Day1049 2016.9.22 ミンスク8日目
東のロシア国境付近の街ビチェブスクに行き、西のポーランド国境付近の街グロドノへ行ったら、次はミールとネスヴィジへ行くぜ!!
ミールとネスヴィジにはそれぞれお城があり、見どころだとのコト。
48時間のトランジットビザの人もミール城へは行ったコトのある人も多いと聞く。
今日はそんな街に行ってみたいと思う。
ただ今日は1人での旅行!!
今までユーリャとアレックスが居たから快適にあっちこっち行けたけど、1人となると心細い以上に”言語の壁”が存在する。
本当に英語が通じず、ロシア語でしか意思疎通が出来ないというのは本当に不便だ。
これまで3年近く旅してきたけれど、ロシア語圏はなかなかハードなんだよな。。
アレックスの手助けで予約してくれたマルトルーシュカに乗り込み、まずはミールへ。
ミールまでは約1時間。
あっという間に到着した。
小雨が降っていたけれど、到着と共に晴れてくれたのはラッキーだった。
運転手が気を利かせてくれてミール城の目の前で降ろしてくれた。
目の前にはミール城が、どっしりと構えていた。
ミール城は15〜16世紀に建てられ、第二次世界大戦中はドイツ軍によりゲットーとして使用された歴史もある。
ミール城の建物内部には博物館があるんだけど、あまり面白くないし、時間をかけるならネスヴィジ城の方だよと色んな人に言われたので、今回は中庭と周辺のみ散策。
中庭は無料で入れます。
ちなみに博物館への入場料はこんな感じ。
お城の周りも散策。
裏手には教会も。
中はこじんまり。
この辺でミール城を切り上げてネスヴィジ城へ向かうコトに。
ネスヴィジからミンスクへ帰るマルトルーシュカは予約してあるんだけど、問題はミールからネスヴィジへの移動手段。
この辺りはバスもあるかどうか分からない場所で、何とかして2時間以内に30km先のネスヴィジに辿り着く方法を見つけないと今日中にミンスクへ帰れないのだ。
とりあえず、ミール城を後にしてバスターミナルらしき場所へ向かう。
10分ほどでバスターミナルに到着。
しかし、バスの姿もマルトルーシュカの姿も見当たらない。
コレは困った。。
近くにあった教会なんかを見ながら脳内会議。
全然バスとか居ないんだけど、どうしよう。。
最終手段はタクシーか??
タクシーなら1,000円くらいで行けるっぽいし…
てか、そのタクシーも見当たらない。。
マジでどうしよう。。
すると1台のバスがやって来た。
バスに駆け寄って運転手にネスヴィジまで行きたい旨を伝えるとネスヴィジ行きのバスは無ぇよ!!と怒鳴られた。
ロシア語圏の人、すぐキレる。
どうするかなぁ。。
そうだ、ミール城まで戻って何か情報をゲットしよう。
すぐにミール城まで戻ってスタッフに聞いてみた。
「すみません、ネスヴィジまで行きたいんですけど。」
「ダーダーダーニーイェ!!」
だめだ…英語がロクに通じねぇ…
門の外では雨が降ってきていた。
どうしよう。。
幸い、少し英語を話せる人がやって来たので、助けを求めた。
しかし、返ってきた内容は良いものではなかった。
バスターミナルに行って聞いてみたら??
それは既にした。
あとはタクシーかしら。でも、タクシーの電話番号分からないから向かいのカフェで聞いてというものだった。
まったく役に立たなかった。
向かいのカフェに入り、ネスヴィジまで行きたいんだけど、何か情報は無いか尋ねてみた。
するとカウンターに座っていたお兄ちゃんがスマホで調べたり電話をかけてくれた。
電話を切った後、紙に18:45と書いた。
18:45発のバスがミールからあるらしい。
18:45て…
ネスヴィジ城閉館するし、19:00に予約したマルトルーシュカにも間に合わん!!
残念ながら、それじゃ間に合わないんだと伝えるとお兄ちゃんは席を立ち、こう言った。
「オートストップはやったコトあるか??」
その右手の親指は天を指していた。
まさか…
お兄ちゃんに行くぞ!!と促されて外へ出ると、案の定お兄ちゃんは通る車に対して親指を立て始めた。
まじか…ココでまさかのヒッチハイク!!
思い返せばドイツのノイシュバンシュタイン城に行った時もヒッチハイクだったな。
全然、車が走ってない田舎道。
数少ない車も無残にも通り過ぎていく。
20分ほど経って諦めてタクシー呼ぶよ…と言いかけたところで1台の車が止まった。
お兄ちゃんがドライバーと交渉している。
「ネスヴィジの近くまで行ってくれるってよ!!ただ、10だ。10BYN(約502円)を彼に渡してくれ。大丈夫か??」
10BYN(約502円)か…まぁ、タクシーの半額以下だ。
コレで行くのが最善だろう。
「OK、コレで行くよ!!」
「よし、気を付けてな!!」
「本当にありがとう!!」
真っ赤なMATSUDAに乗り込み、ミールを出発した。
ドライバーにお金を渡すと5BYN(約251円)だけ受け取った。
良く分からなかったが、お兄ちゃんの通訳ミスだったのかな??
