Day221 作品の中に込められた魂〜ヴァチカン美術館〜

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Day221 2014.6.17 ローマ三度13日目


今日はキンちゃん、Mさんと念願のヴァチカン美術館へ…!


ココの所、珍しく雨続きで今日も天気はあんまり良くなさそう。


雨が降る前にササッと行ってみようか!


「オンラインでも予約出来るんですけど、当日なんで2時間くらいは並ぶ覚悟でお願いしますよ〜!」

「まぁ、しゃーないわな。かまへんで〜。」

「道案内は任せた!」

「りょーかいです!トラムでテヴェレ川まで出て、280番のバスに乗れば、ヴァチカンに着くから、そのルートで行きましょう!!」


溜まったゴミ袋を持って、出発。


外に出ると思いの外、雲の量は多くなく、太陽の光がジリジリと肌を焼いているのが分かった。


久々に昼間からの外出。

何だかクラクラするな〜。。


順調にトラムからバスに乗り換え。


「あの子将来有望選手やな〜。」

「そう??私は右のコかな。」

「は〜い、ココがシスト橋でボクが毎晩唄ってる場所でーす!」

「あ、そうなんや。いや、右のコよか左やで。お、コッチ向いた!」

「は〜い、降りますよ〜!」


サンタンジェロ城が見えるバス停で降りて、ヴァチカンへ向かった。


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「ココを曲がるとサン・ピエトロ大聖堂が見えま〜す!この通りからの眺めがなかなかイイんですよ〜!」

「おぉ、ホンマや。もう、すぐそこやな!」


写真を撮りながら、少しずつサン・ピエトロ広場に向かった。


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「は〜い、もうボクはヴァチカンの中に居ま〜す。」

「え、そうなん??国境は??」

「国境はそれです。その道路の白線みたいなの。」

「そうなん??これが国境なん??」

「はい、ボクが居る方がヴァチカンでキンちゃん、Mさんが居るのはローマで〜す!」

「こんなもんなんやなぁ。跨いでるトコ写真撮ろか!」

「コレがサン・ピエトロ大聖堂なんやなぁ。」

「ココも中見れますけど、後にしましょう!今日はいつもより人が少ないけど、夕方以降だったら人も捌けるんで並ばず入れますよ〜。先にヴァチカン美術館行っちゃいましょう!」

「ふ〜ん、そうなんや。」

「それでは、コチラへ。」


Ottaviano駅方面へ向かい、ヴァチカンの壁沿いに歩くとすぐに行列が目に入った。


「う〜ん…やっぱ、結構並んでますねぇ。。1時間半は覚悟しなきゃですかねぇ。。」

「まぁ、しゃあないわな。」


列に並んでいると個人ガイドたちが話しかけてくる。

「ジャポネーゼ??ガイド付きなら並ばず入れるよ!この列じゃ2時間だね!ガイドするよ!」

「あぁ、大丈夫っす。高いし。」

「そんなコトないよ〜。時間、お金で買えばイイじゃん!」

「そうは言ってもねぇ。ノーグラッツェ。」


確かにガイドを頼めば、列に並ばずすんなり入れるんだけど、如何せん高い。


チケットの2〜3倍はしたかな。


列に並んでいる間に雲の量が増してきて、空一面をすっぽりと覆ってしまった。


「ん〜、天気怪しいけど、ちょうどええな。暑過ぎないし。」

「そうっすねぇ。このまま雨が降らなきゃイイんだけど。ちょっと先の方にどれくらい居るか見てきますわ。」


列を抜けてヴァチカン美術館の入り口まで行ってみた。

思いの外、列は長くない。

この様子なら1時間半も並ばずに入れるだろう。


2人の所に戻るとMさんがチラチラと隣を見ている。

「おぉ、帰ってきたか。隣の中国人のおっさんが完全に私らと同じグループの距離やねん。やっけん、帰ってこんから、このおっさんと3人でPerfume結成してしまったわ。」

「ブッ!!確かに!!完全に3人グループじゃないすか!」

「やろ??ウチら動いても、この距離は変わらんねんで。」

「もう3人で観光したらイイじゃないすか!」

「それはカンベンやで。どうせならイケメンのお兄ちゃんがええわ。」

「間違い無いっすね!」


意外とスルスルと消化されていく列。

予想していたよりも断然早いペース。

高いお金払って、ガイド頼まなくて良かった。


「やっけんは弟キャラなんやな。」

「そうすか??」

「せやな、そんな感じする。」

「せやな。」

「う〜ん…自分じゃ、あんま分かんないですけどねぇ。兄弟居ないんで。先輩、後輩も仲イイ人多くないし。」

「色々やってくれて助かるわ。」

「そしたら、国民の弟のキャッチフレーズでこれからいきますわ!」

「お…あのコ、カワイイんちゃう??」

「せやな〜髪型がイイ感じやな。」

「ミリアムには敵いませんよ。」

「ホンマ、そのコ可愛いん??」

「可愛いっす。ニョホ♪」

「デレデレやな。」


あっという間に美術館の入口に到着。

結局30分ちょっとくらいしか、かからなかった。


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入場料16ユーロ(¥2,240)。


コイツは痛い出費だぜ…

でも、ヴァチカン美術館の中にも売店があって、そこにお宝が売られているとの情報が手に入ったので、トレジャーハンターとして確かめねば…

それに、ココは世界からの美術品が集まる場所。

やっぱり、この目で実際に見てみたい!


