Day145 魔法部屋に潜入〜ルネサンス期のトリックアート〜

Day145 2014.4.2 ローマ８日目　

早速、昨日ハライさんに教えてもらったトリックアートのある秘密の部屋に行ってみるコトにしよう。

『開館時間が16:00〜だから気を付けてね。こっちの教会とかってシエスタの関係もあって、開くの遅かったりするから。』

そんなコト言ってたから、ゆっくり行くか。。

のんびり仕度を済ませて、ジェズ教会へ向かった。

ヴェネツィア広場から歩いてすぐ到着。

しかし、今日の目的はジェズ教会自体では無い…

ヴェネツィア広場のすぐ近く。

一見何の変哲も無い古い屋敷。

その一室からは毎夜毎晩、少女の悲鳴にも似た叫び声が聞こえるとか聞こえないとか…省略！

えっと、ジェズ教会の隣の何の変哲も無い建物の中にある一室が本日の目的地。

その一室がとんでもない魔法空間だとか。

そこに行くためには、３つの条件を満たさないといけないらしい…

その条件というのがコチラ。

まず１つ目は“場所”の条件。

コレは、おそらくクリア。

ジェズ教会の隣の建物。

これを知らないコトには入りようが無いからね。

２つ目が“時間”の条件。

16:00〜開館という普通じゃあんまり無いようなスタートの遅さ。

早い時間が苦手な俺としては助かるけども。

３つ目が建物に入るための呪文。

魔法の言葉、キーワードが必要なのだ。

これも教えてもらった。

『らせん階段』　『カブト虫』　『廃墟の街』　『イチジクのタルト』　『カブト虫』
『ドロローサへの道』　『カブト虫』　『特異点』　『ジョット』　『天使（エンジェル）』
『紫陽花』　『カブト虫』　『特異点』　『秘密の皇帝』

この14の言葉を門番に唱えれば…

っていうのはジョーダンです。

天国へ行ってしまいますね。

『スタンツォ　ディ　アンドレア　ポッツォ』

この呪文を門番の前で唱えれば、扉は開かれるハズ…

ふむふむ、この緑のドアから中に入ればイイんだな。

確かに修道院っぽい人がいるわ。

てか、扉開けっぴろげー！

何だか、雰囲気が無いなぁ。。

本日のお目当てを見る前にジェズ教会自体にもトリックアートがあるというコトなので、そっちから見てみるコトにしよう。

こっちのがショボいらしいから。

おぉ、思ってたよりもしっかりとした作りの教会だ…！

ウワサのトリックアートは天井画としてあった。

天井に描かれた絵は一見、普通の絵に見えるが、これが、後ろを向いて鏡を通してみると…

まるで、天に昇っていくように立体的に見える…!!

こっちも十分スゴいじゃないか！

教会内を一周して見て回って、満足。

さて、そろそろ例の魔法部屋に行きますか！

教会を一旦出て、隣の建物に……

あれ…扉が閉まってる。。

緑の扉が…

そうか、俺を試すためにわざわざ閉めてくれたんだ。

ちゃんとノックしてもしも〜し！ってやって、呪文唱えないとね。

トントントン

……………………………

トントントン

……………………………

ドンドンドン

……………………………

あ、あれ…お、おかぴ〜なぁ。。

16:00は過ぎてる。

時の条件は満たしてるハズなんだけどなぁ。。

教会の中の売店の人に聞いてみるか。

「スイませェん。『スタンツォ　ディ　アンドレア　ポッツォ』」

あ、呪文使っちゃった…！

ジロリとこちらを見て、石像のような老人がこちらを見る。

もう１回呪文唱えてみるか。

『スタンツォ　ディ　アンドレア　ポッツォ』

すると老人はブツブツと何か唱えて、紙にペンを走らせた。

お、新しいアイテム追加か？？

老人は紙をこちらに渡してきた。

そこには、こう書かれていた。

『TODAY 16:00〜18:00』

ん……？？

時計を見る。

18:10。

え、これって閉まってるってコト？？

「CLOSE？？」

コクリ…老人は静かに頷いた。

「ちょっとだけでも見たいんですけど。」

老人は静かに首を横に振った。

【ミッション失敗】

HEEEEYYYYあァァァんまりだァァァァ……!!!!

16:00〜18:00って２時間だけ？？

イタリア仕事しなさ過ぎだろぉぉぉ!!!!

ジェズ教会に長居し過ぎたか…

明日また出直そう。。

さて、今日はこれまた昨日教えてもらったトラステヴェレに路上しに行くコトにしますか。。

８番のトラムに乗って川を渡って、飲み屋街へ。

おぉ、イイ感じに人がたくさんいるし、地元の人がいっぱい。

路上開始。。

道幅も広くなくて、声が響くしやりやすい！

歩く人とも近いからコインが入りやすい。

こういう所探してたんだよな…！

程よく酔って上機嫌になった人たちと会話しながら良い感じで出来た。

Kさんも来てくれて、楽しくやるコトが出来た。

Kさんが持ってきてくれたワインで１杯やりながら、本日は終了。

To Be Continued →