Day639 不運の連続は妖精を召還させる。今日から子猫ちゃんになりました。

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Day639 2015.8.9 カリ〜メデジン


4:00にメデジン行きのバスが走り出すと同時に眠りに落ちた。

カリに着くまでのバスの中で散々寝たというのに不思議なものだ。

不思議と言えば、今座っている席なんだけど後ろから2番目の席、足が地面に着かない。

タイヤの位置の関係か座席の位置が異様に高く、足が宙ぶらりんと浮いているのである。

非常に座り心地がよろしくない。

うっ血しそう。

それも大変だけど、乗客が多過ぎて乗れないらしい。

何とか調整してたけど、乗れなかった人どうなったんだろ。

そして荷物が多過ぎて、通路が荷物で埋め尽くされているというね。

今回のバスも小さくて、こんな感じ。

IMG_5749

無性にコーラが飲みたくなったので、朝ゴハン代わりにコーラ。

IMG_5746

昨日晩メシ抜いたからイイよ…ね…??

IMG_5748

わん。

カリからメデジンへのバスは予定通り8時間で着いた。

早速、メデジン激しいな。。

IMG_5754

この時間なら、何とか花祭りに間に合うな。

そう、今日メデジンでは1年に1度のお祭り“Feria de las Flores”(花祭り)が開催されており、その最終日なのである。

お祭り男としては、何とか参加したい。

そして、1年に1度の祭りであれば、稼げるコトは間違いない。

何とかして路上もしたい!

時間は、まだ11:30。

今、メデジンの妖精ことカオリさんのお宅に居るジュンさん(タビジュン)に教えてもらったCasa Isabelって、日本人オーナーのトコに宿は決めよう。

オーナーさんもドラマーらしいから、面白い発展があるかも!



幸いバスターミナルにWi-Fiが飛んでいたので、それを使って連絡を取ってみた。



…のだが、一向に連絡が付かない。


1時間経っても電話は繋がらないし、メールの返信も無い。

時間は刻々と過ぎていく。


気付けば、バスターミナルに着いてから2時間が経っていた。


もう、どうしようもないな。。


Facebookにメデジンに到着したコトと宿に連絡が付かないコトを愚痴ったら、すぐにリマの桜子のナツキさんが連絡をくれた。


「今、Casa Isabelのオーナーさんに連絡を取ってみますから、待っててね。」


桜子を離れても、こうして面倒を見てくれるなんて…

なんて、人情深い人なんだ…(>_<)


程なくしてやってきた返信は良いものではなかったけれど。。


「Casa Isabelには連絡付きませんでした。」


そうか、仕方ないな。

そこの宿は諦めて、違う所にしよう。

いつまでもバスターミナルに足止め食らってる場合じゃないしな。


hostelz.comで調べた最安の宿を予約した。

このサイト、ヨーロッパ・南米ではマジで使えるからブックマークしとくとイイよ!

