Day1052 【祝福しろ】ウクライナの宿で財布盗られたぞ…

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Day1052 2016.9.25 キエフ2日目


昼頃に起きて、着替えようとしたら異変に気付いた。

あれ…ジーンズが軽い。。

お尻のポケットに入れておいた財布が…無い。。

昨日、どこか別の場所に入れたっけ…

上着のポケットやカバンの中を探しても見当たらない。

おかしい…おかしいぞ。。

昨日、酔っ払ってないし覚えてないような行動は取ってない。

他の物は!?

パスポート…

デビットカード…

良かった…大丈夫だ。

いや、待てよ。。

無い!!

パスポートと一緒のポケットに入れておいた現金が無い!!

しかも、昨日の夜中に下ろしたばっかりの1400フリブニャ(約5,474円)が無い!!

となると完全に盗まれた…!!

他の貴重品は!?

カメラ…

パソコン…

外貨の入ったポーチ…

コレらは大丈夫だった。

バックパックとギターとベッドとワイヤーロックでカギをしていたから盗られなかったみたいだ。

まじかよ…ヤラれた。。

久々にヤラれたよ。。

しかも、宿の中で。

オレが宿に居る時に。。

まじで情けねぇ。。

また性懲りも無く、こんな被害に合うなんて。

ベラルーシに居る時にユーリャが「ベラルーシ人は人の物を絶対に盗らないから。」って言ってて、実際にユーリャがバーに携帯を忘れた時もちゃんと保管してくれてあったし、油断してたのかな。

それに、ココはもうウクライナだ。

まさか脱いだジーンズの中から盗って行くなんて…

それに部屋は12人ドミトリー。

8人居たし、起きている人も3人居た。

まさか、そんな状況で盗みを働くなんて。。

被害は1400フリブニャ(約5,474円)とバス問題で謎にカード切らされて返金させられた25BYN(約1,264円)。

それと13歳の時だったかな…

離婚したての母親がクリスマスに枕元にプレゼントとして置いてくれた革の財布。

もうかれこれ15年は使っている代物。

アメリカドルのクォーターがコンチョになっていて、長年使い込んだコトによって、かなり渋いツヤが出てる愛着のある財布だった。

現金なんてくれてやるから、せめて財布だけは返してくれよな。。

ドミを見渡すと既にチェックアウトしてる人が何人か。

今、残ってる人の中に犯人が居る可能性は少ないよな。。

あぁ…まじで何だよ、もう!!

無駄だと分かっているけど、スタッフに言いに行こう。

いや、待てよ。。

昨日、オレを銀行のATMまで連れて行ったヤツが犯人かも知れん。。

そもそも、スタッフの態度がクソ過ぎる。

内部の犯行の可能性もある。

ココは冷静なフリをして、警察を呼ぶと言って、どういう反応をするか見てみよう。

スタッフは英語が話せないから、ウクライナ語に翻訳して、財布を盗られたコト、警察を呼ぶコトについてメモを取った。

別の棟にあるスタッフの部屋へ向かった。

階段を登り、ドアを開けると昨日受付をした女ボスが料理をしていた。

先ほど翻訳したメモを見せると顔が強張った。

その周りには昨日ATMに連れて行った若者、他に3人の男たち。

コイツらが犯人の可能性もある。。

様子を伺った。

女ボスが何かを言っている。

かろうじて分かったのは”ポリシヤ”という単語だった。

警察。

すると若者たちが群がってきた。

どういう対応してくる??と気構えていたが、拍子抜けしたコトに親身に色々と質問をしてきて、行くぞ!!とジェスチャーで示してドミトリーへ行くコトになった。

ドミトリーに残っていた人に事情を説明し、誰か怪しいヤツは居なかったか??と聞いている。

おそらく、オレのベッドの上に寝ていたヤツだろうというコトで話は落ち着いた。

昨日1泊だけしかしてないのも怪しいというコトだった。

また別の棟に戻り、話の続きをしていると女ボスが不機嫌そうな顔でコチラに近づいてきた。

ロシア語かウクライナ語で言っているので、理解できない。

また別のおじさんが間に入ってきた。

「スペイン語かイタリア語は話せるか??」と言うので話せると答えた。

スペイン語とイタリア語は似てるから大丈夫!!と言って彼はイタリア語しか話せなかったけれど、何とかコミュニケーションは取れた。

彼の通訳によると女ボスは「もう12:00を過ぎているから、今日の分を払わないなら出て行くかお金払うかどっちかにしろ。」とのコトだった。

唖然。

ビックリを通り越して、唖然。

言葉も出なかった。

どう考えたら、このトラブルの渦中、金払えって話が出来るんだ??

こいつ、ヤッたな。。

もう2泊予約していたコトもあったし、シングルルームに変えると言って金を払うコトにした。

ムカついたし。

もしかしたら、後になって財布だけは出てきたって言うかもしれない…という少ない可能性にかけるコトにした。

「とりあえず、財布だけは見つかるかもしれないから、警察には明日言いに行くよ。」と伝えて、銀行に行ってお金をおろした。

あと3,000円しか無いのかよ…

あるだけのお金をおろして宿に戻って今日の宿泊代188フリブニャ(約735円)を支払った。

シングルルームに入って、落ち着こうと思った…

けど、落ち着けるワケないだろ!!

サンダルを壁に投げつけた。

いかんいかん…

観光にでも行って気分転換しよう。。

支度をして外へ出た。

左後ろのポケットがスカスカしているコトに違和感を感じる。

いつも財布が入っている場所だ。。

とりあえず、2kmほど先にあるゴールデンゲートという場所に向かうコトにした。

途中に見えてきた教会、聖ウラジーミル大聖堂

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中に入るとミサが行われていた。

歌うように祝詞をあげる神父たち。

この不運を…

いや、罪を行った者たちを浄化してくれたまえ。。

あまり長く居られる気にならなかったので、すぐに出た。

オペラ座が見えてきた。

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その先にゴールデンゲートが現れた。

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img_2765

でも、全然観光する気になれない。

今日シングルルームと言えども、あんなスタッフじゃ信用出来ない。

すぐに帰るコトにした。

この1時間の間に、パソコンやカメラまで盗まれたらシャレにならん。

気が狂うぞ。

もう今日は帰ってヤケ酒だ。

生放送しながらヤケ酒。

確定。

日本とウクライナの時差は6時間

18:00に帰れば日本の0:00。

見てくれる人も居るだろう。

ビールを買い込んで部屋に戻った。

荷物をチェックして、何も撮られていないコトを確認して、ホッとため息をついた。

生放送で色んな人とコミュニケーションを取れて、安心した。

ヤケ酒の割には飲む量が少なかったけど、タップリ酔っ払いました。

いつも、みんなに支えてもらってるおかげで生きられてます!!

ありがとーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

To Be Continued →

宿代…188フリブニャ
ビール…15フリブニャ
ケバブ…56フリブニャ
スーパー…70フリブニャ
合計…329(約1,286円)

聖ウラジーミル大聖堂



住所: Tarasa Shevchenko Blvd, 20, Kiev, ウクライナ 02000
HP: katedral.org.ua
電話: +380 44 235 5385
開館時間: 月〜土7:00〜19:30、日6:30〜20:00

国立オペラ劇場:National Opera of Ukraine



住所: Volodymyrska St, 50, Kiev, ウクライナ 01034
HP: opera.com.ua
電話: +380 44 234 7165

Golden Gate



住所: Volodymyrska St, 40А, Kiev, ウクライナ 01034
電話: +380 63 688 4113
開館時間: 月〜火10:00〜17:00、水〜日10:00〜18:00

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