイチくんとトラステヴェレで合流して、どうやってやるか相談。

ヨイチくんは３人で回るのを考えてたらしいんだけど、３人で回って３等分するにはリスキー過ぎる。

特にこの６月は渋い日が多い。

３人で回った結果、収入が少ない状態で更に３等分は瀕死になるコト必須。

台湾までの航空券どころか、家賃も払えない。

それは避けなければならない。

考えた結果、今日は俺１人でやるコトにした。

２人でレストラン回ってもらって、俺は路上で単独行動。

また後で合流する流れにして、路上ポイントへ向かった。

ヨイチくんが来てから、久しぶりに１人で路上やる機会が増えた。

久しぶりの感覚。

１人でギターを構えてスタートする時は、いつでもドコでも緊張する。

週末金曜日、ココで決めなければ！

気合いを入れて、路上開始。

先月の週末に比べて、案の定反応は低い。

それでも、気になって足を止めてくれる人がチラホラ。

コインも少しずつだけど入る。

休まず唄い続けた。

俺の声はドコまで届いてるんだろう。

あえて日本語の歌も唄うけど、俺の中にある感情は言葉じゃなくて、ドコの国でも通じるメロディーに乗って、あなたたちの心に届いてますか。

唄いながら、よくこんなコトを考えている。

同じ人間、言葉は違っても内側にある感情も同じはず。

それを音楽を通して伝えるコトは出来るのか。

理屈じゃないもので共有するコトが出来るのか。

それを試したい。

きっと通じるはず。

４時間程唄った所で１人のオバさんが近付いてきて、ポーチから何か出した。

あぁ、警察手帳ですか。

私服警官ね。

時間は1:00。

普段だったら、2:00に警察が来てお終いになるんだけど、今日は早いなぁ。。

週末金曜日なら橋の上にも人が居るだろうと思い、まとめた荷物を引っ提げてシスト橋へ向かった。

予想通り、橋の上にはたくさんの人が居た。

カンポディフィオリから流れてくる人やテヴェレ川沿いの屋台村から上がってくる人。

声を出し続けた。

若者たちがビール片手に聞いてくれる。

煙をゆらゆらとくゆらせながら。

前に会ったマティアが友達と一緒に来てくれた。

休憩がてら、彼らと話す。

他愛も無い話。

だけど、こうやって俺のコトを覚えててくれて前からの友達みたいに接してくれるのが嬉しかった。

現地の生活に溶け込むのは簡単なコトじゃないけど、こうやって友達が出来て他愛も無い話が出来るコト、この時間が俺にとっての１つの幸せなんだよな。

3:00頃までやって、本日終了。

反応はあるんだけど、収入はイマイチ。

他の街の平日って具合。

あがりは30ユーロ後半。

To Be Continued →