荷物をまとめて、サイトに載っていた地図の場所へ向かった。

バスターミナルからバスに乗り、ベリオ公園へ。

記載されている住所はベリオ公園のすぐ近くにあるハズなのに、そこには宿らしきものは無かった。


近くのお店の人や道行く人に聞いても誰も答えを知らなかった。

肉屋のおじさんたちが、カフェのおじさんを紹介し、そのおじさんは警察官を紹介し…とみんな優しくしてくれたけど、結局答えは見つからないまま…


宿に電話もしたが、電話にも出ない。


警察官が諦めてタクシーに乗るように勧めた。


仕方なしにタクシーに乗り込むと思いの外、簡単にタクシーのドライバーは答えを知っていた。

地図の場所からタクシーで10分ほど。

全然違う場所じゃないか…


かなりの大荷物で重量を負った身体がきしむ。


やっとの思いで、辿り着いたレセプションにパスポートを出して、予約の旨を伝えた。

その瞬間に受付のお姉さんの顔色が濁った。


「えぇと…言いにくいことがあるんだけど、実はベッドが無いのよね…個室ならあるけど、40,000コロペソ(約1,471円)なの。」

40,000コロペソ(約1,471円)って言ったら、予約した値段の倍じゃないか…

それに加えて、こっちはタクシー代8,000ペソ(約294円)払ってる。


「それはムリだよ。。」

「そうねぇ…」

「とりあえず、Wi-Fi使わせてよ。友達と連絡したい。」

「OK。このWi-Fiね。」


まじかよ…バスに乗って、タクシーにまで乗って、この結果かよ…

まじでカンベンしてくれよ…

Wi-Fiを繋げるとナツキさんからメッセージが届いていた。


「カオリさんには連絡が着いたので、連絡してみてください。」


あの有名なメデジンのカオリさん。

メデジンの妖精の名でブロガーの間で知られているカオリさんに連絡がついたと。


それならば、連絡を取らないワケにはいかない!

その下にCasa Isabelからの連絡が着ていたけど、もうそれどころじゃない。

内容も年に一度のお祭りでスタッフは出払ってるから、今日は無理だって内容だったし。

鬼の勢いでSkypeからカオリさんに電話をした。

しかし、何度かけても留守電。


まじかよ…


少しの期待もやっぱりオレの引きの悪さには勝てないか…


これが最後。

これで出なかったら諦めよう。

頼む…‼︎


「ハロー??」

「あ、もしもし…カオリさんですか⁉︎」

「はい、そうですよ。どちら様ですか??」

「あ、はじめまして!ヤッケンと申します!」

「ん…??電波が…あ!子猫ちゃん??どうしたの、子猫ちゃ〜ん!」


むむ…子猫ちゃん??


どちらかと言えば、犬扱いされるコトの方が…

「あ、あの…ヤッケンです。」

「あ、あ、ヤッケンくんね!話はね、うん!ナツキさんから聞きました…!えと、えと…うん!これから、家に帰る所だからPobladoの駅で待ち合わせましょう!」


うわ〜繋がって良かった‼︎

でも、子猫ちゃんて何だ…??


宿を後にし、駅に向かった。


IMG_5755

Zen hostelを利用の際はくれぐれもご注意ください。。



Pobladoの駅の改札を抜けると色んな人のブログで見たカオリさんが居た。

ようこそとハグをして迎えてくれ、一気に今まで張り詰めていた糸が解れた。

バスに乗り、カオリさんのお宅へ。


自己紹介がてら、色々と話をしシャワーを貸してもらった。

程なくして、カオリさんの家に泊めてもらっている旅人たちが花祭りから帰ってきた。

そのメンツの中には、ジュンさんの姿もあった。


「ヤッケン、ジュンくんの布団の中に入って!サプライズしなきゃ!」


なんて、カオリさんのお茶目な姿もあったけど、ジュンさんにはお見通し。


「予想通り過ぎて何も言えんわ。」

「そこはジュンさんに合わせにいったんですよ〜。」

「あかん。カオリさんがドヤ顔だったからな。」

「わ、私は何も…!」

「それにしても、久しぶりっす!追いつきましたよ!てか、ジュンさんどれくらいココに居るんすか??」

「…2ヶ月半。」

「さすがっすね。」


IMG_5760


カオリさんのお宅に泊めてもらっているショーさん、キョウコちゃん、ジュンさん、カオリさんの生徒のマルソフ、サヤカちゃんとゴハン。

本日のお品書きは生姜焼き!

IMG_5757

こうやって、みんなで食べてるのか〜!
やっぱ、みんなで食べるゴハンは美味いね!

あぁ、色んな不運が重なったし、花祭りに行けなかったけど、終わり良ければすべて良し…ってね!


え、ヤッケンが子猫ちゃん??そんなバカなコト言うなって??

こう見えて、オレも子猫ちゃんなんだぜ。

CIMG0294

キャッツアイみたいでセクシーだって??♪(´ε` )アリガト

「カオリさん、コイツ子猫やなくて化け猫やで…」

ニョホ♪

To Be Continued →

メシ…3,000ペソ(約110円)
ビール…13,300ペソ(約489円)
コーラ…2,000ペソ(約73円)
晩メシ…4,500ペソ(約165円)
バス…1,800ペソ(約66円)
タクシー…8,000ペソ(約294円)
電車…2,000ペソ(約73円)
トイレ…550ペソ(約20円)
合計…4,0100ペソ(約1,475円)

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