Day270 2014.8.6 ジュネーブ6日目
19:30に会場入り。
会場入りとか書くと一端のアーティストが楽屋行ってリハして、ステージで演奏!!みたいな感じだよね〜。
実際は落ちてくる枯れ葉と木の実に埋もれそうになりながら、道の一角で細々とやっております。
切ねぇ…!!
今夜か明日の夜にナリコさんの彼氏のデイヴィッドのバースデーパーティーをやるとのコトなので、ベンチに座ってデイヴィッドが好きだという島唄のコードと歌詞を書き出して練習。
1時間ほど練習をして路上開始。
さて、今日はどうだろうか??
唄い始めてすぐにコインが入る。
まじバブル。
ジュネーブ祭り、まじバブル。
一曲唄えば、必ず入る。
そんな状況。
ノドの調子は日に日に悪くなっていくが、こんな状況だと貧乏性ゆえ休憩するのももったいなく感じて、ロクに休憩が出来ない。
あぁ、つくづく自分が欲の塊だと思うなぁ。
いつか俗世を離れて出家したい。
休憩しようかと悩んでいる所にタイミング良くナリコさんが差し入れを持って、やって来てくれた。
ホント感謝です。
軽く明日の打ち合わせをしたり、アドバイスをもらったり。
色々考えてくれて感謝です。
バースデーの件は明日になったというコトで、もう少し練習する時間が出来た。
お願いされてやるんだから、しっかり唄いたい。
なんとかノドを保たせないとな。
それでも、人の流れが引っ切り無しで途絶えるコトが無いので、疲れ切った身体に鞭を打って、力の限り唄った。
それでも限界はあって、もうこれ以上唄えない…という感覚が襲ってきて、何度もギターを降ろした。
その間隔はどんどん短くなっていく。
向かいのアクセサリーショップの美人なお姉さんがやってきた。
遂に怒られる時が来たか…
もう今日は引き上げるから怒るのはカンベンして…!
あぁ…でも美人さんに怒られるのも悪くない…!!
やっぱ怒られるの嫌いぃぃぃぃ…
毎日毎日、同じ曲ばっか目の前で唄われればイヤになるもんな…仕方ない…
覚悟だ…男には覚悟が必要だ……
「明日は何時に来るの??」
「は、はひッ!!えぇと…20時か21時だと思います。。」
「そう…出来るだけ早く来てくれない??」
「は、はぁ…何言ってんだ、この人…」
「黄色いバケツのドラマー居るでしょ??うるさくて堪んないのよ。」
確かにモヒカンで全身黄色のバケツドラマーが路上アーティストのメンツの中に居る。
というか音楽やってんのは彼と俺くらいのもん。
「でも、ボクもうるさいんじゃ…」
「あんたはイイのよ。そんなに人だかり出来ないし、音楽として成り立ってるからさ。もう彼のはイヤなのよ。うるさくて仕事にならないのよ。だから、彼が来る前にココで始めて欲しいのよね。」
はへ…??怒ってないの…??ボクのコトを怒ってくれないの…??
「わかりました。なるべく早く来ますね!」
「ありがとう。よろしくね!」
「こちらこそ!」
あ〜怒られなくて、良かった〜。
まじでジュネーブ来てから、周りの人からの扱いが良過ぎて天国みたい。
何だか、さっきの言われ方には引っ掛かる部分があったような気がするのだけれども……!!
まぁ、これで心配事もまた一つ減って堂々と出来るぞ!
差し入れでもらったオニギリで充電して、後半戦気合い入れてやるぞ!
後半戦もココ、ジュネーブ祭りで出会った若者たちや警備の人たち、掃除の兄ちゃんたちが挨拶してくれたり、何だか輪に入れてもらったような気になって嬉しかった。
0:00になり、ようやくDJの爆音が収まったので、もう一踏ん張り声を抑えてゆっくり唄おう…!!
と思ったら警察がやって来て、「0:00で音楽はストップなの、ゴメンね。」と止められてしまった。
止められてしまってけど、こういう言い方をされれば気分も悪く無いし、仕方ないと思って引き上げられる。
言葉一つ取っても大事なもんなんだよなぁ。。
向かいの店Jack’s Prideへ行って、日課となった小銭交換。
向こうは小銭が欲しい。
こっちはお札が欲しい。
良い関係です。
更に彼らは僕にビールもくれます。
最高です。
スイスのお金はカラフル!!
数えた本日のあがりは93.85フラン,6.5ユーロ(11,695円)
ジュネーブ祭りも後半戦突入!!
残りあと4日!!駆け抜けるぞ!!
でも、あと4日で終わっちゃうのか…
祭りの終わりは寂しいな…
To Be Continued →
Day271 綺麗なお姉さんに怒られるのは好きですか??
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。
コメントを残す