Day1200 2017.2.20 ソウル5日目
すっかり冷え切ってしまった…
韓国の寒さは温暖な気候の静岡育ちにはキツい。。
近くにあった商業施設に入り込み、暖をとりながら先ほどの慰安婦像での話を反芻した。
隣のベンチでは子供が楽しそうにお母さんとゲームをしている。
この子が大人になる頃には、すべて片付いているとイイんだけどなぁ。
手の中にあるホッカイロの暖かさ、この気持ちが絶えないように作っていかないとな。
さて、そろそろ宿に戻るか。
チェックアウトは済ませてあるけど、荷物は預かってもらってある。
昨晩、あれだけ騒いでいたパーティー宿だ。
出発までの間、少しは居させてくれるだろうし、ちょっと休んでおかないと夜の戦いに支障が出る。。
うん、今日こそ勝負しに行くぞ。
宿に戻るとパーティーの前の腹ごしらえって感じで、欧米人たちが晩ゴハンを食べているところだった。
スタッフもピザの出前が届いて、楽しそうにしている。
自由だなぁ。
荷物の整理をしつつ、iPhoneの充電をさせてもらいソファで少しゆっくりした。
明日の7:30のフライトで日本に帰るコトになっている。
その2時間前の5:30にチェックインカウンターに行くとしたら、今日の内に空港に向かっていないといけない。
始発は5:20。
到着時刻は6:20。
コレじゃ間に合わない。
これからカジノに行って23:40の終電で空港に迎えばいいか。
今日は空港泊だけど仕方ない。
よし、そろそろ勝負しに行くか…!!
宿のスタッフにお礼を行って、外に出た。
スーツケースを転がして、向かうはセブンラックカジノ!!
週末の金土はレートが高かったけど、昨日はレートが下がっていた。
というコトは、おそらく平日の月曜なら昨日と同じか、もっとレートが下がってても良さそうだ。
何とかテーブルに着くコトが出来れば、今日は勝てるぞ。。
なぜか分からないけど、勝つイメージだけが頭の中に湧き上がってきていた。
息を切らしながら坂の上にあるセブンラックカジノに向かった。
フロントで荷物を預かってもらい、入店。
ブラックジャック、どうだ??
おぉ、今日もレートはミニマム10,000ウォン(約1,000円)から!
しかし、大学生の卒業シーズンというコトもあり、20代前半の日本人グループがテーブルを占めていた。
そのほとんどが初心者のようだった。
仲間内でルールの確認をしたり、いくら負けただのという話をしていた。
中には親の金で旅行に来ているのに3万円以上も今日だけでスッているのも居た。
「あーあ。」の一言だ。
場の流れを見つつ、1時間ほど眺めていた。
大学生が仲間内で交代するもんだから、全然座れそうな気配がない。
それに、ディーラーも淡々と回収している。
こりゃ、今はダメそうだな。
ちょっとメシでも食うか。
カジノに併設されているレストランでカードを読み込んで注文しようとしたんだけど、可能食事数がゼロになっていた。
昨日の時点で、まだ残り1あったのに。
ちくしょう、今日の晩メシのアテが外れたぜ。。
晩ゴハンの代わりに生ビールをもらうと、昨日までは居なかったスタッフが顔色一つ変えずに「チップ入れてください。」と言ってきた。
それ言われちゃうと入れたくなくなるよねー。。と思いながらポケットに入っていた小銭30円くらいをチップ箱に放り投げた。
ん〜タダ飯タダ酒がバレているのか…??
オレだって、ゲームしたいんだけどさ〜!!
ブラックジャックのテーブルに戻ると、相変わらず日本人の若者で占拠されていた。
終電の30分前にはソウル駅に着いていたい。
となると23:00には遅くてもココを出なきゃならない。
あと2時間か。。
このままテーブルに着けないんじゃないかと焦りながら場の様子を眺めていた。
1時間くらい経った頃に大学生の1人が手持ちのお金を全額スッて場を離れた。
何だか縁起悪いかなぁと思いながらもゲームに参加できない方がイヤだったので、スッと席に着いた。
昼間両替した分と残りのウォン…というか全財産の160,000ウォン(約16,000円)をテーブルに出した。
手際よくディーラーがチップに変えてくれる。
おぉ…またやっちまった。
全財産投入…!!
この昂る気持ち…!!
ヒリヒリするぜぇ。。
さぁ、勝負するか…!!
まずは手始めに20,000ウォン。
カードが配られ、2枚の手札が来た。
数字は16。
び、微妙だぜ。
ココは1発目だ。
勝負行っとくか。
1枚引くと6でバースト。
ディーラーは18だった。
どっちみち、負けてたってコト。
さぁ、ココから巻き返していくぜ!!
勝負は1時間!!
