Day1042-2 ミンスク到着5分で警察に捕まったと思ったら美女からのキス!!

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Day1042 2016.9.15 ビリニュス8日目〜ミンスク


ビリニュスからバスで出発し、特に問題も無いまま国境へ。

ヨーロッパ内でのパスポートコントロールというのは空港でヨーロッパ圏外から飛んできた場合以外は存在しないので陸路でのパスポートコントロールは久しぶりだ。

ベラルーシとの国境に差し掛かり、リトアニア側の出国では国境警察がバスに乗り込んでパスポートを回収するという形だったので、特に何もせずバスで待っていた。

しばらくして、パスポートの束を抱えた国境警察がやって来て、それぞれにパスポートを返却した。

バスが動き出し、次はベラルーシ側のパスポートコントロールへ向かいだした。

リトアニア出国のスタンプをパスポートを開いて探すのだが、見当たらない。

これ…大丈夫なのか……??

シェンゲン協定的にも。。

シェンゲン協定というのは、ヨーロッパ圏内であれば、パスポートのチェック無しに最大90日間滞在できるというもの。

365日の最大180日間。

確か2013年に改定されて、いかなる180日の内の90日しか滞在できないという曖昧な表現に代わり、厳しいものになった。

しかし、コレを解釈できるのは国境管理官といえ、誰もいないだろう。

出国スタンプが無いコトに不安を感じていたけれど、バスはベラルーシ側のパスポートコントロールへと向かっていく。

バスを降りて、バックパックを引きずり、入国管理の建物へ。

謎の待ち時間の後、1人ずつ審査が始まった。

こちとら、しっかり観光ビザを取得してある。

何も問題は無い。

入国管理官は、まじまじとパスポートを眺め、ビザの部分を中心にパスポートを凝視している。

きっとリトアニア出国のスタンプが無いコトに疑念を抱いているのだろう。。

何とか通過させてくれ。。

そうすれば、どうにでもなる…!!

