Day273 2014.8.9 ジュネーブ9日目
あと2日、あと2日乗り切ってやるぞ…
今日は来場者数200万人と言われるジュネーブ祭りの花火がある。
花火は22:00開始で、きっと人でごった返すのが想像出来るので、それまでが勝負だ。
少し早めの18:00に会場へ。
在ジュネーブの日本人の方々が集まるジャパンクラブの催しでフェリーに乗って花火を見るらしい。
昨日あった日本人の方がみんな懐かしがると思うからぜひ歌いに来てと言ってくれたので、行ってみるコトにした。
21:30集合のところ、少し早くつきすぎたのでウォーミングアップ。
集合場所は祭り会場から離れており、人の通りもまばら。
みんな芝生の上を陣取っていてそこを動くコトは無かった。
ウォーミングアップを済ませて、フェリー乗り場に着くと日本人の方が集まっていた。
昨日お会いした方もいて、「ささ早くやって!」と言ってくれたので久しぶりに日本人の方々に囲まれて緊張しつつ演奏開始。
日本の歌を5曲。
子供たちも楽しそうに歌を聞いて踊ったりしてて、思わずほっこり。
聴いててくれた人たちも応援してくれて、おにぎりやお菓子ももらっちゃった。
フェリーの出発時間になったのでジャパンクラブの皆さんは船乗り込み、レマン湖の上に消えていった。
よし、俺はもうひとがんばり花火の時間までやるぞ。
いつもの場所に行くも花火鑑賞用の席が設置されており、道自体が通行止めになっていた。
とにかくすごい人の数、人、人。
いつもの場所でやっている近所の屋台も1本中の通りに入っていたので、そこでやるコトにした。
花火開始前とあり、通りは人でギシギシ。
みんなソワソワして、歌を聞いてくれる余裕なんて皆無だった。
まぁ、ある程度は予想していたので、のんびり花火が始まるまで様子を見ながら唄った。
最初の爆音が全身を打った。
花火が始まると屋台や出店、公園の電気が一斉に消えて、お店の人たちもみんな花火鑑賞モードに入った。
俺も頂いたおにぎりとビールを両手に持って花火鑑賞。
とっても幸せな気分。
ぼかぁ〜幸せだなぁ〜。。
何発も何発もこれまでに見てきた花火大会なんて比にならないくらいの花火の連続。
ドゴンドゴンと轟音を響かせ、大輪の華が夜空と人々の顔を明るく照らす。
一瞬の笑顔や歓声のために。
爆発しては消えていく。
余韻を響かせるように煙だけを残して。
smoke on the water…まさに湖上の煙。
風が無く、湖の上には煙が厚く留まっている。
どうせ散っていく命なら、俺も何かを残して散っていこう。
30分ほどで爆発が収まり、休憩が入ったようなので、Kさんとスージーさんの所に合流しに向かった。
とにかく凄い量の花火。
バンバンバンと止まる所がないほど打ち上げられ続けていた。
花火はトータル1時間ほどで終わってしまった。
後から聞いた話によると、いつもより量が少なかったらしい。
それでも今までに見たコトがないくらいの花火の量はしっかりと俺の記憶に残った。
花火も終わったので、先程演奏していた場所に戻り路上再開。
しかし、弦が何度も切れてしまい、その度に修復するのに時間がかかった。
合計6回も弦が切れた。
こんなに弦が切れるなんて考えられん……
しかも、そういう時に限って人だかりが出来てしまい困った。
それでも、唄ってくれと引かないので、3弦と4弦が無い状態で2曲だった。
悲惨なものだったけど、聞いてくれた人は満足してくれたようで良かった。。
弦のストックも切れてしまったし、結局修復するのに時間がかかり、1:30になってしまった。
必死の思いで再開するとすぐに警察に止められた。
もう体力の限界……
明日で最後…明日乗り切れば祭りも終わりだ…
レマン湖の上を覆っていた煙は、どこからかやって来た風に運ばれて消えていた。
あがり110.4フラン,9.72€(¥14,005)
To Be Continued →
Day274 Smoke on the water 〜200万人のお祭り〜
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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