Day939 2016.6.4 ニューヨーク9日目
朝から何だか部屋の外が騒がしい。
まだ朝の9:00過ぎだってのに。。
会話が英語で聞こえる…
え、不審者が侵入してきた??
もしものコトがあったら、どうしよう。。
昨日も変な中国人がズカズカと家の中に入ってきて、土足禁止にしているオレの部屋に入ってウロウロしてきたし…
それにヒスパニック系の人が家の前で片付けしてると思ったら、「ココは俺が住もうと思ってたんだぜ!!ただ、オーナーの野郎が電話に出なくなってよ。どう言うコトなんだ??」とか話しかけてきたし。。
マジで何かあった時のために、すぐ動けるようにしなきゃ。。
複数の足音が隣の部屋に入ってガタガタと物音を立てる。
あぁ、変なコトになりませんように。
そう思いながら二度寝してしまった。
再び起きた時には、もう誰の気配もなかった。
そうか、そういや今日から隣に人が来るって言ってたもんな。
ユイさんって日本人が入るって言ってたな。
ニューヨーク一人暮らしも終わりかあ。
ん〜共同生活するにあたって、変な人じゃなきゃイイんだけど。
ユイさんって名前らしいんだけど、女の子だったらイイなぁ。エヘヘ
だけど、由井さんとか苗字の可能性もあるしな。
もの難しい40代の女性とかだったら、どうしよう。。
すごく細かくて、色々指摘されたらやだなぁ。。
それにしても最近のゴハン白すぎ。
さて、路上に行くとするか。
週末になるとブルックリンのあちこちでフリーマーケットが行なわれているとの情報が手に入ったので、今日はそのフリーマーケットを狙って行こうと思う。
フリーマーケットなら、きっと人出もあるだろうし、やれるハズ。
それに今日向かおうと思っているのは、スモーガスバーグという場所で、最寄駅のベッドフォードの辺りはミュージシャンやアーティストが多く住む地区らしい。
きっと受け入れてもらえるんじゃないかってコトなので、向かってみよう。
フリーマーケット自体は11:00〜18:00までやっているらしいので、終わりがけの16:00に行ってみよう。
Nラインに乗って、ユニオンスクエアでLラインに乗り換えて、Bedfordの駅に到着。
そこから、歩いて会場のイースト・リバー州立公園に向かった。
道すがら、目に入ってくるのはオシャレなお店たち。
倉庫を改造したような作りになっていて、味がある。
時間があれば、少し立ち寄ってみたかったんだけど、既に17:00を過ぎていたので、急いで会場に向かった。
会場は、ものすごい沢山の人で混み合っていたんだけど、出店しているお店のほとんどが飲食店。
それに隙間が無いほど、びっちりとテントが並んでいた。
コレは予想していたフリーマーケットとは違う…
もっと穏やかで、のんびりやっているものだと思っていた。。
少し路上には厳しいかな…と思いながらも中の様子を伺ってみるコトにした。
ひしめき合うテントの隙間をぬっていくと、開けた場所があり、人々の憩いになっている所があった。
みんな、芝生に座り込み、出店で買ったものをそれぞれに頬張っていた。
川を挟んだ対岸には雨後のタケノコのように高層ビルが競う位合うように立ち並んでいた。
人々は皆、マンハッタンの高層ビルの方に向かって、のんびりとそれぞれの時間を満喫しているようだった。
オレの方はというと、あまりの人の多さにギターを取り出すのが億劫になっていた。
少し休憩しようと人々と同じように芝生に座り込んだ。
さて、やるとしたならばドコでやろうか…
あまりにも人が同じ方向を向きすぎている。
そんな所にいきなり変なアジア人がギターを取り出して唄い始めたら、みんなどんな反応をするのだろうか…
イイ反応をもらえるとイイんだけど、その逆も十分に考えられる。
いや、コレはチャンスだろう…と頭では思っても、なかなかギターを取り出すコトが出来ない。
どうやら、自分が思っている以上に昨日の惨劇が頭にこびりついているらしい。
あんなに反応が薄かったのなんて、パリ以来なんじゃないか。。
やはり大都会では、オレなんかのパフォーマンスじゃ太刀打ち出来ないのか…
ネガティブな思考が頭の中を支配してくる。
大きな雲に太陽が隠れた。
予報では、この後雨が降るとのコトだ。
確かに遠くの方では、厚く黒い雲が広がってきているように見える。
サンセットが見られないコトを確信した人々が、その場を去っていく。
少し人が減った、今こそチャンスなのか…??
しかし、このまま続けても雨に打たれるのは目に見えている。
結局、1時間もその場に座り込みんでしまった。
もし、ココでやるのなら、もっと早い時間だな。
人々が集まり始める前の12:00頃。
人が集まる前から始めていれば、受け入れて…というより不審がるコトもないだろう。
あぁ、こんなにも自分はメンタルが弱かったのか。。
そうだ、オレはもともとネガティブな人間だと自覚している。
けれど、ココまで臆病だったのか…と自分に嫌気が差した。
そんな自分だけど、嫌いにはなりたくない。
ココでやらないならば、違う方法で新しいチャレンジをしよう。
そうでなければ、自分を信じられなくなる。
自分自身のコトなのに、まるでもう1人の自分が居るかのようだった。
To Be Continued →
〜イースト・リバー州立公園〜
住所: 90 Kent Ave、Brooklyn, NY 11211、アメリカ合衆国
HP: nysparks.com
電話: +1 718-782-2731
Day939 こんな分かりやすい心の折れ方あるだろうか…
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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