Day386 2014.11.29 アムステルダム2日目
気付いたら朝でした。
そのまま寝落ちしちゃいました。
ガラスぶち破る勢いで飾り窓に突撃する予定だったんだけどなぁ。。
ホントに何もしてません。
まじで疲れてたんだと思う。
のんびり支度して、ブログのアップやら作業をこなす。
さて、今日の路上はドコでやるかな〜。。
昨日のショッピングストリートでダメもとでやってみて、その後は飾り窓近くのチャイナタウンかな〜。。
とりあえず、昨日のショッピングストリートへ。
ストリートに入ってすぐの場所にシャッターの閉まったお店があったので、そこでやるコトに。
他の店はドコも入口が開いてるから、店内まで音が聞こえちゃいそうだなぁ。。
起こられないコトを祈るのみ…!
18:00開始。
演奏を始めると向かいのお店の人が入口から顔を出して覗いている…
こりゃ、早速起こられるパターンか…
マズいなぁ…と苦い笑いすると、店員さんたちは親指を立ててくれた。
良かったぁ…!
これで続けられるぞ!
しかし、反応はイマイチ…
全然反応があらへん。。
1時間が過ぎ、心が折れそうになった時、1人の女性が足を止めた。
「日本の方ですか??」
「そうです!こちらにお住まいなんですか??」
「そうですよ〜。」
「ドコか音楽やるのにイイ場所知らないですか??」
「ダム広場かライツェ広場がイイんじゃないかなぁ…??」
「ライツェ広場は昨日やったんですけど、広くて声が通らないんですよね。。」
「それじゃ、ダム広場はもっと広いからダメかも…役に立てなくてゴメンね…!」
「いえいえ…ありがとうございます!」
「また後で通るから、顔出すね!」
あ、名前聞くの忘れた。
ほんわかした明るい人だなぁ。
そういえば、久々に日本語話したな!
よし、もういっちょやるか!
反応がうすうすの中、20:00まで粘る。
うぅ…こうなったらコーヒーショップでマリファナ吸って、ラリラリでやってやるぅぅぅぅぅ……
とりあえず、ダム広場がどんなもんか見てみよ。
うん…こりゃ路上向きじゃない。
却下。
チャイナタウン見てみるか。
今日も下着姿のお姉さんたちが手招きをしてくる。
べ、別にこれが見たくて飾り窓地区に入ってるワケじゃないんだから…ッ!!
今日は土曜の夜とあって、観光客がわんさか押し掛けている。
こりゃ、この辺でやっても誰も足止めないな。
みんな下着姿のお姉ちゃんに浮き足立ってやがる。。
昨日のライツェ広場に行ってみるか。。
腹減ったな〜。。
そうだ、今朝の朝食で出たゆで卵持ってきたっけ。
それ食べよ〜。。
道端で卵の殻を向いてると、またしても声を掛けられた。
「おぉ〜!もう終わっちゃったの??」
そこにはトルネコ…もとい両手、リュックに大荷物を抱えたお姉さんが。
リュックからフライパン飛び出してまっせ…!笑
「あら…!とりあえずダム広場がどんなもんか見に行ってみましたけど…あそこは厳しいですねぇ。」
「じゃあ、今日はもうお終い??」
「これから、ライツェ広場の様子見に行って、それ次第ですかねぇ。」
「そっか、そっちの方向に行くから一緒に行こう。」
お姉さんの名前はユリアさん。
小さい頃にオランダにやって来て、そのままずっと26年オランダに住んでいるそう。
昨日と同じくライツェ広場は微妙な感じ…
その脇の通りならイケるかもな…
「ちょっと、そこの通りでやってみます。何だかすぐに警察に止められそうだけど…」
よし、やるぞ!
明るい感じの曲で行こう!
ズンチャ、ズンズンチャ、ズンチャ、ズンズンチャ…
「ハーイ、ちょっとイイかな〜??」
げげ…
「警察でーす。ココは演奏禁止だよー。」
「すぐ片付けます〜!」
「今日は制服着てないから厳しくしないけど、制服着てたら罰金200ユーロだよ〜。ラッキーだね〜。」
全っ然、ラッキーとかじゃねぇ…ッ!!
いや、罰金じゃなくてラッキーか。。
捕まったついでに、ユリアさんが堪能なオランダ語でアムステルダムのバスキングについてのルールを色々と聞いてくださる。
ふむふむ…
『飾り窓でセクシーな下着姿のお姉ちゃんが木靴を履いてマリファナ吸ったら、オレのゴッホが風車になると…』
ほほぅ…なるほど…つまりはこういうコトですね…!
・道での演奏は許可しないィィィィィ!!
・広場のみで演奏可能。ただし同じ場所では1日30分のみ。30分過ぎたら他の指定の場所へ移動。
・罰金は200ユーロと。
うへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!アムステルダム厳しいィィィィィ!!!!
まぁ、全面的に禁止されてないだけマシか。。
とりあえず、ライツェ広場に移動して再開。
3曲ほどやるが反応は激薄。。
足を止めて写真とか撮ってく人は居るんだけどねぇ。。
人が見てくれてる前でこんなに反応が無いと焦るるるるるるるるる!!!!
そこに怪しいおっちゃんが話しかけてきた。
何だ、この人??
「何かね、あっちの方が断然良いから一緒にやらないかって。俺の後ろで弾けば良いって言ってるよ。」
あ〜、そういうタイプの人か…
「どうしようかな。。」
「あの人、この辺じゃ有名な人なんだよ!さっきも話したけど、あの人がリフティングやってバスキングする人!アムステルダムのマラドーナだよ!」
「え〜、あのおっちゃんがアムステルダムのマラドーナなんですか??何か面白そうだから、やってみようかな!」
おっちゃんと一緒にと言っても、それぞれのタイミングで自由にやる。
おっちゃん、すげーよ!
街灯登りながらリフティングしてる…!
「いや〜今週はダメだ。このクソみたいな置物(I am sterdam)が来たせいだ!あ〜、マジクソ!!寒いし、この先1週間はダメだな!」
「そうなんだ。昨日から寒くなったらしいですね。」
「あぁ…2℃3℃になると、もう話にならん!あぁ…俺はこの置物のせいでナーバスになってるんだ…チクショウ!!」
面白いおっちゃんだなぁ。
「じゃあ、私はそろそろ行くね!あ、リュックにフライパンまだ入ってるかな??」
「フライパン、まだ飛び出て入ってますよ。笑」
「じゃ、また友達連れて見に来るね!」
「ありがとうございます〜!」
その後も0:00まで演奏を続けるもマラドーナの言う通り、全然ダメ。
おっちゃんが面白いから何とか演奏続けれたけど、1人だったらとっくに心折れてたな。。
「おい、何か飲み行くか??」
「そうだね、もう終わりかな。」
バーガーキングに入り、なぜかカバンからミカンを取り出すおっちゃん。
自由だ。笑
「まじで、今週はクソだ!あの置物が来てからな!まじでダメだ!チクショウ!もうココでやって20年になるけど、ココまでヒドいコトはそうそうないぞ!」
「そうなんだ。てか、20年も!」
そりゃ、歩いてるだけで色んな人がおっちゃんに声掛けるワケだ。
「明日、安いメシ屋教えてやるから16:00にココに来い!あとサンドウィッチが手に入るから、それも分けてやる!」
「おぉ、そりゃ助かります!」
「じゃあ、また明日な!」
いや〜、またなかなか面白そうな人に出会ったなぁ。
To Be Continued →
Day386 アムステルダムのマラドーナ
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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