お金はかかるけど、ココで感じたモノを養分として自分の中に取り込んで、エネルギーにしよう。

お金は稼げば良い。


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エントランスを抜け、中庭に出ると雨がパラつき始めた。

遠くの空はあんなに青いのに。


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「とうとう降ってきちゃいましたねぇ。中入りましょう!」


美術館の内部は豪華絢爛。


天井には色鮮やかな絵が書かれていた。

ドアの上には細かい彫り物。

いちいち、豪華過ぎるぞ…ヴァチカン!!


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「天井の絵もこんだけあったら、どれか1つくらいふざけたのあっても分からんなぁ。」

「こっそり、1つだけ俺の肖像画にしときますか!」

「やっけんの肖像画??ええな、誰も気付かなさそうだけど。」

「確かに、こんだけあったら気付かないでしょうね〜!」


目を見張る程の作品の数々。


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お酒の神様、バッカス大先生。

崇め奉らねば…!!


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よく見ると目の中が黄金の回転に…!!


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彫刻、絵画、絨毯、アクセサリー、日用品…


どれを取っても、息を呑むような作品ばかり。


何枚か気になる作品だけ、写真に収めさせてもらったけど、途中からその行為に違和感を感じて止めた。


写真で見るのと生で見るのでは、意味合いが全く異なってくる。


目の前で見る作品から出るエネルギー。


これは写真では伝えられない。

このエネルギーを伝えるコトが出来て、本物のカメラマンになれるのかもしれないけど。



作品1つ1つから漂ってくるエネルギーは何とも表現しがたいんだけど、目で見て理解出来るものではない。

肌から、毛穴の1つ1つから感じる…厳密に言えば、感じている気がする。


これは作品に込められた作者のエネルギーなんだろう。


作品をつくる時は、本当に膨大なエネルギーを使う。


命懸けで作品を作った…何て言葉を耳にしたコトがあるけど、この言葉はあながち、間違ってないと思う。

これは自分もモノ作りをするようになってから、分かったコトなんだけど、何かを作り、生み出すというコトは本当にエネルギーの居る作業だと思う。

絵を描くにしても、文章を書くにしても、写真を撮るにしても、実際に動かしているのは腕や指先だけだろうに、集中して作品に向き合って自分のエネルギーを、気持ちをぶつける。

その作業が終わった後の疲労感といったら尋常じゃない。


廃人のようにもぬけの殻になってしまう。


俺も最近はこうやってブログを書くコトが中心になってしまっているけど、写真1つ1つ集中して編集して、文章の構成を考えて、どうやったら読みやすく、分かり易く伝えるコトが出来るか…面白いネタが無い日でもどの部分に着目すれば、こういう世界もあるんだ…って思ってもらえるか考えて作ってる。


他人にとっては、ただのブログかもしれないけど、俺にとっては1つ1つの記事が作品だから手は抜きたくないし、自信を持って書いている。


その完成したものに後から何か言われるのは侮辱されてるようで悲しくなる時もある。


それだけモノを作る人、クリエイターってのは全身全霊エネルギーを注ぎ込んで作品を生み出している。


その作者はいずれ死ぬだろうけど、その人の魂は作品となって永遠に残り続け、生き続けるんだと思う。


だから、俺は作品を見てエネルギーを感じてしまう(ような気がする)し、自分も何か作品を残していきたいと思う。

色んな人が見て、心が動かされるような作品をね。



ヴァチカン美術館は思っていたよりも広くなく、すぐに見て回るコトが出来た。


と言っても途中からキンちゃん、Mさんとハグれちゃって探すのに必死になっちゃったんだけどね。


一通り見て回って、エントランスで待っていると2人の姿が見えた。


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「あ〜良かった。置いてかれたかと思いましたよ〜。」

「途中でハグれちゃったなぁ。それよか、雨酷いな。」

「土砂降りですね。。今日はもう帰りますか。」

「せやな。」

「また明日、サン・ピエトロ大聖堂行きましょう。」


言葉通り、バケツをひっくり返したような雨の中、急ぎ足でびしょ濡れになりながら、家に向かった。


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To Be Continued →

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