Day789 2016.1.6 メリダ25日目
ベネズエラの試練の1つ。
それは長距離の移動。
いや、長距離を移動する前のチケットの争奪戦だ。
そろそろ長居したメリダの街とお別れし、次の目的地シウダードボリバルに行くためのバスチケットを買わなければいけないのだけど、その購入方法がまたエクストリームなモノだった。
大きい問題は2つ。
・バスチケットが当日分しか買えないコト。
・早朝から並ばなければならないコト。特に今はバケーションシーズンで、通常ならば5:00から並ぶところを3:00から並んで買わなければない。
前もって買えるようにしてくれれば、問題無いのに、どうしてこんなシステムを採用しているのか…
文句を言っても仕方ないので、4:00にタクシーを用意してバスターミナルへ向かった。
バスターミナルには既に人がチケットカウンターが開くのを気だるそうに待っていた。
まず、やらなければならないコトは、各バス会社に首都カラカス行きのチケットがあるかどうか確認をするコト。
今回のルートは、メリダ→カラカス→プエルトオルダス→シウダードボリバルという行程で行こうと思っている。
各バス会社を回って、カラカス行きを確認して、各社の“リスト”を持っている人間を探し出す。
これが、第一の関門だ。
リストを持っている人間はベンチに一般人に紛れて座っているので、行き先をつぶやきながら探す必要がある。
リストを持っている人間を見つけたら、そのリストに名前を書いて、順番の最後に名前を加える。
今日は2社しかカラカス行きが無かった。
Expresos Flamingo社
Expresos Merida社
あとは、チケットカウンターの開く7:00までひたすら待機。
2時間半の待機。。
バスターミナルの中にwi-fiは飛んでいるものの電波が弱い。
ひたすら時間が経つのを待つ。。
7:00になり、チケットカウンターが開くとリストを持った人間が名前を呼び出し、順番に人を並べていく。
そこから、またひたすら待機。
列はすぐに進まない。
さすがベネズエラ、仕事が遅い。
ようやく列が進み始めたのは30分以上経過してからだった。
1つのバス会社は順調に”待ち”を続けるのだが、もう1つの会社はなぜか理解出来ないが、列を崩しては名前を読んで列を作り直すという謎の作業を3回繰り返した。
意味が分からない。理解不能ッ!!
イラ立ちを抑えきれないまま、列で待機していると衝撃の事実を突きつけられた。
「今日のカラカス行きは無くなった。」
何でバスが無くなるんだよ!!!!
満席になったとかではなく、バス自体が消滅したとのコトだった。。
あとはもう1社のExpresos Flamingo社に賭けるしかない…
ゆっくりゆっくりと進む列。
しかし、列は進まなくなった。
なぜだ…
8:00を過ぎた頃に先頭に居たリストを持った男に話を聞いてみた。
「もう満席だ。今日の分はもう無い。」
その一言で終わった。
もう、今日メリダを脱出するコトは出来なくなった。
ちなみに自分たちの順番は41番目。
13番目で売り切れになったらしい。
勝てる気がしない。
3:00でも遅いくらいだ。
疲労とイラ立ちが全身を支配する。
こんなシステム…
合理性や利便性という文字はベネズエラには無い。
それに耐えてのベネズエラ旅だ。
まだまだ、こういった問題はこれから先も起こってくる。
それにどう耐えるか…
今後のベネズエラ旅が不安でしかない。
To Be Continued →
ちなみにバレンシア行きは8:00以降にリスト無しで売り始めて、普通に並んで買えたらしい。
Day789 ベネズエラ旅の試練〜バス編〜
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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