そこからは勝ったり負けたり。
このままじゃ、勝って帰れねぇ。
1発穴場狙うか。
ブラックジャックにはそれぞれのカジノによって独自のルールがある。
セブンラックカジノの場合は最初に配られた2枚のカードがペア(同じ数字)なら、その場で11倍になるというルールがある。
そこに10,000ウォン賭けて当たれば、1発で110,000ウォン(約11,000円)をゲットできるってワケだ。
当てに行こう。
コレに関しては勘しかない。
今日のこのテーブルの流れを見ていると、結構ペアになっている。
それにペアを結構当てているヤツもいる。
そうだな、流れは来るけど無闇に賭けたら無駄になる。
ココぞという時に1発勝負を賭けるんだ。
ディーラーとの勝負をしつつ、勘だけを頼りにペアを狙うコトにした。
そして、その時がやってきた。
1ヶ所だけペアの部分に賭けてない所がある…そこだ。
ディーラーの「ノーベット。」の掛け声の直前にそこに10,000ウォンを賭けた。
さぁ、どうなる…??
1枚目はキング。
2枚目は…
来るか…!?
2枚目もキングだ!!
ペアだ!!
110,000ウォン!!
やったぜ!!
それから、ゲームで勝ったり負けたりしつつ、チャンスを狙った。
オレが当てたのを隣の大学生が「スゴいっすね…!!」と言いながらペアに賭けまくるようになった。
そんなに賭けまくっても無駄だぜ。。
男…いや、漢というのはココぞという時に1発勝負しなくちゃあならないんだぜ。
そう、そのココぞっていうのは今さ!!
もう1発ペアゲットォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!
110,000ウォンゲット再びィィィィィ!!!!!!!!!!
「マジ、スゴいっすね!!百発百中じゃないっすか!!」
「ふふふ…運がイイだけさ。。」
賭けのレートも上がってイイ感じにハイになってきた。
この調子でバンバンいっておきたいところだ。
昨日までの負け分もあるからな…
ピンピロピロピン♪ピンピロピロピン♪
チクショウ!!
タイムリミットか!!
23:00にセットしておいたアラームが鳴った。
コレがラスト!!
手札は16!!
勝負のもう1枚!!
バースト。。
コレにて終了!!
手から溢れ出そうになるチップを持って換金所へ。
さて、気になる結果は…
350,000ウォン(約35,000円)!!
今日の勝ちは190,000ウォン(約19,000円)!!
先日までの負け分を引いてみると50,000ウォン(約5,000円)のプラス!!
いやぁ、トータルで5,000円だけかぁ…!!
でも、ブラックジャックだけだったら20,000円近く勝ってるんだもんなぁ。
やっぱり、オレにはブラックジャックが1番合うっぽいな。
他のゲームは勝ちへの道筋が見えない。
無駄に手を出しても負けるだけってのが良く分かったよ。
さて、ソウル駅に行きますか!!
終電まで時間無いぞ〜!!
走れ、走れ〜!!
スーツケースを転がしてソウル駅へと向かった。
意外と早く到着して終電よりも20分早く改札にたどり着いた。
T-moneyカードをかざして改札を通ろうとしたんだけど、スーツケースが引っかかってしまい、中に入るコトができなかった。
遅い時間というコトもあり、スタッフが見当たらない。
まじかよ…
もう1度かざしてみるも、やっぱりダメだ。
赤いランプが点いてしまう。
仕方なく、もう1つ先にある改札へ向かった。
そこにもスタッフはおらず、警備員がいるだけだった。
警備員に事情を話すも英語が伝わらず、ジェスチャーで頑張って伝えた。
すると、そのまま行けとジェスチャーが返ってきた。
念のために「インチョンインターナショナルエアポート??」と聞くとコクリと頷いたので、そのまま電車に乗った。
あぁ、よかった。
思ったよりも早く電車に乗れたぞ。
あとは空港に着いて寝床探したらオールOK!!
カジノも勝てたしハッピーうれピー♪
ルンルン気分で電車に乗っていたんだけど、ふと路線図が気になった。
どうやら、今日は勘が冴えているらしい。
コレ、本当に空港に行くのかな??
路線図はドアの上に貼り付けられており、ハングル文字の下に小さく英語で書いてあるだけで読みにくかった。
今通った駅名と次の駅名をたどり、その先をずっと終点まで辿ってみた。
すると、そこには仁川国際空港の名前は無かった。
あるのは仁川駅。
え…オレが行きたいのは仁川国際空港なのに。。
To Be Continued →
Seven Luck Casino
住所: -ga, 646-1 Namdaemunno 5(o)-ga, Jung-gu, Seoul, 大韓民国
Day1200-3 韓国ラスト勝負!!4日間のカジノの結果は…!?
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。
コメントを残す