5分ほどの時間が経っただろうか…ようやくバスンッというスタンプが押される音が聞こえた。

そのまま荷物のチェックに移った。

カバンを広げ、中身をチェックしていく。

怪しいモノは何も無い。

どうぞ、勝手に調べてくれ。

ココはもうベラルーシ。

英語が使えなくなったようだ。

何か言っているけど、理解できないのでジェスチャーで促されるまま、荷物を広げた。

素直に従って荷物を見せると、行ってよしとジェスチャーでOKをもらった。

安堵の気持ちでバスに戻り、再びミンスクへ向かって走り出した。

ちょうど日付を跨ぐ頃にミンスクの街に到着した。

ヨーロッパの北朝鮮という異名を持つベラルーシ。

一体、どんな街なんだろう…と好奇心と不安を抱きながらバスターミナルからホステルへ向かって歩き出したんだけど、想像以上に都会だった。

img_4430

重い荷物を引きずり、あらかじめiPhoneのグーグルマップで検索しておいた経路で宿に向かい始めたのだけれど、通りを渡る横断歩道が見当たらない。

本来曲がるべき所から、すでに2本3本と通り過ぎてしまっている。

6車線の道路だけれど、幸い夜中なので交通量は少ない。

このまま横断できそうだなと思い、道路を渡った。

道路を渡り、マップを見ながら歩いていると、何やら近づいてくる影がある。

あの動き方…完全にマークされている。

クルッと向きを変え、違う経路で宿に向かおうと瞬時に判断し、できる限りの早足で歩いた。

ココで走ったらアウトだ。

なるべく早足で追いつかれないぐらいで歩き、気付いていませんよという風に装おうのがベスト。

しかし、500mほど移動した所で捕まってしまった。

何を言っているかは分からない。

ただ、その風貌を見れば分かる。

なぜなら、相手は制服に身を包んだ警官だったからだ。

「ドキュメント!!」

こうなったら、抵抗したら最後。

素直に従うしかない。

パスポートを出すとサッと手から奪い取り、足早に今来た道を戻っていった。

抵抗せず、おとなしく付いていくとパトカーに乗るように促された。

ミンスク到着5分で逮捕か。。

車内にはもう1人警官がいた。

その警官はスマホでパズルゲームをやっていたので、あぁヒマつぶしだな…と察した。

彼らが何を言っているか分からなかったが、どうやら横断歩道以外を渡ったのがマズかったらしい。

思い当たる節は…あるな。

とりあえず、分からないフリ…というか言語が分からないので、困った様子を前面に押し出し、話を聞いていたが、これからポリスに行くというコトを言われて、謝罪方面に切り替えるコトにした。

「ソーリー、ソーリー。」とアホな旅行者を全力で演じた。

警官2人はベラルーシ語かロシア語でコチラをバカにしたような内容を話しているが、どうぞ好きにしてくれ。

パスポートをしげしげと眺め、いろいろと質問をされたが、適当に答えた。

答えた所で相手は理解しないのだけれど。

「ソーリーソーリー??ホワットソーリー??ゴー、ホーム!!」

おぉ、行ってよしのサインが出た。

罰金や警察行きにならなくて良かった。

車内から降りるとパトカーはすぐに走り出した。

img_4431

20分以上、ヤツらのヒマ潰しに付き合ったのか。。

移動で疲れてるってのに、カンベンしてくれよ。

でも、ベラルーシは意外と厳しいのかもな。。

気を付けよ。。

だいぶ時間を食ってしまい、宿に着いた時にはもう深夜だった。

チェックインを済ませ、荷物を置いてビリニュスで買っておいたウォッカを飲もうとしたら、騒いでいた若者たちに絡まれた。

「一緒に飲もうぜ!!ウヒョー!!ジャッキーチェンか??」

「ジャッキーチェンじゃあねぇよ。日本人だからな!飲むもんなら持ってきてるから大丈夫だよ!」

「日本??日本から来たのか??一緒に飲もうぜ!!パンもウィンナーもあるぜ!!ウェーイ!!!!」

「じゃあ、ちょっとだけな。」

そう言って、彼らの輪に入ると女のコが2人やって来た。

「日本から来たんだってよ!!一緒に飲もうぜ!!」

「今日、このコのバースデーなの!」

「バースデー??そりゃ、飲まないワケにはいかないな!!リトアニアからウォッカ持ってきたぜ!!」

そこから飲み始めて、気付けば仲良くなってた。

不思議なもんだな。

心を開けば、すぐに仲良くなれる。

それにお酒のおかげってのもあるけど!!

img_4436

みんな19歳とか20歳。

若い!!

「コレ食えよ!!待て待て、パンに挟んでマヨネーズたっぷりな!!はっはっは!!!!」

そう言ってパンに挟んだウィンナーに大量のマヨネーズをかけてくる。

もちろん、大量すぎてマヨネーズは垂れてしまう。

そういうコトか…

img_4434

悪いけど、オレも下ネタ大好きだぜ!!!!

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そっからは飲めや踊れやのバースデーパーティー!!

1人だけ英語が話せたけど、あとは片言の英語とロシア語。

スラングを言わされたり、教えたりで盛り上がって、最高のパーティーになった。

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2:30を過ぎた頃に「そろそろ行かなきゃ…」と言い出し、片付け始めたんだけど、どうやらココの宿泊客では無い様子。

どういうコトなんだろう??

謎。

「え、帰るの??」なんて言って、頭の中にハテナマークいっぱいになってたら、突然金髪のダーニャからキスされてしまった。

あまりにも突然のコトで、呆気に取られていたんだけど…

こ、コレは事故…

そう事故!!

女性読者の皆さん安心してください!!コレは事故ですから!!!!

ミンスク到着早々5分で捕まったり、可愛いコにキスされたり…

ベラルーシ…なんなんだこのツンデレ具合は!!

すでにベラルーシの魅力にハマってしまいそうだ。。

To Be Continued →

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