まぁ、マルトルーシュカと同じ金額だったら、こちらとしては問題ない。
グングンとスピードを上げて走った。
車はマツダ。
スマホはソニー。
かかっている曲はTSUNAMI。
どんだけ日本びいきなんだ、この人。
ただ、オレがiPhone使ってるのに対して、どうして日本製じゃないんだ…とガッカリしていた。
マツダのRX-7カッコイイよね!!という話題に対しても、ハテナマークでボソッと「この国にはRX-3かRX-5しかないんだ。。」と言っていて、どうにも噛み合えなかった。
途中、ガソリンスタンドに寄った時になぜか0.05BYN(約2円)を返してくれた。
よく分からないけど、受け取っておいた。
ネスヴィジ城の手前3kmの場所で降ろされるコトになった。
結局、ここから1時間近く歩くんかい!!と思ったけれど、30kmが3kmに減ったなら楽勝だ。
歩こう。
意外にもカラフルな建物が並んでおり、飽きずに歩けた。
そんな中、一際目をひく教会が。。
緑!!
海外の身体に悪そうなケーキにありそうな色!!
どうした、何があった!?
ナメック星の教会か!?
ひとまず、中に入ってみるコトに。
中は普通。
最近、外壁塗り直したっぽい。
グーグルマップの写真見たら、違う色で出てきたから。
でも、どうしてこの色にしたんだ。。
ネスヴィジ城を目指す道中の寄り道。
ベラルーシ、教会いっぱいだなぁ。
教会の脇道を入ると漸くネスヴィジ城の敷地に到着したようだった。
水辺を進み、ようやくネスヴィジ城到着。
入場料は13BYN(約653円)。
中の博物館へも入ってみるコトにした。
入場料に含まれており、靴にカバーをして建物に入った。
豪華絢爛な建物。
アレックスやユーリャと来れたら、もっと得られるモノがあったんだろうな。
気付かない間に外は雨が降り出していた。
少し雨宿り。
これ、着れるみたい。
雨が弱くなったのを見計らって外に出た。
なかなか見応えのある場所だったな。
ミール城とネスヴィジ城だったら、ネスヴィジ城に時間とお金をかけるのが正解だよって言ってた人たちの言葉が理解できた。
さて、あとはミンスクへのマルトルーシュカの出発場所を探すだけだ。
予約した時に曖昧な場所しか教えてもらえなくて、確かな場所というのが分からない。
バスターミナルがあったので、そこへ向かってみるコトにしたんだけど、また教会みたいなのを見つけたので寄ってみるコトに。
なにやら入場料がかかるらしく、正味観光はお腹いっぱいだったので、中に入るのはやめてマルトルーシュカの場所について聞くと目の前の建物だという。
コレはラッキー!!
ただ、確実ではないので、一応バスターミナルへ行ってみるコトにした。
バスターミナルの窓口でマルトルーシュカについて聞いてみた。
「ココはバスターミナルよ!!バス乗りなさい!!バス!!」
そう強気に言うおばちゃんに連れられてバス乗り場へ。
ミンスク行きのバス、あるそうです。
時間は2時間ちょっとかかるみたい。
値段は不明です。
というコトで、きっとさっきの場所だろうと少し休憩を挟んで戻ってみた。
アレックスが心配して電話をかけてくれて事情を話し、近くにいた女のコに電話を変わってもらった。
どうやら、その女のコも同じマルトルーシュカでミンスクに向かうとのコトで一安心。
無事にミンスクに帰れそうだ。
予定時間通りにマルトルーシュカがやってきて乗り込んだ。
約1時間後の20:00過ぎにはミンスクに到着。
そうだ、今日何も食べてなかったから、この前行ったLidoにリベンジしに行くか。
ユーリャもオススメしてたし、きっと前回失敗しただけだ。
でも、この前とは別の店舗に行くコトにした。
前回の店舗とすぐ近くにあるんだけど、こちらの方が小さいようで料理の種類が少なかった。
ユーリャがジャガイモのパンケーキと豚肉をオススメしていたので、今回は素直に従ってそれらを頼んだ。
確かに牛肉より豚肉の方が美味い。
現地の人の言うコトは聞くもんだな。
パンケーキはそこそこって感じだったけど。
ダークビールも美味いってコトで注文。
何か薬っぽい味がして、イマイチ。。
ん〜最近、黒ビール運悪いなぁ。。
お腹を満たしたら宿へ。
あぁ、コレで明日が実質ベラルーシ最終日かぁ。。
本当にあっという間だったなぁ。
10日間のビザじゃ全然足りないよ!!
もっとベラルーシで過ごせたらイイのになぁ。。
To Be Continued →
マルシュルートカ(ミンスク〜ミール)…5ルーブル
マルシュルートカ(ネスヴィジ〜ミンスク)…6ルーブル
ヒッチハイク27km…4.95ルーブル
トイレ…0.5ルーブル
ネスヴィジ城入場料…13ルーブル(学割6.5ルーブル
晩ゴハン…12.44ルーブル
ビール…7.29ルーブル
電車×2…1.1ルーブル
合計…43.78BYN(約2,200円)
ミール地方の城と関連建物群
住所: Čyrvonaarmiejskaja vulica 2, Mir 231444 ベラルーシ
HP: mirzamak.by
電話: +375 1596 28-270
開館時間: 10:00〜18:00
ネスヴィジ城
住所: Niasviž, ベラルーシ
HP: niasvizh.by
電話: +375 1770 51-367
開館時間: 9:30〜18:30
Lido
住所: Praspiekt Niezaliežnasci 49/1, Minsk, ベラルーシ
HP: lido.by
電話: +375 17 284-82-08
営業時間: 月〜金8:00〜23:00、土日11:00〜23:00
Day1049 ミール城とネスヴィジ城へ1日観光!!
2013年11月から3万円とギターを持って世界一周の旅へ!!路上演奏とアイデアで稼ぎながらサバイバル!!知識と技術で生きていく!!をモットーに活動中!!
メディア出演や執筆のお仕事はコンタクトからご連絡ください!
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